【No.272】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 No.9
こんにちは!
理学療法学科8期生の梁川美月です。
今回は2月8日に行われた、2016年度聖隷クリストファー大学理学療法学科
卒業生研修会の報告をさせていただきます。
本研修会は、聖隷クリストファー大学の卒業生および
聖隷福祉事業団のセラピストの知識・技術向上により、
臨床能力を育むことを目的として活動しております。
第9回となる今回は、「体幹の実技講習」というテーマで
聖隷クリストファー大学 理学療法学科教員
有薗信一先生に実技を交えてご講義いただきました。
有薗先生は、内部障害系、特に呼吸器について
教鞭をとられている先生でいらっしゃいます。
今回、評価の視点や治療の考え方についてご指導いただきました。
みなさん、患者様の評価や治療における重要な着眼点の一つとして、
『体幹』が挙げられませんか?
歩行、日常生活活動(ADL)、嚥下・構音・・・
どれを焦点に当てても体幹の重要性は明らかではないでしょうか?
今回、そんな重要な『体幹』を主なポイントとしてご指導いただきました。
症例提示後、グループに分かれてディスカッションを行いました。
「正常な動作」を目指すのか?それとも「自立」を目指すのか?
といった臨床に即した疑問について検討し、ゴールと設定をするために
行う評価や抽出される問題点を各グループで話し合いました。
「正常」 と 「自立」
どちらが正しいと一概に言えませんが、
私自身には難しい選択であると感じました・・・
各々の臨床に対する考え方が飛び交う、
有意義なディスカッションとなりました!
各グループの意見をまとめた後に、有薗先生の講義となりました。
患者さんへの「情報」の与え方、体幹のスタビリティと
モビリティ、トータルタッチによるハンドリング…
どの内容を取っても大変面白く、
自分の臨床においての反省と新たな考えを学ぶ機会となりました!!
実技では主に体幹へのアプローチを教えていただきました。
金原先生(被験者)も興味津々で、有薗先生(写真右手前)の
ハンドリングを体験されていました!!
有薗先生は講義だけでなく実技においても、
実にユーモアたっぷりに冗談を交えながらご指導してくださいます。
臨床家という面だけでなく、とても人間味溢れる、尊敬できる方です!
また講義していただく機会を楽しみにしております!
有薗先生、ご多忙の中で貴重なお時間を割いてご指導くださり、
ありがとうございました!!
また、症例提示をしてくださった先生、
ご協力くださった症例様、心より感謝申し上げます。
本研修会は、自分の臨床を豊かにするということを念頭に置き、
『自分ならどのように考えるか、先輩ならどう考えるか、後輩なら…。』と
自らの考えを表現し、よりよい治療を探求することで、
患者様に還元することができるようになる、
そんな場でありたいと考えて継続しております。
今回は、有薗先生のご講義&実技による学びと、先生・先輩・同期
後輩とのディスカッションからの学びが得られたかと思います。
これからも、参加してくださる方にとってよりよい場となるよう、
皆さんでこの研修会を作っていきたいと思っています!
今後ともよろしくお願いいたします!
今年度は、とても名残惜しいですが今回で最終回となります・・・
今年度、一年間定期勉強会を継続できたのも、
母校の聖隷クリストファー大学、また教鞭を取られている大学の先生方、
多くの卒業生、聖隷福祉事業団の皆様・・・
勉強会に参加してくださる皆様のおかげでございます!
運営スタッフを代表し、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!!
まだ、来年度の計画を作成中なので具体的なことは
申し上げられませんが、是非継続していきたいと考えております。
来年度も、どうぞよろしくお願いいたします!
多くの方にご参加いただけるよう、スタッフ一同、
精一杯準備を進めていきます。
また、お会いしましょう!
さて、最後に聖隷クリストファー大学研究会の次回研修のご案内です。
平成28年度聖隷クリストファー大学研究会 第6回研修会
・講師:土井鋭二郎先生 理学療法士/ボバース国際認定インストラクター
・時間:2017年3月18日(土)13:00~18:00(12:30受付)
19日(日)9:00~17:00
・会費:5,000円
・テーマ:姿勢制御に基づく動作分析
・対象:参加したい方 10名(先着順)
・場所:浜松市リハビリテーション病院
※聖隷クリストファー大学の卒業生が優先にはなりますが、
卒業生以外の方も参加可能です。
連絡先
下記アドレスに必要事項(①~⑤)を記入してご連絡下さい。
佐久間 俊輔 shunsuke-s@sis.seirei.or.jp
①所属
②氏名
③懇親会参加の有無
④経験年数
⑤ボバース研修会受講歴
(※2月6日から募集開始)
事務局 鈴木章紘
以上、よろしくお願いいたします。