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2016年9月14日 (水)

3年生の卒業研究

教員の谷哲夫です。
卒業研究は早くから準備を進めています。
谷研究室では失語症と吃音を研究テーマにする学生が多いことが特徴です。
今回は、吃音をテーマにした3年生の実験を紹介します。

緊張性の指標を脈拍値として、聴衆の有無により脈拍値に変動が生じるのか、
生じるとすれば吃音生起率に影響するのか、
さらに発話課題別に脈拍値、吃音生起率に変動があるのかを
検証するため先行研究を参考にして実験をしました。

実験場所は大学の言語聴覚学科施設内で、
浜松言友会の方たちに被験者としてご協力いただきました。


Photo

まずは、脈拍測定装置を手首に装着します。
この日は実験初日ということもあり、脈拍測定装置が上手く作動しないなどの
トラブルにも見舞われましたが、なんとか実験開始することができました。

Photo_2

実験は発話課題を被験者一人で実施していただく場面と、
聴衆を前に実施していただく場面を設定しました。
実験は40分程度で終了しました。

実験終了後には、一緒にお茶をしながら
ご協力いただいた方の吃音体験談などを聞かせていただきました。

実験初日は少しトラブルがありましたが、次回以降改善しながら続けていく予定です。