【No.597】教員レポート No.16 2021 ~イオンモール浜松志都呂 体験イベントを実施しました~
皆さん
こんにちは,教員の高山です.
2月26日イオンモール浜松志都呂にて,リハビリテーション学部理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚学科の学生と教員で「心と身体の健康」をテーマに体験イベントを実施しました.
理学療法学科は3年生が,感染対策をしながら,一般成人と子どもを対象にしたロコモチェックと生活・運動指導を行いました.
学生は,ロコモについて健康寿命との関連,日常生活の姿勢や運動との関連などから丁寧に説明し,成人では高さの異なる台からの立ち上がりのチェックと質問紙の回答を確認し,子どもでは体のバランスや柔軟性,動きなどの5項目を確認し,生活に取り入れてロコモを予防する運動などについてアドバイスをしました.
親子で,祖父母とお孫さんで,夫婦で,友人同士で,お独りでなど
3歳~80歳代と様々な年代の方に参加していただきました.
参加したくださった皆様からは,
・普段気にしていないことに気づくことができた
・ロコモ度の認識ができた
・運動不足を実感できた
・年を重ねても身体機能が衰えないように維持したいと思えた
・気持ちばかりでなく実際に運動しないといけないと思いました
・毎日簡単なトレーニングを無理のない範囲で行いたいと思いました
・丁寧に教えていただいてうれしかった
・運動の大切さがわかった
・おうちでもできそう
などの感想をいただきました.
また,学生の対応については,
・ゆっくり説明してくれた
・目線にあった話し方をしてくれた
・わかりやすく笑顔で対応してくれた
・整理してうまく説明してもらった
・言葉遣いもやさしく笑顔が素敵だった
などの好評をいただきました.
一方,実施した学生からは, 以下の振り返り・感想が聞かれました.
・言葉遣いや説明の仕方などを考えながら接することができました.
運動するモチベーションを上げるための声掛けや立ち上がりテストでの転倒予防のリスク管理ができました.
この経験を生かして,臨床でも言葉遣いに気をつけながら,運動することの大事さを伝えていきたいです.(ウエン)
・事前にリハーサルを行いましたが,スムーズに行うためにはどうすればよいか,机の配置や順序を考えることが難しかったです.
当日は机の配置変更などその場で相談して対応できたので良かったです.
また,資料を準備したことで子どもでも興味を示して話を聞いてくれました.
店舗でのイベント実施は初めてで,本番が始まるまでイメージが全くわかずとても不安でした.
しかし,みんなで協力して無事に終わらせることができ,とても楽しかったです.
また機会があれば参加したいと思います.(中村)
・参加してくださった方は運動意欲が高く,普段からかなり身体活動量が高いことに驚きました.
さらに年齢が上がるにつれて運動習慣がある方が多く,老化防止の意識が高かったのも印象的でした.
実習などでは疾患を抱えている方と関わることが多いですが,今回のイベントでは,健康な方も対象となるので,そのような方とのコミュニケーションをとれたことや全年齢を対象にしていることが,自分にとって様々な人と関わる良い経験になったと考えます.(宮野)
・ロコモという言葉を知らなかった方が多かったため、今回のイベントを通じて地域の方々に健康について再認識してもらうことができて良かったと思いました.
私自身も,子供ロコモという言葉は,このイベントの企画準備をする中で知りました.
年々,子供ロコモが増えていること,外で遊ぶ機会が減ってきていること,健康寿命が短くなっていることなど,今の日本の傾向について知ることができ,よい機会になりました.(村松)
学生は,企画・実施内容の立案や資料作りなどの準備を,「地域理学療法学の実践」の課題の一つとして,取り組みました.
イベント参加の対象となる方の年齢層や特徴,アンチエイジング・健康増進に必要なこと,安全に感染対策をしながら実施できることなど,多くのことを想定しながらで,大変だったと思います.
運営メンバーで意見を出し合い,準備・リハーサルを行い,当日は安全に実施することができました.
ご参加くださった皆様,ありがとうございました.
これからも,地域の皆様の健康のために,理学療法学科ができること実践していきます.
高山