【No.240】教員活動レポートNo.7 ~9th Interdisciplinary World Congress on Low Back and Pelvic Girdle Painに参加してきました~
理学療法学科の国際交流担当の坂本です。
紅葉の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
10月30日~11月4日の6日間、シンガポールの
Marina Bay Sandsにて、第9回国際腰痛学会が開催されました。
3年に1度の国際学会です。
私は10月31日11月1日の2日間この学会に参加してきました。
学会は主に
Anatomy and biomechanics, Evidence on motor control in diagnostic and training, Pelvic girdle pain, Biomechanical & psychosocial aspects, Spine/pelvic surgery, Active therapeutic approach, State-of-art in motor control
などのテーマでシンポジウムや一般演題発表がありました。
ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、アジア諸国、中東、アフリカなど
世界各国から医師、PT,Osteopacy, など
腰痛・骨盤痛のスペシャリストが参加していました。
私の母校 La Trobe universityよりJon Ford 教授が
シンポジウムで腰痛に対するSTOP Painという
腰痛治療の取り組みの報告をしていました。
ちょっと暗いですが、Jon Ford教授とツーショット
実は、10月29日に広島の広島国際大学で開催された
咲楽塾で産後の骨盤帯痛(仙腸関節痛)について
文献レビューと研究報告を一般の方、医療従事者向けに話をし、
その足でシンガポールへ移動しました。
丁度文献レビューで引用した研究の内容について、
更に深く内容を聞くことができました。
また、臨床に必要な基礎研究や有限解析を用いたメカニズムの解析、
私の研究テーマである産前産後のマイナートラブルについて
多面的要素から最先端の知見を拝聴できました。
今回は同じ研究室の骨盤研究を3本発表しました。
聖隷浜松病院の医師がポスター発表をしていました。
国際学会への参加はその分野の最先端の情報や
研究内容・方法などの情報を収取するだけでなく、
いろんな国や分野の人と出会え、交流できる楽しみもあります。
今回の学会参加は2日間のみと短い期間ではありましたが、
多くの出会いがあり、自分の研究を更に発展させられる
良い機会を得ることができました。
効果的な治療効果を得るには、研究による
エビデンスの発展が必須であると改めて感じました。
最後の日にNYPのRafizah先生が
Garden by Marina bay につれて行ってくれました。
久しぶりにお会いでき、積もる話で時間が足りないくらい語りました。
Rafizha先生とツーショットwith Lion
3年後はデンマークのコペンハーゲンです。
腰痛・骨盤痛に御興味のある方、
一緒にデンマークをめざしましょう!