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2019年4月

2019年4月23日 (火)

【No.417】教員レポート ~新任のご挨拶~

こんにちは!

 

4月よりリハビリテーション学部、理学療法学科へ着任しました高橋大生(だいき)です。

 

この度は、新任のご挨拶ということで学科ブログに登場させて頂くこととなりました。

よろしくお願いします!

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私についてお話します。

 

私は本学の理学療法学5生です。

学生時代は漠然とした不安を抱えながら、大学生活を送っていたのを覚えております。

 

そんな最中、口頭試問という「不合格になったら本当にまずい試験」と歴代の先輩方から聞かされていた試験の試験勉強期間に突入したのです。

ここが人生の転機でした。

 

各々が勉強した内容を定期的にグループで情報共有するというスタイルで勉強をしていたのですが、私はそこで初めて周りとの差を痛感したのです。

グループワークでは何も話せず、知識が無いだけでここまで苦しいとは思いもよらないことでした。

あの絶望感は今でも鮮明に覚えています。

以降、私はサークル活動とアルバイトを減らし、勉強時間を確保することを実践したのです。

 

そして、勉強に熱を入れ始めてからしばらく経過し、私は新たな扉を開いたのです。

 

「分かると楽しい」

 

それまで私には「勉強は暗記が中心で苦しいもの」という固定観念があり勉強に対して恐怖心がありました。

しかし、理学療法の勉強はaの知識がbに繋がり、bの知識がcとdに繋がるというように知識が派生し循環していることに気づきました。

さらに、勉強が出来てくると不思議なことに人間関係や生活が充実してくるのです。

 

そこからは、周りに追いつくのにそう長くはかかりませんでした。

 

 

Knowledge is power.」 イギリスの哲学者 フランシス・ベーコンの言葉です。

知識は力です。特に学生の皆様が進もうとしている世界において、これほどまでに大きな力はありません。

 

新任教員として、学生達と一緒に勉強し、力をつけ、挑戦していきたいと思います。

その先には、必ず楽しい未来が待っている!と信じています。

 

これからどうぞよろしくお願いします!

2019年4月15日 (月)

【No.416】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 Vol.7

こんにちは、理学療法学科9期生の笹田教太郎です。

新年度になりましたが、昨年2月に開催した、第7回卒業生研修会の報告をさせていただきます。

 

2018年度最後となる今回の定期勉強会では

「臨床研究を考える新人セラピストに向けて」

というテーマを7期生の佐久間俊輔さんに講義をしていただきました。

Pt1


 

内容としては

臨床研究の必要性から臨床での研究の視点を持つために必要なことを実際に行っている研究を交えて講義をしていただきました。

 

 

最初に臨床研究の必要性に関して、ガイドラインを例に出して話しをしてくださいました。

Pt2

理学療法士の治療指針として使用されているガイドラインでも、全ての患者に当てはまるということはありません。

そのため、目の前の患者に適応するのか考慮する必要があり、その判断には評価(アセスメント)する能力が重要となります。

ガイドラインは多くの患者に対して有効な治療指針ですが、必ず当てはまらない患者がいます。そうすると新たなデータが必要となってくるので、今までのエビデンスでは解決しない問題に対して臨床研究は必要であることがわかりました。

 

佐久間さんは、

「患者さんの問題点となりやすい痛みに対して運動療法が推奨されているが、運動療法による痛みが軽減するメカニズムは明らかになっておらず、そのメカニズムを解明するために日々研究を行っている」

と話してくださいました。

Pt3


 

 

次に臨床研究の導入するためのポイントとして自らの臨床疑問(クリニカルクエスチョン)を探索することが必要だと話していただきました。

病態の理解、治療効果の検証を欠かさずに行い、症例検討を行うことの積み重ねが臨床研究につながることや一人で悩まずに先輩や周囲の人に相談する臨床のコミュニケーションにより、よりよいアイデアが生まれることも理解することができました。

また、臨床疑問の探索の方法としてPI(E)COや文献のはじめに・背景の文脈を理解することの重要性についても話していただけました。

Pt4


 

最後には「百聞は一見に如かず」の熟語の本来の持つ意味から、臨床研究につながる熱いメッセージをいただきました。

Pt5


 

今回の講義から臨床研究は何か大きいことをやらなければいけないことはなく、日々の臨床の評価を丁寧に行うことが臨床研究の第一歩となることがわかりました。

 

講師の佐久間俊輔さん、本当にありがとうございました。

 

今回の研修をもちまして2018年度の卒業生による勉強会は終了となります。

聖隷クリストファー大学の先生、講師の先生、運営スタッフ、たくさんの参加者のみなさんに感謝いたします。

2019年度も多くの方と学ぶことのできる勉強会を企画していきたいと思いますので、気軽に参加していただければと思います。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

Pt6

最後に研修会に参加してくださった先生方と

 

9期生 笹田 教太郎

2019年4月11日 (木)

【No.415】学内レポート No.1 ~2019年度が始まりました!!~

こんにちは、教員の田中です。

 

2019年度、理学療法学科は新体制でスタートしました。

 

有薗先生が学科長に就任!

吉本先生が教授に昇任!

新任教員に5期生の高橋大生先生が助教として入職!

 

16期生は56名が入学!

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学科全員集合するとこんな感じ↑↑です!

 

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1年生アドバイザーは高橋大生先生と根地嶋誠先生です。

よろしくお願いいたします!

 

 

先週は、

入学式前の2日間でオリエンテーションを行い、

入学式・保護者ガイダンスを行い、

新入生セミナーを行いました。

 

恒例の学科全体ミーティングでは、

有薗学科長より各学年のアドバイザーが発表され、

各学年の代表が決意表明をしました。

 

また、国際理学療法実習に参加した4年生の山中くん、若林くんが

実習で学んできたことや今後の目標などプレゼンテーションしてくれました!

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今週からは、

4年生は6週間の臨床実習が始まり、

3年生は授業と週1日×15回の臨床実習が始まり、

1・2年生は授業が始まりました!

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4年生の実習前のオリエンテーションでは有薗学科長より激励のお言葉をいただきました!

4年生のみなさん、指導者の先生方や先輩方からたくさん学んで、理想の理学療法士を追及してきてください!

 

学科ブログでは、2019年度も学部生、卒業生、教員のさまざまなニュース、話題をお伝えしていきます。

 

読んでいただけたら嬉しいです。