オンライン療法がメジャーに!?
コロナウィル感染予防のため,ロックダウンが世界の各地で依然として行われています。アメリカの言語聴覚士職能団体(ASHA)から,オンラインを使った療法のニュースに関する記事を紹介します。
オンラインの療法は,Telepractice, Telemedicine, E-therapy,など,いろいろな呼び方があります。アメリカでは1996年に成立したThe Health Insurance Portability and Accountability Act (HIPPA)という患者のプライバシーの保護に関しての法律に従う必要があり,オンラインの方法,患者様の情報をどのように保存するかなど,HIPPAから許可を得ないとオンライン療法ができません。
2008年からオンライン療法をされているDiana Parafiniukスピーチ・セラピストが書いたオンライン療法の秘訣を紹介します。
【エクセレント・コミュニケーターであれ】
セラピスト側が明確にかつ簡潔にメッセージを伝えられることが,遠隔での療法を成功に導く鍵となります。口頭指示は短く,メールの内容は箇条書きで,次の療法の日時のリマインダーもメールで行いましょう。
【患者さまのニーズに合った目標設定をする】
はじめて患者様にコンタクトする時は,スピーチ・セラピストの第一印象が大切です。知識が豊富で信頼できる等専門家らしさを醸し出せるように,努力しましょう。患者様が療法にどんなことを期待しているかに耳を傾けましょう。
【常に整理整頓】
オンラインのファイルストレージなどを使用して,常に患者さまの情報,療法記録などをいつでもすぐに取り出せるように整理整頓をしましょう。
【成功の鍵はスケジュール】
オンラインのスケジュール機能をフルに活用しましょう。予約の24時間前に自動的に患者さまにリマインダーがメールで送られる機能は大変便利です。
【守秘義務を遵守】
パスワード機能などを適切に使い,オンライン療法や患者さまの情報が漏れないように最善の策を講じましょう。
さて,オンライン療法は日本でも主流になるでしょうか?
もとの記事はこちら!【5 Telepractice Insights From an Experienced Practitioner】