講演情報 Feed

2017年3月27日 (月)

 

 2016年11月17~18日に行われた身体障害者リハビリテーション研究集会2016で、講演、シンポジストの役を務めさせていただきました。この研究集会は、全国身体障害者更生施設長会、全国身体障害者更生相談所長協議会、国立障害者リハビリテーションセンターが主催し、毎年行われているもので、全国の障害者支援施設、身体障害者更生相談所に勤務する方々が主たる参加者になります。

 「障害受容再考」というタイトルにて講演させて頂くとともに、その後に時間に行われた「旧更生施設の今後の在り方を探る~めざすべき独自性とは~」というタイトルのシンポジウムにてシンポジストも務めさせていただきました。

 実は作業療法士養成校を卒業後、10年近く身体障害者更生相談所に勤めいていたことがあり、なつかしく思い出すとともに、当時と現状の異なりを痛感する機会となりました。時代の流れが介護保険制度主流となり、2号被保険者が対象となる(旧)更生援護施設において利用者獲得の難しさがあり、それをどのように克服していったらよいか、といった点が中心となる話題でした。

 旧来の中央集権的施設入所の体制から地域点在型へのシフトが必要ではないか、あるいは、(旧)更生援護施設で行われる生活訓練のノウハウを、もっと、他施設に伝達し、連携強化を図っていくべきではないか等、様々なディスカッションが行われました。

 

 

 

 

 

2016年10月26日 (水)

 2016年10月1日(土)、14時から16時30分、石川県リハビリテーションセンター 4階大研修室にて講演をさせていただきました。石川県内でリハビリテーションにかかわるPT、ST、OT、50程度の皆様が参加なさっていました。

 それにしても2時間30分も人の話を聴くのは苦痛以外の何ものでもないです。そういうわけで私の話は1時間15分程度、残りの時間はグループワークを行いました。グループワークの課題は2つ、①対象者の「障害受容」が難しいと感じた経験について、②対象者のよりよい暮らしのためにどのようなサポートするとよいと思うかでした。最後に各グループに発表をしていただきましたが、信頼関係づくり、チームアプローチ、患者会・ピアサポートの紹介など、経験を踏まえたいろいろなアイデアを共有しました。グループワークがよかったという感想が多かったです。おそらく忙しい臨床ではこのようなテーマでじっくり療法士としての経験をシェアしあう時間がないのではないでしょうか。そういう時間を持てると臨床の活力につながるのではないかと感じた時間でもありました。

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2016年7月 1日 (金)

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 2016年6月29日、立教大学(新座キャンパス)で「障害受容について考える」というテーマで講演をさせて頂きました。 

 堀越喜晴先生*の担当なさっている障害学入門という講義でお話しをさせて頂きました。

 「障害受容」という言葉への違和感から出発した私自身の足取りは、私を形成する重要な要因になりました。そうした経験をお話しすることで、障害学という視点が、自分事として考えるきっかけになるものだということが学生さんに少しでも伝わったら嬉しいなと思います。

*堀越喜晴 (ほりこしよしはる)
所属団体 日本キリスト教文学会、C.S.ルイス協会、「言語と文学」研究会
職位:明治大学政治経済学部講師、立教大学講師、相模女子大講師 専攻:言語学・キリスト教文学