【No.050】4年生の臨床実習地訪問(淡路島にて)
こんにちは、理学療法学科の前野です。
今年は昨年以上に寒暖差の激しい春となり、ようやく最近、浜松らしい暖かさも出てきたこの頃ですね。
今回は、4年生の臨床実習地訪問について報告をお届けします。
ちょうどGWの前半が終わった4月30日に、淡路島にある聖隷淡路病院で実習をしている学生のところへ行ってきました。
実は、このときは再訪問で、最初の訪問は、淡路島で震度6弱の地震があった翌日の4月13日でした。この日は、偶然別件で札幌から大阪に行くことになっていたので、学生を心配して、関空経由で直接淡路島に向かいました。関西国際空港までは順調に下りられたのですが、そこから先の特急や急行が運休になっていました。
JR快速で向かったため、約1時間遅れで梅田に着き、そこから新快速で明石へ向かいました。
明石からさらにフェリーで対岸の淡路島へ。
最初交通機関がマヒしていると心配していったのですが、ここまでは以外と順調でした。
しかしここからは…、と覚悟していったのですが、高速船から見える街並みはほとんど何事もなかったかのように平然としていました。
これはいったいどういうことだ?と思ったのですが、フェリーターミナルで待ち合わせた学生に確認すると、地震で揺れたことは揺れたが、棚から物が落ちるほどではなかったとのこと。ますます???
学生がお世話になっている民宿へ徒歩で向かいましたが、やはり道すがらほとんど何事もなかったかのように被害は見られませんでした。
拍子抜けしたようにしていると、そこへ学生がお世話になっている民宿のおかみさんがやってきて、話を聞くと、島の中~南部に限局して被害がでているということでした。親せきや娘さんが島の中部に暮らしており、あちらは、建物が倒れたり、地割れを起こしたり大変だということでした。確かにここは、明石から高速船で15分という淡路島の北の突端で、震源地を外れたために今回は被害を免れたのだということを知りました。(改めて地震の被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。)
ともかくも、学生は元気にしており、とりあえず安心して帰ったのが、13日でした。
今回30日の再訪問も、実習そのものは大丈夫だろうと安心つつ病院へ向かったのですが、やはりⅢ期目の長期実習です。学生本人は、今回地震どころではなく、実習そのものと格闘しておりました。
解剖学、生理学、運動学・・・、専門職として必要な知識の基礎中の基礎と格闘しておりました。彼を励まし、指導しつつも、改めて、専門基礎教育の大切さを学んだ1日でした。
でも大丈夫。彼はきっと淡路島から元気に帰ってくることでしょう。夜景の見える民宿のお風呂で毎日疲れをとりながら・・・。
(聖隷淡路病院玄関前から見えた明石大橋)