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2021年9月 1日 (水)

評価演習が終わりました(3年生)

教員の佐藤です。

6月24日から3週間にわたり、3年生の評価演習が行われました。

本演習は実際の言語聴覚障害の方にご協力いただき、評価・診断を行わせていただきます。

今回は4名の方にご協力いただきました。

2名は外部の方、もう2名は浜松十字の園の利用者さんにご協力いただきました。

昨今の社会情勢のなか、ご協力いただいた患者さん、浜松十字の園の関係者の皆様、誠にありがとうございました。

 

1回目は患者さんに初めてお会いするということで、インテーク面接を行いました。

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学生さんは初めての面接のためとても緊張していました。

患者さんにご配慮いただき、何とか初回を終えました。

年齢の違う方と話す経験はなく、会話をすることがとても難しかったようです。

面接や観察から会話評価、行動評価を行いました。

考えられる障害をより詳しく調べるために、2・3回目に行う総合的な検査を考えました。

また、患者さんの症状を把握し、なぜ話しにくいのか、なぜ飲み込みにくいのか、その発生機序をグループで考えていました。

 

1回目で患者さんが「貼り絵が好き」という情報を得たので、2回目の時に貼り絵を作っていました。

 

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患者さんにプレゼントする貼り絵です。

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演習前にグループで最後の確認です。

 

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3回目には感謝の意を込めて『プレゼント』を渡していました。

学生さんが自身で考えて準備をしていたようです。素晴らしい!

こちらのグループは一緒に撮影した写真を色紙に貼っていました。

 

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こちらのグループは、患者さんの好きなお花や嵐の写真を貼っていました。

 

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患者さんも嬉しそうにされていました。

我々言語聴覚士は『障害』をみるのではなく、『障害を持った人』をみています。

患者さんにはいろいろな背景があります。

性格や特徴などを把握し、その人にあった対応ができると良いですね。