2020年6月17日 (水)

Zoomによる個別入試相談

先日、某高校さんから依頼がありました、Zoomによる個別入試相談の担当をしました。現地には入試広報の職員さんが赴き、事前に生徒さんとやり取りした上で、生徒さんが教員に質問をするという形式で30~40分対応しました。

 

以下のような資料などを現地で渡しながら教員が説明するため、訪問しての説明や来校(オープンキャンパス等)しての相談より、きめ細かな相談が出来たのではないかと思います。

 

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コロナウイルス感染予防のため様々な制約がありますが、新たな可能性を感じた取り組みでした。

  

                               社会福祉学科教員

2020年6月16日 (火)

チャレンジドショップわ(浜松市役所1F)の紹介

チャレンジドショップわは、浜松市役所1Fに常設されている、静岡県作業所連合会が運営するショップです。市役所本館を入っていくと、一番奥の突きあたりにあります。

パン、クッキー、小物など、加盟する福祉事業所の手作り商品を多数販売しています。

 

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コロナの影響で各福祉事業所の売り上げも落ちているようです。是非皆さんお立ち寄りください。

◆営業時間 月曜日~金曜日 9:30~16:00 

◆住所 〒430-0946 浜松市中区元城町103-2(浜松市役所1F)

 

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*写真はお店の方に許可を頂いて撮影しております。

*詳しくお知りになりたい方へ 

⇒「わ」のインスタグラムに飛びます https://www.instagram.com/npotcc/?hl=ja

 

                               社会福祉学科教員

2020年6月15日 (月)

6月15日から登校形式での授業開始

コロナ感染拡大に伴い、新学期の修業は4月20日から遠隔(Zoom)を中心に行われてきました。1年生は入学式後翌日から休校でしたので、とても不安だったと思います。

県内・市内のコロナ 収束状況に鑑み社会福祉学科では、5月201日から各学年週一回程度の通学(あとはZoom)、その後は登校日数を徐々に増やし、通学とZoomのハイブリット形式で授業の運用を開始しました。

健康管理や衛生管理、動線の確保の徹底を図りながら、6月15日から原則登校にての授業を行うことになりました。

 

本来でしたら入学、新学期開始時に見ることができた駐車場の桜の写真をあげておきます。

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来年は満開の桜を一緒に見ることができるといいですね。様々な制限や制約がある中での、登校形式での授業開始ですが、共に頑張っていきましょう。

 

                               社会福祉学科教員

2020年6月 5日 (金)

社会福祉に関する映画について②「私は、ダニエル・ブレイク(I,Daniel Blake)」

社会福祉学科の佐々木です。

今回は社会福祉に関する映画紹介の2回目です。

前回紹介したジム・ローチ監督の父親である、名匠ケン・ローチがカンヌ映画パルムドール(最高賞)を受賞した作品です。

 

「私は、ダニエル・ブレイク(I,Daniel Blake)」 ケン・ローチ監督 2016年イギリス

 

ストーリー

58歳のダニエル・ブレイクは大工の仕事をしています。妻に先立たれた後は一人生活を続けてきました。あるとき、心臓疾患があることが分かり、医師から働くことを止められてしまい途方に暮れます。そんな時、シングルマザーのケイティと出会いました。ダニエルは苦難の中に生きているケイティと二人の子どもを助けたことから深い交流が始まります。働くことを止められているダニエルは、国から援助を求めようとしますが、オンライン中心の複雑な申請制度と、厳しい受給要件で支援が受けられない状態が続きます。

ダニエルやケイティたちを待ち受けるものは・・・。

 

映画の背景

イギリスでは、2010年から緊急財政政策をとり、福祉、医療、教育への財政投資の大幅削減をおこなっています。各地に貧困者向けのフードバングができ、ホームレスが増えていきます。現実にダニエルのように疾患で働けず生活困窮になっても支援が受けられない方がいるとされています。

 

映画は、まるでドキュメンタリーのように進行していきます。

ダニエルに起こる理不尽な体験が、映画を観ている側をもその体験に巻き込むような臨場感で展開していきます。

興味のある方は是非ご覧ください。

 

                              文責 佐々木 

2020年5月29日 (金)

社会福祉に関する映画について①「オレンジと太陽」

社会福祉学科の佐々木です。私は部類の映画好きで、洋の東西を問わず様々な作品を観てきました。その中には、私の仕事である社会福祉に関することも出てきます。特にヨーロッパ、アメリカでは数多くの社会福祉に関連する作品があります。日本でも少しずつですが増えています。

今回から、社会福祉にまつわる映画を紹介していきたいと思います。第1作目は、「オレンジと太陽」です。

 

「オレンジと太陽」 ジム・ローチ監督 2010年イギリス

 19世紀から1970年代まで、イギリスでは施設に預けられたこどもが、親の許可もなく福祉的支援という名目で、極秘裏にオーストラリアに送られていました。こども達は、「オレンジと太陽」があふれる大地と信じこまされて強制的に移民をさせられます。移民したこども達を待ち受けていたのは果てることのない虐待と厳しい労働でした。その事実を知り、離れ離れにされた親子への支援を始めたのが、ソーシャルワーカーのマーガレット・ハンフリーズ(エミリー・ワトソン)です。彼女の懸命な活動によって、強制移民の実態が明らかになっていくのですが・・・・。

 

この映画は事実の物語であるがゆえに、様々な謎が解けてくると身につまされる思いがします。監督は、名匠ケン・ローチ(カンヌ映画パルムドール(最高賞)監督)の息子のジム・ローチです。

 

「ソーシャルワーカーとは何か」を知るのにはうってつけの作品です。興味のある方は是非ご覧ください。

 

                              文責 佐々木

2020年5月14日 (木)

遠隔授業の取組について

4月末の佐々木先生のブログでお伝えした通り、聖隷クリストファー大学では4月20日からzoomによる遠隔授業をスタートさせています。

実施に至るまでには教員も学生も初めての経験で苦労も多く、双方戸惑いながらのスタートでした。しかし、およそ1か月が経過する中だんだんと軌道に乗り、先生方もスキルを上げつつ今に至っています。

 

先月末、本学も加盟する社会福祉士・精神保健福祉士の養成課程をもつ大学、短大、専門学校による「ソーシャルワーク教育学校連盟」という全国組織が、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会福祉士・精神保健福祉士養成課程への影響等」に関する第1回緊急調査を実施いたしました。

先日その結果が公表され、遠隔授業を本学のようにライブ配信しているのは、回答した加盟校370校中1割強(座学科目14%、演習科目11%、実習指導科目12%)に過ぎず、本学は全国的にみてかなり先駆的に遠隔授業に取り組んでいることが判明いたしました。

 

来週からは1日1学科1学年を目途に、登校による対面授業を始めることになっており、新型コロナウイルスの感染予防のための措置を十分講じながら、少しずつ正常化に向けて動き出します。

 

私が担当する1年生の授業のリアクションペーパーには「早く大学で勉強したい」という要望がたくさん寄せられましたが、いよいよ来週、それが実現します。

 

新緑の美しいキャンパスで、皆さんにお会いできるのを心より楽しみにしています。

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2020年4月30日 (木)

zoomでの講義が進行しています

世界的なコロナウイルスの影響で、学校生活も一変しました。

それでも4月中旬からはwebのzoomでの講義が進行しています。

それぞれの学生が自宅から授業を受講しています。当初は、双方向での講義が難しいと思っていましたが、チャット機能で質問をしたり、グループで話し合う機能があったりということが分かってきました。

講義では、コロナウイルスに関すること、科学的根拠の乏しいデマが流れていることについて意見交換したり、医療や福祉の対象の方が抱える生活困難について考えたりしています。社会福祉学科の卒業生の中には、行政機関、病院、福祉施設等で市民や患者様、ご利用者様をコロナウイルスから守る活動をしています。その先輩の活動についても随時講義の中で報告していきたいと考えております。

 

                             文責 佐々木

2020年3月17日 (火)

ご卒業おめでとうございます!!

Dscn0272 社会福祉学科36名が無事に卒業式を終えました。

今年の卒業式は、新型コロナウィルス感染予防のために規模を縮小して実施されましたが、パーティーや謝恩会の中止が早々に決まり、会場の移動等がないことで、かえって、卒業式後の余韻に浸る貴重な時間ができました。思い思いの祝福を皆で交しあうことができました。つぎは11月のホームカミングデイでお会いします。新しい生活に早く慣れて、持てる力を発揮してください。期待しています。Dscn0255

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2020年3月16日 (月)

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の結果発表

3月13日、本年度の社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の合否が公表されました。

社会福祉学科では次のような結果となりました。

 

新卒者合格率

 社会福祉士 63.6%(33人受験・21名合格 全国平均29.3%、全国大学平均56%)

 精神保健福祉士 84.2%(19名受験・16名合格 全国平均63.1% 全国大学平均74%)

 

社会福祉士について、社会福祉学科では昨年度に引き続き合格率60%以上を達成することができました。また、新卒者が30名以上受験している東海地方の私立大学と比較したところ、合格率63.6%は東海地方で第2位でした。

精神保健福祉士については、既卒者を含め20人以上が受験している東海地方の私立大学と比較したところ、合格率76.2%(既卒者含む合格率)は東海地方で第1位でした。

社会福祉学科では両資格とも高い合格率になりました。

 

国家資格を持っていることがすなわち良いソーシャルワーカーとは限りませんが、良いソーシャルワーカーになるためには就労後もたゆまぬ学習、研鑽、経験が必要です。自信をもってそのスタートラインに立てる、という意味では非常に重要です。まずは合格した皆さんが、胸を張って4月1日を迎えられることを喜びたいと思います。

そして、残念ながら一歩及ばなかった卒業生に対しては、来年度以降も国家試験対策の機会を用意していきたいと考えています。

2020年3月13日 (金)

浜松市の障がい者福祉と卒業生の活躍

先日、2007年度卒業生Hさんと、2010年度卒業生Oさんが研究室を尋ねてきてくれました。二人の共通点は、浜松市障がい者相談支援事業所の相談員であるということです。

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「障がい者相談支援事業所」とは、「障がいのある人・障がいのある子ども・保護者・介助者等の相談に応じ、必要な情報提供や各種機関の紹介、障害福祉サービスの利用援助、社会資源の活用や社会生活力を高めるための支援、権利擁護のための必要な援助等を総合的に行う[i]」ことを目的とした公的機関で、浜松市から15の医療法人や社会福祉法人、NPO法人が委託を受けて運営しています。

 

二人はそれぞれ別の医療法人、社会福祉法人に所属し、それぞれが運営する障がい者相談支援事業所で相談員として活躍してきましたが、4月1日から事業所が区ごとに再編されるのに伴い、A区の事業所で共に働くことになりました。

また他の区でも再編後の事業所で数名の卒業生が相談員として従事することになっているようで、本学卒業生が浜松市の障がい者福祉の一翼を担っていることをとても誇らしく感じました。

 

今までも本学教員が市からの依頼により相談員研修を担っていますが、「卒後教育」としても独自の研修を開催し、相談員の資質向上に寄与することが本学の使命であると考えます。

そのことがひいては浜松市の障がい者福祉の向上につながるものと認識し、学科として検討したいと思います。

[i]浜松市HPよりhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/syoghuku/welfare/obstacle/kyougikai/itiran_17.html