【No.469】3年生レポート No.7 ~「地域理学療法学の実践」活動紹介5~
皆さん、こんにちは
理学療法学科3年の福井涼太、小野虹輝です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
先日「地域理学療法学の実践」という講義の一環で、高齢者の方々の認知機能、運動能力の向上を目的に、和合せいれいの里にご協力をいただき活動させていただきました。
この活動の中で、利用者さんが生活の中で困っていることや、やってみたいことなどについて情報収集を行い、「転倒への恐怖心」「認知機能の低下」が多いということが分かりました。
これらの情報をもとに、利用者さんに何を提供するか、話し合って考えました。
転倒への恐怖心に関して、まず二重課題試験を行いました。内容は口頭で数字を数えながら足踏みを行っていただきました。2つの課題を同時に遂行する力は、加齢などによって低下しまい、転倒のリスクが高まってしまいます。そのため二重課題試験を行うことで転倒予防に努めました。またワークシートを用いて生活内で起こりうる転倒因子やその改善策を考えていきました。
認知機能の低下に関しては色読みテストや、単語の穴埋めなどを行いました。また利用者さんの意欲を低下させないためにゲーム形式で行いました。
実際に活動を通して楽しんで行って頂くことが出来ましたが、反省点として説明がうまく通らなかったこと、課題の難易度設定を間違えてしまったことがあり、個々へのアプローチではなく集団に対してのアプローチの難しさを改めて実感しました。
今後も、この経験が活かせるように日々精進していきたいと思いました。
最後になりますが今回の活動に協力してくださった和合せいれいの里の職員並びに利用者さんに深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。