【No.444】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.6
こんにちは。
理学療法学科9期生の池田圭介です。
聖隷クリストファー大学では卒後教育として、また卒業生の集まる機会として、卒業生による研修会を企画し、定期的に開催しております。現在、本学卒業生および聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストの方々に参加いただいております。
今回は7期生の澤田さんに「肩関節挙上制限に関わる筋の触診」について講義と実技をしていただきました。
肩関節は複雑な関節であり、日々の臨床で難渋することが多いと思います。
はじめに「肩関節挙上制限がなぜ起こるか」について講義をしていただきました。
実際の症例を提示していただき、どの要因が挙上制限に関わるかについてディスカッションを行いました。
挙上制限の主たる要因として上腕骨頭の前上方偏位が挙げられます。
今回は前方偏位を引き起こす原因となる筋として三角筋前部・後部線維、大胸筋を中心に触診を行いました。
まずはデモンストレーションを行っていただき、方法について参加者全員で共有しました。
どのような強さで筋に対して触察を行うかについて解説していただいています。
次に触診の練習に移ります。
肩関節は自由度が高い関節であるので持ち方から配慮が必要となります。
疑問点はアシスタントの方々と一緒に解決していきます。
実技では肩関節後方タイトネスの評価を目的に肩関節水平内転も行いました。
実際に行ってみると肩甲骨を固定しておくことに難しさを感じている参加者も多くいました。
本研修会は参加者と講師・アシスタントとの距離が近いため、すぐにアドバイス・フィードバックを受けられる点が強みであると思います!
以上、2019年度第6回卒業生研修会の内容について報告させていただきました。
講師の澤田さん、お忙しい中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
今年の研修会は本日で終了となり次回は1月に上半期の内容を応用した内容の企画をしております。
企画内容が決定次第、案内させていただきます。
ぜひ参加をお待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。