新学部「国際教育学部」の開設:「これからの先生を目指すなら、聖隷クリストファー大学」
6月23日、文部科学省より新学部「国際教育学部」の設置届出が
本学長ブログ前号にも記したように、本学はこの地域を中心に保健医療福祉の人材養成を通して、人々の生命と健康、生活と福祉を支えてきた歴史と伝統と実績を誇ります。
これに、「教育」という新たな柱が立つことになります。
これから、保健医療福祉及び教育の総合大学として、新たな発展を目指し歴史と伝統を築いて参ります。
国際教育学部は、「グローバルな教育」「心理と教育」をキーワードにした履修モデルを用意して、未来を築く子どもたちの教育に資する教育・保育・心理の専門職者を養成します。
未来を築く子どもたちには、国や人種、文化、宗教、性別などを越えて多様性を認め合い、多様性から学び合う国際的視野と資質と能力が求められます。
本学は2021年4月に国際バカロレア機構(IBO)が提供する国際的な教育プログラム「国際バカロレア教員養成プログラム(PYP)/IB Certificate in Teaching and Learning (PYP)」の養成大学として認定されました。
これは全国では8校目、東海北陸地方では初めてです。
このIB教育を中心として、探求心と主体性と国際的な視点を持った全人教育を推進し、21世紀型の学びを実践し得る教育者を養成します。
また一方で、発達障害や不登校、虐待など現代社会の教育的課題にも対応し得る教育者の育成も大きな課題です。
国際教育学部では他学部と連携し、支援を必要とする児童・生徒・保護者の相談に応じ、助言・指導などの援助を行うことができる認定心理士・公認心理師の資格取得をめざすこともできます。
この国際教育学部では、大学附属クリストファーこども園、聖隷クリストファー小学校・中高等学校、また国外の交流協定校などとも連携協働して、学内での学びと教育現場のアクティブラーニングの両輪によって、理論と実践力をバランス良く身につけることのできる恵まれた教育環境をもつことも大きな特徴です。
「創造なしには伝統なく、伝統そのものが一つの創造に属している。」(三木 清「哲学ノート」)
新たな聖隷クリストファー大学の発展にご期待ください。