作業療法科学領域(地域作業療法の開発)へようこそ

 地域に根差した作業療法の特徴は、地域で生活を行う人のその人らしさ(実存)を支えることにあると思います。作業の観点からみると、地域にある作業活動は、活動の場、人、物品などなど、大変多様で、魅力的です。その人らしさ(実存)を支えるには十分な資源が備わっているところが地域です。そして、場をつなぎ、人をつなぎ、作業をつなぎ、地域をその人を支える生きた場として創り出すことは今後の作業療法の重要な仕事になります。

 地域で生活する人を支援しつつ、その発想や過程、成果を研究のかたちにまとめてみませんか。実践は、一瞬一瞬が勝負です。しかし研究を行い、実践を記述し、効果を確かめ、その普遍的な意義を明らかにすることで、個人の実践は、さらに多くの作業療法士の潜在可能性の開花を助け、また時間を超え、可能性を提供することに繋がります。

 ぜひ、大学院の門戸を叩いてみてください。