« 【No.351】3年生レポート No.1 ~新入生歓迎会ボウリング開催しました~ | メイン | 【No.353】4年生レポート1 ~臨床理学療法実習Ⅴを終えて~ »

2018年6月 6日 (水)

【No.352】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.1

 

こんにちは。

 

理学療法学9期生の笹田教太郎です。

2018年度聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会の運営をしています。

 

5月10日に開催した第1回目の内容を報告させていただきます。

 

本研修会では、聖隷クリストファー大学の卒業生および、聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストを対象に、技術・知識の向上を目的とした勉強会を定期的に開催しております。

 

今回は、「腰部の触診」をテーマとして、聖隷クリストファー大学の5期生である澤孝大朗さんに講義をしていただきました。

 

1_2

澤さんによる講義

 

講義では、前額面・矢状面から立位姿勢をみて、ランドマークがどのような配列なっているのか、正常と比較した姿勢変化の評価と腰痛における考え方について

 

不良姿勢から腰痛が生じている場合、問診を行い、実際に触診・動作の確認をして、原因について仮説を立てて検証するため、より正確な触診の必要性を感じることができました。

 

実技では、骨の触診として上前腸骨棘、上後腸骨棘、腸骨稜、腰椎棘突起、第12肋骨を、筋の触診として最長筋、多裂筋、腰方形筋を触診しました。

 

ファシリテーターとして、石井裕也さん(3期生)、鈴木徹也さん(5期生)、池田圭介さん(9期生)に協力いただきました。

 

腰部の深層筋などは、触り分けていくことが難しい部分でしたが、澤さんはじめファシリテーターの先輩方やお互いに確認しながら触診を行うことで、知識や方法、感覚を共有しながら進めることができました。

 

2触診の練習

 

また、3期生の石井さんからは、「触診をする組織の深さ・形状・動きによっても触り方を工夫しなければいけない」と説明があり、基礎である解剖学の知識の重要性を再確認することができました。

 

3石井さんによる触診方法の解説

 

今年度の研修会では、参加者全員が「この筋は自信を持って触ることができるようになった」と何か一つでも得ることができる研修会にしていきたいと思っています。

 

澤さんをはじめ、ファシリテーターを務めてくださった先輩方、参加者の皆様、お忙しい中、本研修会にお集まりいただきありがとうございました。

 

これから1年間実りのある勉強会にしていきましょう。

 

次回は7月12日(木)19:30~21:00 聖隷クリストファー大学 3号館3108教室にて、

3期生の鈴木章紘先生による「足関節部の触診について」をテーマに開催する予定です。

 

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。