2022年11月30日 (水)

感謝祭

聖隷学園には、聖隷クリストファー大学附属クリストファーこども園があります。

11月10日(木)、その園児さんが収穫感謝の礼拝を執り行い、その感謝の気持ちをわかち合うため大学を訪ねてくれました。恒例の感謝祭の行事です。ご家庭から、りんご、みかん、かきなどの秋の恵みを持ち寄って、持ってきてくれました。喜びと感謝の気持ちで、心のあたたまるひと時でした。子どもたちはきっと、思いやりと感謝の心をもった、心のひろいあたたかい人に成長されるでしょう。

 

メッセージカードが添えられていました。園児さんが描いたぶどうとみかんの挿絵とともに、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5章16‐18節)という聖書の言葉が書いてあります。それは今、私のデスクマットにあって、子どもたちからの学びとしています。

 

感謝祭の由来は、今からおよそ400年前、キリスト教徒のイギリス人100名余りがメイフラワー号に乗って、新天地アメリカ大陸を目指し旅立ちました。11月にやっとアメリカ大陸にたどり着き(現在のマサチューセッツ州ケープコッド湾)、土地を切り開いて、家や教会を建て、畑を耕しましたが、慣れない農耕作業で大変厳しい生活でした。冬が訪れ、食料が底をつきました。ある日のこと、ワンパノアグ族インディアンが訪ねてきました。インディアンは、ジャガイモやトウモロコシ、小麦粉を分け与え、農耕作業をたすけてくれました。インディアンのたすけがなければ、全滅していたでしょう。そのおかげで、寒い冬を過ごすことができ、やがて春が訪れ、そして秋には豊かな作物が実りました。その収穫した作物を教会に持ち寄って、土地がもたらす多くの恵みとインディアンに対する感謝の祭事をともに捧げました。それが感謝祭の始まりということです。はじめに愛があった、ということでしょう。

 

これから厳しい冬を迎えます。感謝祭の祈りが、厳しい生活を強いられている方々に届けられますように。

 

こども園の皆さん、ありがとうございました。

2022年10月27日 (木)

第21回聖灯祭「Restart」の開催

ようやく暑さが収まりはじめたという感もつかの間、朝夕がぐっと冷え込んできて、季節は“霜降”を迎えています。キャンパスの緑の芝に霜が降り始める頃、大学では“聖灯祭”が開催されます。今年も、来週末にその時がやってきました。

 

今年の第21回聖灯祭は、待ちに待った3年ぶりの対面開催です。withコロナの状況で、実行委員会を中心とした学生皆さんと教職員が協力し、これまでの経験を活かし、知恵を出し合い、力を合わせて、感染予防との両立を図っての対面開催を導いていただきました。心より感謝いたします。

 

昨年・一昨年の聖灯祭は、2020年1月からの新型コロナウイルスの感染拡大から、ICTを駆使してのオンライン開催でした。当時の学生皆さんが、初めての経験で困難な状況にあっても、聖灯祭の開催をあきらめず、チャレンジして、後輩の皆さんに歴史と伝統をつないでいただきました。その先輩方の思いと、聖灯祭をさらに進化・発展させるという願いを込めて、「Restart」が今回の聖灯祭のテーマだそうです。

 

科学技術や学術・文化の発展も、私たちが今経験しているような新興感染症などの外部圧力がドライブになってパラダイムシフトが生じました。変化に適応し、創造性を発揮することが人間の力です。withコロナでの今年の聖灯祭も、皆さんの若い力と創造性が発揮され、そして次代へ新たな伝統として継承されていくことでしょう。

 

楽しく思い出深い、聖灯祭になることを心より祈念いたします。

2022年9月28日 (水)

2022年度秋セメスターの始まりに当たって

秋分を迎え、緑のキャンパスから空を見上げると、鰯雲が姿をみせはじめました。

学内にも、9月20日から秋セメスターのガイダンスと集中授業が始まり、学生が戻ってきました。10月3日からは、全学の授業が始まります。学内が明るく活気づいて、新鮮な気持ちと喜びを感じます。

 

不安もよぎります。7月からの新型コロナウイルスの感染拡大第7波は、今もなお収束に至っていない状況です。とは言え、この間私たちは、多くを学び経験してきました。自分と隣人への思いやりと配慮、主体的な健康管理と感染対策、感染者及び濃厚接触者の早期把握と迅速対応などなどです。その学びと経験を生かし、学修と感染予防の両立を図っていきましょう。

 

行政の施策も、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、緩和策が打ち出されています。本学の教育活動も、感染者及び濃厚接触者の療養期間の短縮、教室の収容人数の見直し、国際交流科目の一部再開、聖灯祭や課外活動などの学生活動の促進など、感染や医療の状況をみながら、リスクとベネフィットを勘案し、試行的かつ段階的に緩和する計画です。

 

この秋セメスター、4年生は国家試験や就職という大きな節目を迎えます。3年生は臨地実習やインターンが始まり、2年生は基礎教育から専門教育へ進み、1年生は専門の基盤となる教養を高める時機です。一人ひとりの学生が、それぞれの目標に向かって心と身体と知性を磨き、深い喜びを知ることを願っています。

 

「なすべきことはただひとつ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです(フィリピ3:13)。」

2022年7月31日 (日)

新型コロナウィルス感染症「第7波」の中での感謝と喜び

7月中旬以降からの2週間で、新型コロナウィルス変異株BA 5による感染が急拡大し、日本中を「第7波」が席巻しています。連日、感染者数は過去最多を更新し、保健医療体制の逼迫が深刻化しています。

 

学内においても家庭内感染等によって、感染者や濃厚接触者となって自宅待機を余儀なくされている学生がいます。このような中、大学では春セメスターの終盤を迎え、今週から定期試験が始まります。一人ひとりの学生がこれまでの学びの成果を遺憾なく発揮し、また療養や自宅待機となっている学生も追試験に向けて準備が進められることを願います。

 

7月初めには収束傾向にあって、期待と明るい雰囲気が広がっていたように思います。夏休みの旅行や帰省、イベントなど楽しみな計画を立てていた方もおられたでしょう。その矢先、計画変更を余儀なくされて落胆が広がっているようにも感じます。この3年間、感染拡大と収束の波とともに、希望と喜び、失望と落胆も繰り返されたと思います。

 

しかしこのような中にあっても、学生が感染予防と健康観察を行い、自分が感染者や濃厚接触者になった場合には学内ルートにきちんと報告し、学内での感染拡大の予防に努めています。このような学生の主体的な取り組みと教職員の対応によって、教育活動が守られています。

 

第7波の中にあって、学内では一人ひとりの学生と教職員が日々の学習を、また社会では保健医療福祉職の方々が私たちの健康と生活を、懸命に守っている。このような日常の感謝と喜びが、悲観的になりがちな気持ちを希望へと導いてくれるように思います。

2022年6月30日 (木)

新学部「国際教育学部」の開設:「これからの先生を目指すなら、聖隷クリストファー大学」

6月23日、文部科学省より新学部「国際教育学部」の設置届出が受理され、2023年度から本学は、看護学部、リハビリテーション学部、社会福祉学部、国際教育学部の4学部6学科の教育体制となります。

 

本学長ブログ前号にも記したように、本学はこの地域を中心に保健医療福祉の人材養成を通して、人々の生命と健康、生活と福祉を支えてきた歴史と伝統と実績を誇ります。

これに、「教育」という新たな柱が立つことになります。

これから、保健医療福祉及び教育の総合大学として、新たな発展を目指し歴史と伝統を築いて参ります。

 

国際教育学部は、「グローバルな教育」「心理と教育」をキーワードにした履修モデルを用意して、未来を築く子どもたちの教育に資する教育・保育・心理の専門職者を養成します。

未来を築く子どもたちには、国や人種、文化、宗教、性別などを越えて多様性を認め合い、多様性から学び合う国際的視野と資質と能力が求められます。

本学は2021年4月に国際バカロレア機構(IBO)が提供する国際的な教育プログラム「国際バカロレア教員養成プログラム(PYP)/IB Certificate in Teaching and Learning (PYP)」の養成大学として認定されました。

これは全国では8校目、東海北陸地方では初めてです。

このIB教育を中心として、探求心と主体性と国際的な視点を持った全人教育を推進し、21世紀型の学びを実践し得る教育者を養成します。

 

また一方で、発達障害や不登校、虐待など現代社会の教育的課題にも対応し得る教育者の育成も大きな課題です。

国際教育学部では他学部と連携し、支援を必要とする児童・生徒・保護者の相談に応じ、助言・指導などの援助を行うことができる認定心理士・公認心理師の資格取得をめざすこともできます。

 

この国際教育学部では、大学附属クリストファーこども園、聖隷クリストファー小学校・中高等学校、また国外の交流協定校などとも連携協働して、学内での学びと教育現場のアクティブラーニングの両輪によって、理論と実践力をバランス良く身につけることのできる恵まれた教育環境をもつことも大きな特徴です。

 

「創造なしには伝統なく、伝統そのものが一つの創造に属している。」(三木 清「哲学ノート」)

新たな聖隷クリストファー大学の発展にご期待ください。

2022年5月31日 (火)

歴史と伝統の継承

今年、私たちは大きな節目の年を迎えます。

聖隷学園が看護教育を始めた1952年の「聖隷准看護婦養成所」の開設から70年、「聖隷クリストファー大学」前身の大学教育を開始した1992年の「聖隷クリストファー看護大学」の開学から30年になります。この節目の年に、諸先輩方々から引き継がれてきた建学の精神「生命の尊厳と隣人愛」を再確認し、歴史と伝統を継承する意を新たにしています。

 

「伝統は我々の行為によって伝統となるのであり、従って伝統も我々の作るものであるということができる。創造なしには伝統なく、伝統そのものが一つの創造に属している。」「現在における創造を通じて伝統として生きたものになるのである。」(三木 清「哲学ノート」より)」

 

来年度、新学部「国際教育学部(2023年4月設置届出中)」を開設し、国際化に向かう子どもたちの育成に資する教員の養成と、発達障害や不登校、虐待などの現代社会の課題に対応し得る公認心理師・認定心理士の育成を目指します。このような新たな発展の中にも、先人の教えが絶えず柱(魂)として貫かれるよう、その声を聞き伝えていくことを大切にしたいと思います。

 

先日、「2022年度(通算第47回)聖隷クリストファー大学同窓会総会および記念講演会」が開催されました(詳細は本学同窓会ホームページ)。総会では、学生の学修や経済的支援に関わる事業計画が策定されました。紅谷同窓会長様をはじめ同窓会皆様の愛校心とご支援に感謝の言葉もありません。本学が卒業生・修了生の皆さんに支えられ、共に歴史と伝統が継承されていることに大きな喜びと使命を感じます。

2022年4月28日 (木)

「国際保健医療福祉プログラム」(副専攻)を開設

春は生命が復活する息吹の時です。

キャンパスにも活気を感じます。

古い衣を脱ぎ捨てて、今の自分を超える新しい自分にチャレンジしてほしいと願います。

未来を築く新入生の皆さんが、私たちの喜びであり希望です。

 

今年度、本学は新しい教育プログラム、「国際保健医療福祉プログラム」(副専攻)を開設しました。

これは看護学部・リハビリテーション学部・社会福祉学部の主専攻を基に、3学部合同の教育プログラムです(詳細は本学ホームページ)。

今、本学の建学の精神をもって、国内外の情勢をみると、国内ではグローバル化の進展によって多く外国の方々が居住されるようになり、保健医療福祉と教育の課題が出てきています。

また国外では紛争、難民、飢餓、貧困などによって、幼い子どもたちをはじめ多くの人々が苦しみや悲しみ、絶望の中にいます。

この「国際保健医療福祉プログラム」は、「生命の尊厳と隣人愛」の精神を基盤として保健医療福祉の知識と技術を活用し、この地域とともに世界の平和と人々の幸福に貢献する人材を育成することを目的としています。

 

4月23日には、ペシャワール会会長・PMS(Pease (Japan) Medical Services)総院長の村上 優 先生を講師に迎え、「国際保健医療福祉プログラム開設記念講演会」を開催しました(講演会のニュース記事はこちら)。

長年アフガニスタンの人々に尽くし、一隅を照らし続けた中村 哲 先生の思想と生き方に深い感銘を覚えました。

本学から、中村 哲 先生の志を継ぐ学生が輩出されることを願います。

 

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水が善人・悪人を区別しないように、誰とでも協力し、世界がどうなろうと、他所に逃れられない人々が人間らしく生きられるよう、ここで力を尽くします。内外で暗い争いが頻発する今でこそ、この灯りを絶やしてはならぬと思います。(中村 哲)

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2022年3月29日 (火)

卒業生・修了生の旅立ち:希望

この3月の喜びは何と言っても、卒業生・修了生の旅立ちでしょう。

それは未来への希望です。

この間、ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まり、幼い子どもたちをはじめ多くの人々の命が奪われ、苦しみや悲しみ、絶望のなかにいます。

世界は今、死と恐怖、悲しみと憎しみ、怒りと無力感に満ちているように感じます。

そのようななかにあっても、未来への希望を信じたいと思います。

それは本学卒業・修了生の皆さんが、国や人種、思想や宗教を越えて、建学の精神である「生命の尊厳と隣人愛」の精神を実践し、保健医療福祉の未来と人々の幸福と世界の平和に貢献されると信じるからです。

 

 

2021年度卒業・修了式 学長の言葉

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新型コロナウイルスの感染拡大から、3度目の春を迎えます。

この間、皆さんが目標を見失わず、本日ここに卒業、並びに修了を迎えられ、その努力をたたえるとともに、心よりお祝い申し上げます。

卒業生・修了生の皆さん、誠におめでとうございます。

また今日まで、学生皆さんを支え、大学運営にもご協力いただきました、ご家族の皆様に深く感謝の意を表し、お慶び申し上げます。

誠におめでとうございます。

 

さて、卒業生の皆さん、私たちは今もなお、新型コロナウイルス感染拡大の渦中にいます。

今この時もなお、私たちの先輩方が人々の命と健康、生活と福祉を守るため、懸命にその役割を果たされています。

皆さんもこれから、その現場に出ていくことになります。

皆さん一人ひとりに与えられた務めが、果たされますよう祈ります。

 

私たち聖隷の歴史を振り返ると、そのはじまりもまた、厳しく困難な船出でありました。

長谷川保ら私たちの先人が、聖隷の事業を興した1930年当時、日本は世界恐慌による深刻な不況下で、不治の病と言われた結核が蔓延していました。

そのようななか、先人は、感染の恐怖から社会から疎外された結核病患者と共に生きる誓いを立てます。

その運営は、度重なる迫害と困窮によって困難を極めます。

しかし先人は、自らの全てを尽くし、隣人の命と生活を守り支えられました。

この先人の生き方が、本学の建学の精神である「生命の尊厳と隣人愛」の精神です。

皆さんに受け継がれた、この建学の精神を胸に、保健医療福祉の道を歩まれることを願います。

 

大学院修了の皆さん、皆さんは保健医療福祉の高度専門職業人、教育者・研究者としての学識と技能を修得し、各専門分野の発展にも貢献されました。

心より敬意を表します。

これから皆さんには、保健医療福祉分野のリーダーとしての役割が期待されます。

今回の新型コロナウイルス感染拡大による教訓の一つは、いかに保健医療福祉の体制が脆弱であったかということです。

私たちは、もう二度とこのような事態が生じないようにしなければなりません。

皆さんの英知とリーダーシップを期待いたします。

 

終わりに、卒業生・修了生の皆さん、世界は今、先行き不透明な混迷の時代に向かっています。

しかし、どのような時代にあっても、平和と人間の命と健康、生活と福祉が普遍的な価値であることに変わりはありません。

皆さんが、クリストファーの如く、隣人愛と知の技で、人々の命の尊厳と幸福に尽くされますことを願い、学長の言葉といたします。

 

2022年3月10日

聖隷クリストファー大学

学長 大城昌平

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2022年2月28日 (月)

春の訪れ

今冬は立春を過ぎても次々と強い寒波が襲来し、日本海側を中心に日本列島は大雪に見舞われて寒さの厳しい日が続きました。

それでも2月後半になると、冷たい北風を感じながらも、日向を探す散歩道には太陽の光が一段と強く、春光で吹く風も輝くようです。生命の息吹、復活の時です。


休日の日課は、いつもの時刻に起床して散歩に出かけます。

散歩道、所々の庭先には赤や白、ピンクの梅の花が咲き始め、ウグイス色の小鳥が梅の花をついばむ姿が見られます。

鶯だろうかと調べてみると、鶯は梅の木にきて止まることはほとんどなく、多くは「めじろ」だということです。

確かに、鮮やかな黄緑の羽に眼のまわりを白くふちどった2羽のめじろが追いかけ合いながら、仲睦まじく梅の蜜を吸っています。

自然と顔がほころびます。

今年も待ちに待った春がやってきた、ごく当たり前のささやかな日々の移ろいに感謝と幸せを感じるひと時です。

人間の心の有り様も、自然と一体なのです。


自然の恵みは、人間が作り出し得るものではありません。

自分も、自然の一部であることを感じます。

その人間が、自然を支配しようとして、自分自身を苦しめることになる。

このことは、新型コロナウイルス感染拡大の教訓ではないでしょうか。

自然の恵みへの感謝を忘れず、人間が自然と調和して生きてゆく道を学ばなければならないと思います。


残念なことに、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。人間の愚かさと、無力感を覚えます。

「国破れて山河在り、城春にして草木深し」(杜甫「春望」)。

恐怖の吹雪に襲われたウクライナの人々に、穏やかな春の訪れがありますように。

2022年1月28日 (金)

幸せを感じて

新年早々から、新型コロナウイルス オミクロン株の猛威が襲っています。

1月27日の1日の新規感染者数は78,931人で、これは前週20日の46,186人から約1.7倍という増加です。

若者から子どもたちや高齢者へ、家庭内や職場、病院施設へと拡大し、医療保健体制の逼迫が危ぶられます。

今はできるだけ行動を自制して、辛抱の時です。

 

2022年の幕開けは先行きが見通せず悲観的になりがちですが、「これは不運ではない。しかしこれを気高く耐え忍ぶことは幸運である。」(マルクス・アウレーリウス)の教えのように、泰然と、平常と変わることなくやるべき諸事に取り組んでいきたいと思います。

 

今年のブログは、その月の些細な「幸せ」をテーマにしたいと思っています。

私が学生の頃、ばんばひろふみさんの「SACHIKO」という歌が流行りました。

『幸せを数えたら 片手にさえ余る 不幸せ数えたら 両手でも足りない』という一節があって、指折り数えて“そうだなぁ”と妙に納得したことを思い出します。

哲学者ショーペンハウアーは、『幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる』という言葉を残しています。

 

1月は、年賀状シーズンです。

卒業生からいただくものあり、その多くにはお子さんや家族写真が添えられています。

卒業生とご家族の微笑ましい様子にご多幸を祈りつつ、心あたたかな幸せを感じるひと時でした。

私も今年の暮れには趣向を凝らした年賀状をと決意を新たにした次第です。

乞うご期待!