2019年9月10日 (火)

学生のシンガポール研修だより②

シンガポール研修中の社会福祉学科学生より、2回目の報告が9月4日に届きました。

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ナンヤン理工学院での研修1日目は、シンガポールの人口や高齢化、病院の種類や医療スタッフの現状などについて学びました。

高齢者が住んでいる家を再現した場所やオペ室の見学に行きました。

夜はホームステイ先の友達と一緒にマリーナベイサンズとガーデンズバイザベイに行きその近くの屋台でご飯を食べました。

お肉の料理が多くてとても美味しかったです!

2日目は社会福祉について講義を受けました。

シンガポールでは働くことを強調しており、政府は人々に仕事のスキルを高めるよう促していることがわかりました。

またシンガポールでは住居、教育、ヘルスケアの3つを重視した政策が行われていることを知りました。

その中で、糖尿病患者が多いシンガポールでは万歩計を配ることで国民が歩くことを積極的に行い、歩くことで5ドルの商品券をもらえる仕組みを行なっており、1日に1万歩を目指していることを学びました。

また精神障害者の医療や福祉に関心があったので精神病棟の数について質問してみたところ、日本と異なり国に1つしか無いと聞き驚きました。

3日目はKYDZという高品質な教育玩具などを取り扱っている会社に行き、高齢者が遊べる道具を使い、ロールプレイや、実際に体験をしました。

日本には無いものが多くあったので、日本でも取り入れるといいな、と思いました。

毎日美味しいものをたくさん食べていたのでホテルにあるジムに行き体重を測ってみたら3キロも太ってました。

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(2年生 A.I.)

2019年9月 9日 (月)

ソーシャルワーク実習を終えました ~その2~

こども教育福祉学科の3年生Nさんが、浜松市内にある知的障害者の就労支援事業所での実習を終了します。

写真は施設長であり実習指導者のM氏とNさんです。

この就労支援事業所を運営する社会福祉法人では、ジュース製造や菓子製造や、封筒印刷作業、工場部品等の下請け作業、畑仕事、また、市内の店舗での仕事などを通して、知的障がいがある人への多様な就労支援を展開しています。

こども教育福祉学科の学生の多くは保育等のこども領域へ就職をしますが、この事業所には保育を学んできた職員が大勢いらっしゃるそうです。

Nさんもこの実習を通して、将来の就職進路として、こども支援の領域とともに障害者支援の領域への関心を強めたようです。

秋学期からは実習の事後学習(スーパービジョン)が始まります。

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2019年9月 6日 (金)

ソーシャルワーク実習を終えました ~その1~

社会福祉学科の学生Hさんが、菊川市の身体障害者施設での実習を無事に終了します。

24日間の泊まり込みの実習を頑張りました。

写真は、施設長、実習指導者、学生での最後のスーパービジョンの一コマです。

沢山の学びがありましたが、課題も見つかりました。

夏休みが終わると秋学期の授業が始まります。

実習終了後の事後学習(スーパービジョン)では、実習を終えた学生がそれぞれの成果や課題を持ち寄り、仲間の振り返りを自分自身の実習体験に結び付けてさらに学びを深めます。

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インターンシップ入門が始まりました

社会福祉学科の独自科目である「インターンシップ入門」は、1年次生を対象とした体験型の実習です。

初めて社会福祉施設を体験する学生も多く、これから4年間で経験する数々の実習の入門的な位置づけになります。

さまざまな対象者とのかかわりを通して、関係形成のあり方や自分自身の理解、社会福祉への関心を広げていくきっかけになることを目的としています。

夏休み期間を利用しての4日間の実習で、複数の学生が実習を共にします。

今回は、視覚障害者の通所施設と知的障害者通所施設で実習中の学生を訪ねてみました。

その一場面を紹介します。

所内作業と「アートの時間」の実習生の様子です。

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(社会福祉学科 川向)

裁判所の見学に行ってきました。

先日、ゼミ生7名と、裁判所の役割や裁判の過程を学ぶため静岡地方裁判所浜松市支部に行って参りました。

詳しい案件はお伝えできませんが、ある刑事事件を傍聴させていただきました。

ゼミのみんなは、被告と弁護士、検察、そして裁判官のやり取りを真剣に聞いていました。

傍聴後は館内を見学させていただきました。

社会福祉士、精神保健福祉士は、医療・福祉系の仕事で裁判等の司法分野にかかわりがなさそうに思われるかも知れませんが、意外にも裁判に関わることがあります。

DVを受け配偶者から逃げてきた方が離婚するための裁判や、長年、親族から虐待を受けた方の裁判など様々です。

司法書士、弁護士の方と協働して対象者の方の支援をすることもあります。

また、ソーシャルワーカーの中には、少年院、刑務所、保護観察所等の司法分野での仕事をしているリーガル・ソーシャルワーカーも増えています。

主には再犯防止のためのプログラム支援などをしています。

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(文責 社会福祉学科 佐々木)

2019年9月 4日 (水)

2019年8月21日(水)社会福祉学科 公開セミナー『児童虐待 予防と早期対応のポイント』~スクールソーシャルワーカーの役割と関係機関との連携~ を開催

近年、社会的課題となっている児童虐待の予防と早期対応を目指すためには、それぞれのフィールドで活動する専門職者の理解が欠かせません。

聖隷クリストファー大学社会福祉学部社会福祉学科では、スクールソーシャルワークの理解促進及び卒業生や保健医療福祉・教育等のこども若者に関わる専門職者のリカレント教育(学び直し)を目的と講演会を開催しました。

 

 <プログラム>

 ■レクチャーセッション

「子ども・家庭をめぐる現状と今後の課題~連続する子ども虐待事例をめぐって~」

 村瀬 修 氏(NPO法人しずおか・子ども家庭プラットフォーム代表理事)

■シンポジウムセッション 

 1)児童相談所ソーシャルワーカー(浜松市児童相談所職員)

 2)乙部邦子 氏(児童養護施設すみれ寮 施設長)

 3)平川悦子 氏(浜松市教育委員会スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー)

 

当日は、医療・保健・福祉・教育現場のソーシャルワーカー、教育関係者、民生委員・主任児童委員、大学生、高校生・保護者、一般の方などが参加しました。

 

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当日の会場の様子

 

また、中日新聞、静岡新聞でも当日の様子がとりあげられました。

⇒静岡新聞掲載記事はこちら

 

アンケートからは、「スクールソーシャルワーカーの認知度を広めて欲しい」、「児童虐待予防について、もっと社会に発信していって欲しい」、等のご意見を頂きました。

 

今後も継続して、スクールソーシャルワーカーの取り組みや必要性について、社会福祉学科としても発信していきたいと思います。

「スクールソーシャルワーク教育課程」の詳細は、日本ソーシャルワーク教育学校連盟のHPから確認できます。

9月21日のオープンキャンパスでは、『子ども・若者のクライシス ~増え続ける、不登校・発達障害・ひきこもり・自殺等の現状とソーシャルワーカーに期待される役割~』を予定しています。

関心のある高校生の方は是非参加してみて下さい。

 ⇒ ブログの紹介記事はこちら

 

(社会福祉学科教員)

2019年9月 2日 (月)

学生のシンガポール研修だより①

本学海外研修の一つであるシンガポール研修(受け入れ教育機関:ナンヤン理工学院 8月31日~9月8日)に社会福祉学科2年の学生2人が参加しています。

その中の一人、Iさんから「たより」が届きましたのでご紹介いたします。

 

こんばんは

研修2日目が終わりました。

1日目(土曜日)はシンガポール到着後、ホームステイ先でシーフードヌードルを頂き、その後ナイトサファリへ行ってきました!

動物を間近で見ることができました!

夜の街並みがとても綺麗です!

 

2日目(日曜日)は朝ごはんを頂き、ユニバーサルスタジオ・シンガポールに行ってきました!

とても暑かったです!

様々な乗り物に乗ることができて楽しめました!

その後はビーチに行きました!

ゴーカートをする場所があり、3回もゴーカートに乗ってきました!(笑)

ビーチは波の音が聞こえて夕暮れで空もとても綺麗でした!

 

明日はいよいよ大学に行ってきます!

またご報告させていただきます。             (2年生 A.I.)

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写真説明

1番上の写真が2日目の夕食の写真です。

チキンライスという有名なご飯を食べに行きました!

辛いソースと相性が良かったです!

どの料理も美味しくて2回注文しちゃいました!

2番目の写真はホームステイ先、豪邸です(写っているのは社会福祉学科Yくん)。

2019年8月29日 (木)

卒業生との再会

私は、医療系、福祉系団体のイベントや行政の会議に参加させていただく機会が多くあるため、日々様々な方々とお会いしています。

そんな時、本校の卒業生と出会えるととてもうれしくなります。

卒業生が、大学時代の面影も残しながら、社会人として立派に働いている姿をみるとまぶしくさえ感じます。

一方で、「卒業生にもっとこの法制度のことを丁寧に伝えていればよかった」とか、「実習先で〇〇体験ができるよう配慮すればよかった」と、反省します。

医療、福祉分野では様々な困難や課題に直面します。

よりよい医療や福祉を実現するためには、既存の知識だけではなく新たな知識を日々吸収していく必要があります。

教員として、実践に結びつけていける教育ができるよう頑張っていきたいと思います。 

(文責 佐々木)

2019年8月28日 (水)

9月21日オープンキャンパス(ソーシャルワークコース) 『子ども・若者のクライシス ~増え続ける、不登校・発達障害・ひきこもり・ 自殺等の現状とソーシャルワーカーに期待される役割~』

WHOは、今世紀の保健上の最大の課題はメンタルヘルスの保持増進であると述べています。

我が国でも、いじめ・不登校や発達障害、若者の自殺やひきこもり、ゲーム依存等が増加しています。

昨年のオープンキャンパスの様子①

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昨年のオープンキャンパスの様子②

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当日は、子どもや若者の抱える精神的な課題や社会的な問題及び2022年度から高校保健体育に40年ぶりに復活する「精神保健」について解説します。

また、ライフステージに応じた「子ども・若者支援」におけるソーシャルワーカーに期待される役割についても解説します。

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★昨年度、オープンキャンパスに参加した高校生の感想

 ・より一層、社会福祉の道に進みたいと思いました。

・先生の話を聞いて、とても興味をもちました。

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申し込みはこちらから

⇒ https://www.seirei.ac.jp/opencampus/oc/form.php?CN=264981

 

(社会福祉学科教員)

2019年8月20日 (火)

インクルーシブ教育実践推進校見学報告会に参加

7月某日、浜松市内のNPOアクティブさんの研修会「神奈川県立高校見学報告会&ディスカッション」があり、参加してきました。

 

以下、アクティブさんのHPから一部抜粋・・・

「スチューデント・ファースト」を合言葉に、他県に先駆け県立高校改革に取り組む神奈川県の高校へ見学に行ってきました。

神奈川県で高校改革している様々なタイプの高校の中より、学び直しに対して意欲のある生徒を積極的受け入れ、入学選抜では調査書の認定を用いず観点別学習状況を活用して学力検査を実施しない「クリエイティブスクール」と知的障がいのある生徒も通常の生徒と共に同じ教室で学ぶ「インクルーシブ教育実践推進校」に行ってきました。

抜粋ここまで・・・

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報告された内容は模造紙に書き込まれ、視覚的にも理解が深まります。

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終了後も、模造紙の前で熱心に話し合いが行われました。

 

不登校や発達障害等を背景として、「適応指導教室」や「特別支援」を受ける児童生徒が増加しています。

しかし、その後の高校進学となると情報は少なく、また選択肢は限られてきてしまい、本人やご家族は、大きな壁を感じることが多いようです。

 

若者が将来の自立的、主体的な生活を営んでいくためには、適切な学習環境の整備は優先順位の高い教育的な政策だと思います。

社会福祉学科では、スクールソーシャルワーカー教育課程を設置していますが、今後は浜松市内や静岡県内の「インクルーシブ教育推進」にも協力・連携をしていきたいと思います。

                                  

(社会福祉学科教員)