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2015年12月21日 (月)

言語聴覚学科教員の研究紹介②(佐藤 順子教授)

言語聴覚学科教員の研究紹介、第二弾は佐藤順子教授です。

佐藤教授は、学部生だけでなく大学院でも教鞭をとっていらっしゃいます。

豊富な臨床経験をお持ちです。ぜひ臨床で感じた疑問をテーマに、大学院で一緒に学びませんか?

それでは、佐藤教授が行っている研究を紹介します。

大学病院の精神科及び単科の精神病院で20年余り臨床を行ってきました。研究のテーマは高次脳機能障害と認知症です。20年前には、脳卒中や頭部外傷などの後遺症に対するリハビリテーションが主な仕事でしたが、最近はアルツハイマー型認知症を始めとする多様な認知症者の鑑別診断のための認知機能検査やリハビリテーションが主体となってきました。単科の精神病院では、他の施設に先駆けて平成9年から多職種による認知症の集団リハビリテーションを実践してきました。多様な高次脳機能障害者や認知症者に神経心理学的検査を用いて障害を詳細に解明し、根拠に基づいた援助の方法や効果について研究を行っています。また、認知症の予防教育やリハビリテーション、家族心理教育や精神症状に対する介入療法の効果に関する研究も行っています。

次回は、石津准教授の研究活動を紹介します。