【No.275】教員活動レポートNo.12 ~第32回日本静脈経腸栄養学会に参加しました~
こんにちは、矢部です。
先週に引き続き、学会参加の報告です。
今回は、岡山で行われた静脈経腸栄養学会に参加してきました。
一緒に参加した名古屋共立病院の管理栄養士さん、
看護師さん、理学療法士さんと。
静脈経腸栄養学会は、主に低栄養の患者さんに対する栄養療法を
考える学会です。近年は、リハビリテーション栄養として、
理学療法士も関わりが深くなってます。運動をして筋肉をつけるためには、
体の中に十分な栄養があることが必要です。
名古屋共立病院では、がん患者さんに対する外科手術後の
リハビリテーションについて、一緒に研究しています。
今回は名古屋共立病院の理学療法士の塚本先生が、
「消化器がん患者における術前の運動負荷試験の結果が、
術後の体重減少率へ与える影響」についてポスター発表を行いました。
ポスター発表の様子
矢部はというと、今回はシンポジウムの講演として発表です。
リハビリテーション栄養のシンポジウムにて、
「大腸がん患者における術後合併症の危険因子の予測:
術前の身体機能と術後のエネルギー充足率に関する研究」
として講演してきました。
非常に大きな会場で緊張しましたが、座長の先生からは
発表に関して叱咤激励を頂き、今後の励みになりました。
研究に関してはまだまだ課題が多いので、今後さらに検証を重ねます。
収容人数1700人の会場。こんな大きな会場での発表は初めてです。
学会では、ランチョンセミナーというセッションがあります。
お昼ご飯のお弁当を食べながら、著名な先生の講演を聞くというものです。
お腹も知的好奇心も満たせる、一石二鳥のセッションですね。
ちなみにこのお弁当、料金は参加費に含まれていますので、
お金を払う必要はありません。
とても豪華なお弁当でした!
また学会には、8期生の山崎耀太君も参加していました。
リハビリテーション栄養について勉強中で、
今後病院で取り組んでいくとのこです。
学会で臨床に熱い同窓生に会えるのは、とても嬉しいですね。
8期生 山崎君と
会場の横が岡山城でした。
きびだんごを買って、次の研究会報告へ続きます。
矢部広樹