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2024年3月28日 (木)

部活動の応援に行ってきました

市内の高校放送部に「部活動応援プログラム」でサポートさせて頂きました.「部活動応援プログラム」は,言語聴覚学科の教員の専門知識や専門技能を部活動に役立てて頂こうと実施している活動です.今回は,「声とことばのサイエンス₋効果的な練習方法に向けて」という内容でサポートさせて頂きました.

アナウンスの練習に音響分析を用いて,人の耳では把握しづらい点を可視化して,「よい印象を与える話し方」や「正確な話し方」について部員の皆さんと共有しました.

3↑【アナウンサーのアナウンスを音響分析で可視化しました】

また,/S/の子音を部員2人に発音してもらい比べてみました.

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↑【左:Aさん】       ↑【右:Bさん】

発音は同じように聞こえましたが微妙に違っていました.それぞれ自身の特徴がわかり,練習では時々ことばを音響学的に可視化する事の大切さを理解くださいました.

更には,アナウンス原稿を読んで頂き,高校生とプロのアナウンサーの違いを皆さんで考えてみました.下の図は,ある1フレーズです.音響分析すると,①母音の明瞭さ,②フレーズ内の声の大きさの変化,③フレーズ内の微妙な間(休止区間)が違うことがわかりました.プロのアナウンスに近づけるための練習内容が具体的にわかりました.

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↑【左:高校 放送部員】 ↑【右:アナウンサー】

↑【アナウンサー】

その他,鼻息鏡(写真)を使って鼻濁音の練習や,あごと舌との分離運動の練習をしました.

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とても楽しい時間を過ごさせて頂きました.何より言語聴覚士の専門知識をお役立ていただけそうでうれしく思いました.ありがとうございました.

聖隷クリストファー大学 言語聴覚学科では,声やことば,聴こえ,飲み込みに関係することで専門的知識や専門的技能を用いて部活動の練習を応援する活動も行っています.ご希望があれば,本学までご連絡ください.