3年生の卒業研究
教員の谷哲夫です。
 卒業研究は早くから準備を進めています。
 谷研究室では失語症と吃音を研究テーマにする学生が多いことが特徴です。
 今回は、吃音をテーマにした3年生の実験を紹介します。
 
 緊張性の指標を脈拍値として、聴衆の有無により脈拍値に変動が生じるのか、
 生じるとすれば吃音生起率に影響するのか、
 さらに発話課題別に脈拍値、吃音生起率に変動があるのかを
 検証するため先行研究を参考にして実験をしました。
 
 実験場所は大学の言語聴覚学科施設内で、
 浜松言友会の方たちに被験者としてご協力いただきました。
まずは、脈拍測定装置を手首に装着します。
 この日は実験初日ということもあり、脈拍測定装置が上手く作動しないなどの
 トラブルにも見舞われましたが、なんとか実験開始することができました。
実験は発話課題を被験者一人で実施していただく場面と、
 聴衆を前に実施していただく場面を設定しました。
 実験は40分程度で終了しました。
実験終了後には、一緒にお茶をしながら
 ご協力いただいた方の吃音体験談などを聞かせていただきました。
 
 実験初日は少しトラブルがありましたが、次回以降改善しながら続けていく予定です。

