「国際保健医療福祉プログラム」(副専攻)を開設
春は生命が復活する息吹の時です。
キャンパスにも活気を感じます。
古い衣を脱ぎ捨てて、今の自分を超える新しい自分にチャレンジしてほしいと願います。
未来を築く新入生の皆さんが、私たちの喜びであり希望です。
今年度、本学は新しい教育プログラム、「国際保健医療福祉プログラム」(副専攻)を開設しました。
これは看護学部・リハビリテーション学部・社会福祉学部の主専攻を基に、3学部合同の教育プログラムです(詳細は本学ホームページ)。
今、本学の建学の精神をもって、国内外の情勢をみると、国内ではグローバル化の進展によって多く外国の方々が居住されるようになり、保健医療福祉と教育の課題が出てきています。
また国外では紛争、難民、飢餓、貧困などによって、幼い子どもたちをはじめ多くの人々が苦しみや悲しみ、絶望の中にいます。
この「国際保健医療福祉プログラム」は、「生命の尊厳と隣人愛」の精神を基盤として保健医療福祉の知識と技術を活用し、この地域とともに世界の平和と人々の幸福に貢献する人材を育成することを目的としています。
4月23日には、ペシャワール会会長・PMS(Pease (Japan) Medical Services)総院長の村上 優 先生を講師に迎え、「国際保健医療福祉プログラム開設記念講演会」を開催しました(講演会のニュース記事はこちら)。
長年アフガニスタンの人々に尽くし、一隅を照らし続けた中村 哲 先生の思想と生き方に深い感銘を覚えました。
本学から、中村 哲 先生の志を継ぐ学生が輩出されることを願います。
*****************************************************************************
水が善人・悪人を区別しないように、誰とでも協力し、世界がどうなろうと、他所に逃れられない人々が人間らしく生きられるよう、ここで力を尽くします。内外で暗い争いが頻発する今でこそ、この灯りを絶やしてはならぬと思います。(中村 哲)
******************************************************************************