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2014年12月 1日 (月)

言語発達障害学Ⅱ①(2年生)

言語発達障害学Ⅱでは慶応義塾大学の中野泰志先生を外部講師としてお招きしました

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ご専門は「実験心理学」「障害児(者)心理学」「ヒューマンインタフェース」、
本校の講義では「AAC(補助代替コミュニケーション)とバリアフリー」について講義していただきました。
毎年たくさんの演習用の機材を持参してくださいます。
体験を通して、楽しみながら学ぶことのできる授業で、学生さんにとっては印象に残る授業の1つのようです。

最初に行った演習は目隠しした人にスライドに写っている絵を説明する演習。

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伝え終わった後に目隠しした人は聞いた情報をもとにノートに再現
「そのように伝わってしまうんだ」「確かにそう伝えたかも」等という声が挙がっていました。
視覚情報を共有していない人に状況を正確に伝える難しさを体験するとともに伝える際のポイントを教えていただきました。

次の演習は皆で目隠しして聴覚情報の指示のみで体操をしました。
最初は皆合っていました。

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途中からバラバラな動きに。

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その後、目隠しをとってどんな体操であったのか正解を確認。

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あまりに自分の動きと違っていたので皆大笑い。

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自分にとって見えていることは当たり前のことですが、見えていない人、
見えにくい人の立場になって考えることがいかに重要であるかを学びました。

これは視覚障がいだけではなく、あらゆる障がいについても同じことですね。