【No.518】3年生レポート No.5 2020 ~地域理学療法学の実践:ふれあい交流センター萩原での活動紹介~
皆さんこんにちは。
理学療法学科3年の片山です。
私たち3年生は、地域理学療法学の実践の授業の中で浜松市内の施設で介護予防事業の活動をさせていただきました。
その中で私が参加させていただいた、ふれあい交流センター萩原様の元気はつらつ教室での活動について報告させていただきます。
まず、元気はつらつ教室について少し説明させていただきます。
元気はつらつ教室とは高齢者の方々を対象にふれあい交流センター萩原で体操やレクリエーション等のサービスを提供する教室のことです。
私を含めた6名は11月から12月まで計4回、元気はつらつ教室に参加されている方々を対象に自分たちで考案した講座を実施させていただきました。
実施させていただいた講座の内容を紹介します。
初めに、私たちの自己紹介も兼ねて、自己紹介ゲームを行いました。
ただ自己紹介をするのではなく、ゲーム感覚で行っていただくことで、私たちと参加者の方々との距離を縮めることや、気楽に講座に参加していただきたいという私たちの思いから行っていただきました。
次に、認知症についての講話をさせていただきました。
どんな人が認知症になりやすいか、自分が認知症だと感じたらどうすればいいかを説明した後に認知症予防のゲームを行っていただきました。
ゲームの内容は色や言葉から連想されるものをたくさん書きだしてもらうことや、ばらばらになっている文字を並び替えて単語にしてもらうことなど(例:ちでん➡でんち)を行いました。
他には、転倒についての講話もさせていただきました。
転倒の原因や転倒の予防方法を説明した後にかかとの上げ下げ運動やバランストレーニングなどの転倒予防運動を紹介しました。
さらに、新型コロナウイルスについても、学内学修や実習での感染予防対策の学びの経験から、感染の仕方や感染リスクの高まる場所、免疫力の維持の方法などについて説明させていただきました。
身近な内容でもあるため、より関心をもっていただけました。
講座終了後のアンケートでは
「勉強になり楽しかったです」「また来てください」
など嬉しい感想を多くいただけ、ありがたいなと感じました。
自分たちで1から講座を創りあげることはとても難しく時間がかかることでしたが、班員全員で協力しスムーズに企画から運営まで行うことができました。
大変だった分、成功した時の達成感は大きく、とても貴重な経験をさせていただいたと感じました。
想定していた時間を超えそうなことがあっても、臨機応変にゲームの回数や時間を調節することで時間内にしっかりと終えることができ、利用者さんにも良い印象を持ってもらえたのではないかと思います。
講座中は、利用者さんひとりひとりに寄り添ってそれぞれが行動していましたが、これは理学療法士として就職してからも大切になってくることだと思います。
今回の経験を今後に活かしていきたいです!
最後になりますが、ご多忙の中、感染防止に努めながら、対策を取った上で、私たちを受け入れてくださった施設のスタッフの皆様、利用者の皆様、本当にありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!