【No.577】1年生レポート No.8 2021 ~運動学演習の授業と試験を終えて~
こんにちは、理学療法学科1年の平石です。
大学に入学して、はや9か月が経ちました。
解剖学・人体機能学(生理学)・運動学と基礎的な科目の講義が着々と進み、秋セメスターから「運動学演習」という科目の学習が始まりました。
この科目では、学生どうしで患者対セラピストという立場になって、骨の形態や筋肉の走行、作用などを確認し、「触診」する実技演習を行いました。
患者、セラピスト双方の立場を経験することで様々な気付きを得ることができます。
私が最も重要だと感じたことは、触診するときの力加減でした。
セラピスト側が何気なく触れた力に患者側は痛みや不快感を抱くこともあり得るということを実感しました。
また、実技試験があり、当日は緊張感が漂い、皆、真剣な眼差しで試験に臨みました。
合格するのは難しく、私が最も苦労した点は、筋肉の起始・停止(筋肉がどこからどこにつくか)・作用を理解することでした。
先輩や先生からは、作用からイメージをすることで起始・停止は自然と分かる、とアドバイスをいただきました。
そこで現在、視覚的に身体の構造や筋の動きを学ぶことができるアプリを使用し、知識定着に向けた努力をしています。
1年生は、座学から実践的な学習への1歩を踏み出しました。
国家試験の合否は1年生で習う基礎知識の定着度に左右されます。
理学療法学科の教室に掲げられている「愚公移山」を胸に自己研鑽に励みます。