評価演習が終わりました(3年生)
教員の佐藤です。
6月24日から3週間にわたり、3年生の評価演習が行われました。
本演習は実際の言語聴覚障害の方にご協力いただき、評価・診断を行わせていただきます。
今回は4名の方にご協力いただきました。
2名は外部の方、もう2名は浜松十字の園の利用者さんにご協力いただきました。
昨今の社会情勢のなか、ご協力いただいた患者さん、浜松十字の園の関係者の皆様、誠にありがとうございました。
1回目は患者さんに初めてお会いするということで、インテーク面接を行いました。
学生さんは初めての面接のためとても緊張していました。
患者さんにご配慮いただき、何とか初回を終えました。
年齢の違う方と話す経験はなく、会話をすることがとても難しかったようです。
面接や観察から会話評価、行動評価を行いました。
考えられる障害をより詳しく調べるために、2・3回目に行う総合的な検査を考えました。
また、患者さんの症状を把握し、なぜ話しにくいのか、なぜ飲み込みにくいのか、その発生機序をグループで考えていました。
1回目で患者さんが「貼り絵が好き」という情報を得たので、2回目の時に貼り絵を作っていました。
患者さんにプレゼントする貼り絵です。
演習前にグループで最後の確認です。
3回目には感謝の意を込めて『プレゼント』を渡していました。
学生さんが自身で考えて準備をしていたようです。素晴らしい!
こちらのグループは一緒に撮影した写真を色紙に貼っていました。
こちらのグループは、患者さんの好きなお花や嵐の写真を貼っていました。
患者さんも嬉しそうにされていました。
我々言語聴覚士は『障害』をみるのではなく、『障害を持った人』をみています。
患者さんにはいろいろな背景があります。
性格や特徴などを把握し、その人にあった対応ができると良いですね。