【No.281】学生レポート 国際理学療法学実習(中国)
皆さんこんにちは。
理学療法学科3年の鈴木康介、2年の白木捷斗です。
いつもブログを御覧いただき有り難うございます。
私達2人は3月11日(土)~3月19日(日)までの9日間、
中国の重慶にあります、第三軍医大学第一附属病院西南病院に
実習に行って参りました。
この実習は、「国際理学療法学実習」という科目で、
現地の先生方の御指導のもと、クリニカルクラークシップ(2対1形態)で
実習を行うことを目的とした科目です。
西南病院外観
私達は聖隷の代表として、隣人愛の精神を持ち、
各々の到達目標を達成するために実習に臨みました。
西南病院では、理学療法士と作業療法士の先生方に帯同し、
2対1のクリニカルクラークシップによる実習を行いました。
先生方との会話・ディスカッションはすべて英語で行い、
大変自信に繋がりました。
OTのフォン先生
PTのヤン先生
実習以外では…先生方や通訳のゴン・タオさんが
重慶市内の様々なところへ連れて行って下さいました。
市内観光
引率してくださった金原先生、坂本先生は、
西南病院の先生方に講演されました。
理学療法を行う上で脳科学に注目していることや、妊娠中の理学療法という
新しい概念について発表されたため、大変注目を浴びておりました。
患者さんの治療をしながら講演される金原先生
研究分野の産前・産後の理学療法について講演される坂本先生
この実習では、学んだことが大変多くこのブログに書ききれない程です。
その中でも、私達が一番学んだことを挙げ、今後にどのように
活かしていくのかを書いていきたいと思います。
【鈴木康介】
私は自分を省みることの大切さを学びました。
中国は急激な経済成長をしている国であるため、社会情勢から重度の
熱傷患者や交通事故で重傷な患者さんが多くいらっしゃったのが
印象的でした。患者数も多く、大変お忙しい様子が見受けられました。
そのような中でも、先生方は一人一人の患者さんに真摯に丁寧に治療を
行っていらっしゃいました。私も先生方のように患者さんのために
一生懸命に治療していきたいと思いました。振り返ってみると、
私はあと1年で臨床の場に立つにも関わらず、医療人としての態度や
心構えが十分ではありませんでした。
4月から始まる長期実習を前に、改めて自分を省みる機会が与えられ、
大変良かったと感じています。実習中も常に自分を省み、
日々成長していきたいと思います。
【白木捷斗】
私は、積極性を学びました。
以前から海外の医療や文化に興味はあったものの、英語が苦手だったので
積極的になれず、機会を逃していました。今回もはじめは
すごく迷いました。しかし、そのような積極的になれない自分を
変えたいという思いから参加を決意しました。
私はこの決断をして良かったと思っています。中国の先生方は、
目の前のことで満足せず、さらに向上していきたいという強い思いを
持っている方がとても多いように感じました。そのような先生方の
ご指導のもと、実習をさせていただいているうちに自分の中で
何かが吹っ切れたように感じました。
これは日本にいては感じることができなかった感覚だと思います。
中国に行ったこと、つまり新しい環境に身を置いたことで、
多くの新しい発見をすることができました。4月から始まる学習、
実習に対して受身になるのではなく、自分が作っていくという
積極的な気持ちを持って勉強に励んでいきたいと思います。
最後までお読みいただき有り難うございました。
鈴木康介
白木捷斗