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2015年7月 7日 (火)

小島千枝子先生退官記念講演

6月14日に静岡県言語聴覚士会研修会が静岡市で開催されました。
今回の研修会では、3月でご退官された小島千枝子先生が「リハビリの歴史を歩んで」と題して、退官記念講演をされました。
小島先生は言語聴覚学科の開設からご尽力された先生であり、当学科の礎を築いた先生です。
また、言語聴覚士が摂食嚥下リハビリテーションに関わることを確立させた偉大な先生です。

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講演では、幼少期の体験、新潟から浜松に来られた経緯、臨床家のエピソード、臨床から教育へ進んだエピソードについてお話をされました。
小島先生が聴講者へむけたメッセージです。


臨床家として

・一人ひとりの患者さんを大切に
・一回ごとの臨床に全力をつくす
・持てる知識を総動員して自分の頭で考える
・得られた知見は他の患者さんに導入し、普遍化して証明する
・学会発表、論文発表で普及する


「ひらめき」から科学へ

教育者として学生に求めたもの

・あなたの先にある患者さんをみている
・Aという患者さんについて書いてあるテキストはない
・自分の頭で考えなさい
・質問のしかた「私はこう思うけれど合っていますか」
・あなたは本当に日本人?


小島先生の教え子、つまり当学科の卒業生も多く聴講していました。

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静岡県言語聴覚士会会長の北野先生から小島先生にお花を贈呈し、記念撮影をされました。


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小島先生、言語聴覚学科の開設からご尽力いただき誠にありがとうございました。

我々教員も教育者として「自分の頭で考えることのできる学生」を育てていきたいと思います。
学会等でお会いした際、教員、学生ともにどうぞよろしくお願いいたします。