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2018年8月

2018年8月24日 (金)

社会福祉学科 公開セミナー「発達障害を持つ児童生徒の理解とスクールソーシャルワーカーの役割」

2018年8月22日(水)社会福祉学科 公開セミナー

「発達障害を持つ児童生徒の理解とスクールソーシャルワーカーの役割」が

行われました。

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近年発達障害の特性を持つ児童や生徒が増加していると言われています。

発達障害者支援法等の法整備や特別支援教育等により、

早期での支援体制が整い始めましたが、無理解やいじめ、

不適切養育等により発生する2次障害にも注目が集まってきています。

これらの社会的要請を受けて社会福祉学科では、

2016年度から「スクールソーシャルワーク教育課程」を設置し、

今年度対象となる現3年次生が小学校や中学校での実習に出ます。

 

 当日は、浜松市内で活躍されているスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)さんと、

多くの発達障害児支援をしているスクールカウンセラー(臨床心理士)さんから

お話をうかがいし、発達障害を持つ児童生徒の理解とスクールソーシャルワーカーの

役割について学びました。

 

 会場からの質疑やアンケートから、「スクールソーシャルワーカーの必要性を

もっと広めて欲しい」、「発達障害の理解や支援について学びたい」、等の

ご意見を頂きました。

 今後も継続して、スクールソーシャルワーカーの取り組みや必要性について、

社会福祉学科としても発信していきたいと思います。

なお、当日の様子は静岡新聞にて取り上げられました。

  

Ssw

 「スクールソーシャルワーク教育課程」の詳細は、

日本ソーシャルワーク教育学校連盟のHPから確認できます。

http://jaswe.jp/ssw.html

 

                                          (教員)

2018年8月20日 (月)

ライフサイクルとソーシャルワークⅠ②

1年春セメの「ライフサイクルとソーシャルワークⅠ」(選択必修)では、

現代社会のこども・若者の諸問題を保健医療福祉の専門職者として、

社会福祉学的視点から理解できるように、講義を受講し、

グループで話し合いを行い、発表テーマを決定し、次の回でグループ発表を

行っています。

前回の「発達障害・いじめ」の講義を受け、今回は3つのグループから

発表がありました。

①「児童虐待の傾向と対策」、②「乳幼児期のシナプス」、

③「環境がもたらす母子の健康」*でした。

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どのグループも協力して調べ、発表していました。

「母子保健」から派生した心の傷が、クライエントを生き難くしているという課題に、

ソーシャルワークを実践する上で、直面することがあると思います。

学生のうちから文献を調べたり・外部の勉強会や当事者の方の発表会に出かけたりと、

学びを深めて行って下さい。

*「環境がもたらす母子の健康」のグループは、

アルコールや喫煙といった「環境」が子どもの育ちに

どのように影響するのかという観点からの発表をしました

夏のオープンキャンパス(8/4、8/11)を開催しました。

連日、酷暑が続いていますが、8月は3回のオープンキャンパスを予定しています。

8月4日(土)は社会福祉学科に40名の高校生と父兄の参加がありました。

ありがとうございました。

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次回のオープンキャンパスは、8月25日(土)に開催します。

在学生に登場してもらい「大学生活体験談」と「何でも質問・相談ブース」を企画しています。

大学入試の準備から就職までのこと、大学生活と学びの全てをお伝えします。

 

ウェルカムイベントでは、授業のテキストや教材を手に取っていただき、

学びの一端にふれていただきます。
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近隣の障がい者支援事業所の協力で展示販売も行われました。クッキーが参加記念品です。

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佐藤先生による体験授業の様子です。

テーマは「『地域で生きる』を支えるソーシャルワーカーのもう一つの役割」です。

既存の制度のみでは支援が難しい、いわゆる「制度の狭間」にある社会福祉課題に取り組み、

その解決に向けて、個人の支援と地域での人々のつながりを構築する、

コミュニティソーシャルワーク(CSW)の実践についての講義でした。

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プログラムの最後は、在学生や教員を交えた参加者との懇談会です。

高校生だけのグループと保護者のグループとに分け、懇談会をすすめました。

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高校生からは、AO入試のこと、大学生活に関すること、アルバイトのこと、サークルのこと、

保護者の方々からは、就職に関すること、国家資格に関すること等の質問が多かったようです。

ご参加くださった皆様、次回のご来校をお持ちしています。

2018年8月10日 (金)

学内販売 学生ボランティア(2ぴーす)の活動紹介

毎月1回、某障害者就労支援事業所さんが、「ワラビもち」や「クッキー」等の

販売におみえになります。

障がいをお持ちの方が、地域で自立的な生活を送っていくための

生活支援や就労支援を、社会福祉士や精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)は

行っています。

 

国も「工賃倍増計画」や「工賃向上計画」を実施していますが

その工賃は決して十分な額ではありません

(詳しくは障害者の就労支援対策の状況:厚生労働省HP をご覧下さい)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html

 

某日の学内販売を、学生ボランティア「2ぴーす」がお手伝いしました。

その甲斐あってか完売でした。

 1(定番のワラビもちと生キャラメル)

1_2(こちらのゆでタマゴも売れ行き上々)

 

「2ぴーす」の設立経緯とこれまでの活動はこちらをご覧下さい

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/10/3-e7e0.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/11/3-3bcc.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/11/post-18bd.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2018/07/3-a3f5.html

                        (社会福祉学科 教員)

精神保健ソーシャルワーク実習報告会

7月27日(金)、精神保健ソーシャルワーク実習報告会が行なわれました。

4年生の5~6月の実習についての報告でした。

それぞれの学生が、患者様やメンバーさんと言われる精神障がいをもつ方と

一緒にすごさせていただく中で多くのことを学ぶことができていました。


精神保健福祉士の方々がどのような支援をされているか、

どんな医療や福祉制度があるのかを実習の経験を通して知ることができたようです。

1名7分ぐらいの限られた発表時間でしたが、想いのこもった報告が行なわれました。

そして、その学生ひとり一人に対して、参加いただいていた実習指導の精神保健福祉士の

皆様からあたたかい励ましをいただきました。

そのやりとりを見ていて、手前味噌ですが、

学生それぞれが本当に良く頑張ってきたんだなと感動しました。


実習報告会後は、浜松市にあるお好み焼き屋さん「こなこな」で打ち上げをしました。

とてもおいしいお好み焼き、たこやき、やきそば等各種料理に舌鼓をうちました。

ちなみに「こなこな」は就労継続支援A型事業所で、

障がいをもつ方も働いておられる事業所です。


人気店ですので常連のお客様もたくさんきておられます。

打ち上げが盛り上がってしまい、看板までいさせていただきました。

最後にはのれんをもって記念撮影をさせていただきました。

「こなこな」の皆様、遅くまでありがとうございました。



Photo

文責 佐々木

2018年8月 8日 (水)

ライフサイクルとソーシャルワークⅠ

1年春セメの「ライフサイクルとソーシャルワークⅠ」(選択必修)では、

現代社会のこども・若者の諸問題を保健医療福祉の専門職者として、

社会福祉学的視点から理解できるように、講義を受講し、グループで

話し合いを行い、発表テーマを決定し、次の回でグループ発表を行っています。

これまでに扱ったテーマは「若者の社会的自立・若者の自殺」、

「不登校・ひきこもり」、「発達障害・いじめ」、「母子保健」です。

子育の不安や児童虐待等の事例から「母子保健」の必要性にについて

ゲストスピーカーの先生(保健師)から伺いました。

Photo_3(この科目で使用しているテキストです)

次回は、3つのグループからの発表です。発表だけでなく、

関連した新聞を読んだり、文献を調べたりと、

それぞれの興味や関心に基づき、事前学修に取組みます。

1年次からアクティブラーニングを実施することで、

主体的に学ぶ姿勢が身に着き、またソーシャルワークに関する

関心も高まってきます。