高校生部活動応援プログラム
7月16日(土)に行われた高校生対象講座の様子をお届けします。
ST学科では、3組の生徒さんと保護者の方にご参加頂きました。「ことばを視る~あなた自身の声紋を見てみよう~」というテーマのもとで、実際にソナグラフを操作する体験型の講座を実施しました。
ソナグラフ(サウンドスペクトログラム)とは、人の声を周波数分析する装置で、声紋鑑定にも使用されることがあります。ソナグラフで分析された声を画像化することで、視覚的に3次元表記することができるのです。
そこで、自分自身の声紋を見て、他の人との違いや日本人共通の特徴を学んだり、Richard MacLean先生の英語の発音と自分たちの発音の音響的違いを視覚的に比較し、より英語らしく聞こえる発声法を練習しました。
上のソナグラフでは、上がMacLean先生のfruitsと発声したもの、下は日本人(大原)が「フルーツ」と発声したものを示しています。英語では/f/と子音のみでの発声が可能なこと、日本語では/fu/と母音も合わせて発声する傾向にあることを理解し、母音を含めずに子音のみを産生する構音方法を練習しました。
講座終了時には、皆さんソナグラフの基本的操作法と英語らしい発声方法をコツを身に付けることができました。