【No.020】3年生 臨床実習前オスキー(OSCE)を開催しました。
こんにちは、西田です。
今回は7/21(土)に開催しました、3年生の臨床実習前オスキー(OSCE)を報告します!!
理学療法学科では、学外での臨床実習を1年生より段階的にカリキュラムに組み込んでいます。
1年生では見学実習、2年生では検査測定実習、3年生ではトランスファー実習と進んでいきます。
ここまでは、教員引率のもと、短期間の学外実習となりますが、
3年生の秋セメスターからは、いよいよ本格的な長期間の学外臨床実習が開始されます。
3年生の秋セメスターでは、評価実習として4週間の実習を2施設(計8週間)で行います。
4年生の春セメスターでは、総合実習として7週間の実習を2施設(計14週間)で行います。
理学療法学科では長期間の臨床実習に向けて、臨床現場を想定した実技評価として、
客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination: OSCE)を実施しています。
このOSCEは、知識はもとより、
プロフェッショナルとしての臨床家を育成するためにコミュニケーション能力や礼節といった情意領域に踏み込んだ試験になります。
OSCEは2名の評価者(1名は学内教員、もう1名は学外施設の理学療法士)と
1名の模擬患者(大学院生もしくは修了生の理学療法士)、
そして受験者によって構成された実技試験となります。
学生は、OSCE課題(整形外科疾患の課題と中枢神経疾患の課題)を1週間前に提示され、
その内容を基に学習を進めて本番の試験を受験します。
学生は、今回のOSCEの合格が臨床実習に出てもよいという1つの条件となっていますので、
緊張感を持ちつつ必死に丁寧に学習を進めていました。
そして7/21(土)の本番当日です。
OSCE自体は、午後の開催となりますので、午前は会場設営と、最終調整の時間となっています。
さすがに、OSCE試験中のレポートはできませんので、午前中の様子を以下にお伝えします。
まずは、会場設営の様子です。会場は6つのステーションが準備され、それぞれの会場を設営していきました。
そして、会場設営が終了したところから、本番さながらの予行練習と最終調整が始まりました。
以上、午前中の様子でした。
午後の本番は、中には自分の力を十分に発揮できなかった学生もいましたが、それも今後の課題が見つかったと前向きに捉え、
できなかった理由を明確にするのと同時に、できないところばかりを見るのではなく、
できるようになるための工夫とアイデアを考えるようにしてください。
納得のいく試験になった学生も、さらに良くするためにはどうすればよいのかを常に考え、
より高いレベルでの理学療法を目指してください。
このように、理学療法学科では、圧倒的な知識の習得はもちろんのこと、その場の状況判断を正しく行うことができ、
人間味のある、対象者に共感できる理学療法士の育成を目指しています。
理学療法学科3年生の臨床実習が実り多き実習となる事を願っております。
我々教員も全力で学生をサポートしていきます!!