【No.467】3年生レポート No.5 ~「地域理学療法学の実践」活動紹介3~
皆さん、こんにちは。
理学療法学科3年の名倉弘朗です。
いつもブログをご覧いただき、有り難うございます。
3年秋セメスターでは「地域理学療法学の実践」という講義があります。
この科目では今まで学習してきた専門分野の知識・理論や技術等を総合的に活用し、地域で生活する理学療法対象者それぞれの人に合わせた課題を解決するための実践的な内容を実施・提案をすることを目標としています。
私を含めた5人は『社会福祉法人 慶成会』の「湖東すこやかクラブ」「きさらぎデイサービスセンター」という2つの施設で活動させていただきました。
「湖東すこやか倶楽部」は、運動をメインとした通所介護施設でした。
3時間と短い時間の中で、ボール運動、棒体操、レッドコード、作業療法士による個別リハビリなど様々な運動を行っていました。
実際に「なにか介入できることはないか」、と考えていましたが、大半の時間を運動が占めており、内容もハードなため、一緒に運動を行うことで時間が過ぎていきました。
よって私たちは施設の見学や運動などの体験を行う中で、施設の現状の把握や分析を行いました。
初回のアンケートや5回にわたり見学をさせて頂く中で、利用者様の運動に対する意欲の高さに驚きました。
受け身でサービスを利用するのではなく、自らの意思で運動することの大切さを感じることができました。
職員の方のお話も聞かせていただき、できる限り高いレベルの運動を提供していることや
その中でも個別メニューを作りたい反面、個別のリスク管理が難しいという現状も分かりました。
具体的な介入はできませんでしたが、見学や運動の体験をさせて頂いたり、施設職員の方々や利用者様のお話を聞かせて頂いたりすることで、通所施設における運動の大切さを知ることができました。
また、健康増進はこれからますます大切になっていく分野であることを実感しました。
きさらぎデイサービスセンターは、レクリエーション、鍼灸師によるお灸サービス、体操などを提供しており、また静養室にてヘルストロンや遠赤外線機器、エアーマッサージャーなどを完備し慢性的な腰痛、肩こりの緩和を行なっている施設した。
私たちは対象者への事前アンケート結果から歩行に対する訴えが多かったことと、普段の体操は座って行うものであったことから、歩行に対する下肢筋力が不十分であると考えました。
そこで、立って行う下肢の筋力強化を目的としたトレーニングを行いました。
普段、利用者さん方は立って運動を行うことがないため、大変そうではありましたが、みんなで声を出しながら楽しく行うことができました。
最後にはなりますが今回の活動に協力してくださった社会福祉法人慶成会のみなさま、施設利用者の皆様に深く感謝申し上げます。
有難うございました。