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2018年9月

2018年9月13日 (木)

2018 夏 卒業生との再会③

今年の3月に卒業し、社会人6ヶ月目に突入したばかりのゼミ卒業生4人と

お食事会をしました。

 

この中の二人は「卒業生との再会①」でも登場したK市、S市の社会福祉協議会に

務めている男子です。

二人とも先輩職員、地域の方々に好意的に受け入れていただき、

その丁寧な指導のもと、着々と「社協職員」らしくなっているようです。

地域の人との関わりを重視する社協では夜の会議も多く、

すこーしばかり辛そうですが、地域に出向いての住民との出会いは地域のニーズを

知るまたとないチャンス。

それを心から楽しい、おもしろい、と思ってくれるといいな、と思いました。

女子の一人は公務員社会福祉士としてM市の福祉事務所で児童関係の仕事をしています。

毎日相談業務に従事する中、「まだ先輩職員の力を借りなければ対応できない」と

悔しそうでしたが、その悔しさ、大事だと思います。伸びるためのエネルギーです。

もう一人の女子は、障がい者の就労支援の仕事をしています。

利用者さんのことを「なかま」と呼び、仕事の内容、なかまとの語らい、

エピソードなどを生き生きと話してくれました。素敵でした。

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ビックリするような大盛りの料理をモリモリと平らげ、

尽きることのない話に花を咲かせ、私も若さ、初々しさを注入していただきました。

 

次に会うのは12月。

さらに大きく、逞しくなった彼ら、彼女らに会うのがもうすでに楽しみです。

2018年9月12日 (水)

2018 夏 卒業生との再会②

関東地方で暮らす1期生のMさんが、お盆の里帰りのついでに会いに来てくれました。

卒業後社会福祉法人Sに就職し、その初任地であった関東地方でパートナーに出会い、

二児をもうけ、現在は別の法人で、育児を中心としながらパートで介護の仕事を続けています。

  

在学中介護福祉専攻(当時)に所属し、介護の仕事に誇りと喜びを感じ、

いきいきとお年寄りとかかわるMさんは、介護の仕事のすばらしさを多くの人に

伝えたい、と日々考え続けているとのことでした。

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Mさんの利用者の方々に寄り添う仕事ぶりはいつも同僚や上司からの賞賛の的だそうです。

しかしそのことに対し、本人は「当たり前のことをしているだけなのに」と呟きます。

そこで私は、「聖隷で学んだことはどのように活きているのかな?」と尋ねました。

すると

   「自分のように隣人を愛するという“隣人愛”は私のベース、

    それ以外の考えがあるのか、というくらい」、

   「そのベースがあるから利用者さんの立場に立つことができている」

とのことでした。

また自分がその確信を持ち続けていられるのは

   「先生方に大切に指導されてきたからであり、

    『こう育ってほしい』という思いが伝わってきた。

   また同じ理念を共有する社会福祉法人Sで先輩の背中を見てきたから」

だそうです。

 

本学の理念の意味、それをどのように学生に伝えればよいのか、を

卒業生からあらためて教えられた真夏の午後でした。

2018年9月 7日 (金)

インターンシップ入門の風景

インターンシップ入門は、社会福祉学科生が取り組む最初の実習で、

1年次の夏休みに4日間で実施する体験実習です。

今日は3人の学生がお世話になっている市内の知的障がい者支援施設に巡回訪問しました。

ちょうど「アートの時間」というプログラムが行われていました。

川から採ってきた石に思い思いの絵を描いていきます。

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学生たちも「目玉おやじ」や「幸福のゾウ」と、豊かな感性を発揮していました。

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秋学期に行う実習の振り返りを楽しみにしています。


2018年9月 6日 (木)

2018 夏 卒業生との再会①

6月の末、静岡県内各地の社会福祉協議会(通称「社協」)で

がんばるゼミの卒業生5名と再会しました。

私もかつて所属していた県内の社協職員による自主的な研究会への

参加を呼びかけたところ、

日曜日であるにもかかわらず集まってくれました。

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社協職員としてのキャリアは7年目、4年目、2年目、1年目2人とさまざまですが、

各地の地域福祉推進に意欲的に取り組んでいる、または取り組もうとしている頼もしい

面々です。

 

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これからますます住民が福祉問題を「我がこと」としてとらえ、住民同士が出会い、

協議し、協働して、主体的な活動を展開していくことが求められます。

積極的に地域に出向き、住民に学び、住民とともに考え、住民を支える、

そんな実践者になってくれたら!、と願うと同時に、そうなるために

「私たちは卒後教育として何に取り組むべきか」について考えなければ、

と強く思った再会でした。