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2017年3月27日 (月)

【No.280】第2回聖隷クリストファー・リハビリテーション学会 学術大会を開催しました

こんにちは、理学療法学科教員の矢部です。

 

3月18日に、第2回聖隷クリストファー・リハビリテーション学会

学術大会を開催しました。

本学会は、本学卒業生の学術研鑽や卒業生間の交流を目的として、

本学の教員と卒業生を中心に運営されております。

今回より、卒業生が中心となり、大会を運営することになりました。

 

今回はOT 1期生の鴨籐祐輔が大会長、

PT 1期生の私矢部広樹が準備委員長となり、

「中枢神経系障害のリハビリテーションを考える!」

というテーマでシンポジウムや基調講演を行いました。

 

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大会ポスターとプログラム

 

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鴨籐大会長(OT 1期生)

 

シンポジウム①「摂食嚥下障害に対するリハビリテーション」では、

座長にST 2期生の内山美保先生、演者にPT 2期生の加茂智彦先生、

OT 2期生の田中実加先生、ST 3期生の丸井美奈先生をお招きし、

摂食嚥下障害に対する評価やアプローチについて、

各職種の専門性の観点からご講演いただきました。

 

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シンポジウム①の様子

 

シンポジウム②「中枢神経障害に対する呼吸リハビリテーション」では、

座長に本学の有薗信一教授、演者にPT大学院生の大曲正樹先生、

PT 5期生の佐野弘毅先生、PT 1期生の野崎晋平先生をお招きし、

呼吸リハビリテーションの評価方法や介入方法の

実際について、ご講演いただきました。

 

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シンポジウム②の様子

 

いずれのシンポジウムも臨床に即した内容であり、

日々のリハビリテーション診療に役に立つものでした。

またディスカッションでは、フロアや座長から様々な質問が

飛び交いました。各分野の新たな知見を共有しつつ、

臨床での今後の課題について議論がなされ、

非常に有意義なものとなりました。

 

 

基調講演では、山口晴保先生をお招きし、

「認知症の実践医療と脳活性化リハビリテーション」

をテーマにご講演いただきました。

山口先生は日本の認知症治療とリハビリテーション領域の

第一線でご活躍されている、とても著名な先生です。

 

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山口晴保先生

 

認知症患者さんの病態を分かりやすく解説していただき、

必要なコミュニケーションの方法や接し方、

リハビリテーションについてお話いただきました。

認知症に関する最新の学術的な知見はもちろん、

目の前の患者さんの捉え方、接し方について具体的に

レクチャーしていただきました。

 

認知症は加齢に伴って誰でもなる可能性があること、

認知症患者さんには笑顔で接すること、

リハビリテーション中に褒めること、

生活の中で役割やコミュニケーションが重要なこと、

 

それらについて論理的に根拠を持って解説していただき、

必ず日々の臨床、リハビリテーションに役立つものとなりました。

 

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ご講演の様子

 

その他、本学術大会では、PT・OT・ST別の選考別に企画があり、

先輩・後輩の間で積極的な意見交換が行われました。

会員同士が、学年や専門の枠を超えて交流できることも、

本学術大会の大きな特徴です。

 

会員の皆様の臨床における日々の気づきが増え、

技術が向上することにより、

多くの患者さんがそのひとらしく生活できるような

リハビリテーションが提供されることを祈っています。

今後も聖隷クリストファー大学卒業生の皆様のために、

またリハビリテーションの対象となる患者さんのために、

本学会は活動していきます。

 

次回第3回大会は、2018年3月17日に

聖隷クリストファー大学で開催予定です。

情報は随時学会ホームページに掲載していきます。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

大会準備委員長 矢部広樹