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2016年11月10日 (木)

【No.240】教員活動レポートNo.7 ~9th Interdisciplinary World Congress on Low Back and Pelvic Girdle Painに参加してきました~

理学療法学科の国際交流担当の坂本です。

紅葉の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

10月30日~11月4日の6日間、シンガポールの

Marina Bay Sandsにて、第9回国際腰痛学会が開催されました。

3年に1度の国際学会です。

私は10月31日11月1日の2日間この学会に参加してきました。

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学会は主に 

Anatomy and biomechanics, Evidence on motor control in diagnostic and training, Pelvic girdle pain, Biomechanical & psychosocial aspects, Spine/pelvic surgery, Active therapeutic approach, State-of-art in motor control

などのテーマでシンポジウムや一般演題発表がありました。

 

ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、アジア諸国、中東、アフリカなど

世界各国から医師、PT,Osteopacy, など

腰痛・骨盤痛のスペシャリストが参加していました。

私の母校 La Trobe universityよりJon Ford 教授が

シンポジウムで腰痛に対するSTOP Painという

腰痛治療の取り組みの報告をしていました。

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 ちょっと暗いですが、Jon Ford教授とツーショット

 

実は、10月29日に広島の広島国際大学で開催された

咲楽塾で産後の骨盤帯痛(仙腸関節痛)について

文献レビューと研究報告を一般の方、医療従事者向けに話をし、

その足でシンガポールへ移動しました。

 

丁度文献レビューで引用した研究の内容について、

更に深く内容を聞くことができました。

また、臨床に必要な基礎研究や有限解析を用いたメカニズムの解析、

私の研究テーマである産前産後のマイナートラブルについて

多面的要素から最先端の知見を拝聴できました。

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今回は同じ研究室の骨盤研究を3本発表しました。

聖隷浜松病院の医師がポスター発表をしていました。

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国際学会への参加はその分野の最先端の情報や

研究内容・方法などの情報を収取するだけでなく、

いろんな国や分野の人と出会え、交流できる楽しみもあります。

今回の学会参加は2日間のみと短い期間ではありましたが、

多くの出会いがあり、自分の研究を更に発展させられる

良い機会を得ることができました。

 

効果的な治療効果を得るには、研究による

エビデンスの発展が必須であると改めて感じました。

 

最後の日にNYPのRafizah先生が

Garden by Marina bay につれて行ってくれました。

久しぶりにお会いでき、積もる話で時間が足りないくらい語りました。

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Rafizha先生とツーショットwith Lion

 

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3年後はデンマークのコペンハーゲンです。

腰痛・骨盤痛に御興味のある方、

一緒にデンマークをめざしましょう!