« 1年生の講義風景 | メイン | 臨床実習Ⅱ 終了 »

2015年5月13日 (水)

【第一回】職場紹介リレー記事



こんにちは。

本日から2015年度の「職場紹介リレー記事」を始めていきたいと思います。
この記事は、当学科の卒業生に現在働いている職場を紹介してもらうものです。

記念すべき2015年度の第1回目は、「1期生の大下佳子さん」です。
昨今、医療機関で働くSTが多い中、大下さんは訪問リハビリで働いています。
全国でも訪問リハビリに従事しているSTは少なく、訪問リハビリの最前線で働いている一人だと思います。
そのため、大下さんが訪問リハビリでどのように働いているのか興味深いところです。
今回は職場のことだけでなく、学生時代のことも語ってくれました。ぜひ読んでください。







私は(有)ふらむはぁとリハビリねっとでSTとして勤務している1期生の大下佳子です。
当社は、福井県小浜市を拠点に訪問看護、訪問リハビリ、通所介護などの介護保険サービスを提供しているほか、オーダーメイドのインソールを作製・販売するメディゲイト、管理栄養士が作る総菜屋、さらに英会話教室も行っています。
私は訪問リハビリに所属し、嶺南西部を中心に京都北部や滋賀県湖西地域まで担当しています。
対象は嚥下障害、失語症、高次脳機能障害、構音障害が多いです。
また、訪問リハビリだけでなく、市内の方を対象に介護予防教室で口腔体操指導をしたり、他施設で失語症の集団訓練も行ったりしています。

St_3

当社のSTは1人なので、共に学んだ友人に連絡を取って情報交換をしたり、一緒に研修会に参加したりしています。
また、言窓会やゼミ合宿など、先生方の貴重なお話を聞いたり、お互いの近況を語り合ったりすることで刺激を受け、また患者様のためにがんばろうとモチベーションがあがる大変有意義な機会があります。

学生時代を振り返ると、実際の場を想定した演習や、直接患者様と接する実践形式の勉強が今も強く印象に残っており、評価やアプローチを考えていく基礎を学ぶことができました。
ゼミでは、研究方法を学べるだけでなく、深く追求することで学べる楽しさや達成感も感じられました。
先生方に丁寧にご指導いただいたことや、就職活動の際に親身に相談に乗ってくださったことを本当に感謝しています。

訪問リハビリでは、患者様に対するアプローチだけでなく、在宅生活を支えるご家族やケアマネ、ヘルパーなど他職種との連携がとても大切です。
「来てくれるのを待っていたよ」「おかげで話しやすくなったよ」など患者様の笑顔を見たときや、他職種の方から頼られるときはとてもやりがいを感じます。
今後も、地域住民から信頼され、期待に応えられるような十分な支援が行えるよう、探究心や向上心を持って自己研鑽に励み、スタッフ間や地域と連携を取りながら質の高いサービス提供に努めていきたいです。

St_4





以上、「大下佳子さん」の記事でした。
次回は、大下さんが紹介してくれる方です。次は、誰のどんな記事か今から楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。