【No.100】新任のご挨拶
初めまして。
4月1日より理学療法学科の教員となりました田中真希と申します。
自己紹介を兼ねて、私の臨床経験からの学びと教員としての意気込みについてお話しますので、お付き合いください。
私は国際医療福祉大学卒業後、千葉県柏市の東京慈恵会医科大学附属柏病院にて理学療法士として9年間勤務していました。
入職当初の所属は整形外科理学療法室であり、理学療法士のみの職場でしたが、翌年リハビリテーション科が開設され、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が揃い、それぞれの専門性を活かしたリハビリテーションが実施できるようになりました。
柏病院リハビリテーション科スタッフ(2014.3.17撮影)
(常勤医2名および理学療法士 9名・作業療法士 3名・言語聴覚士 1名)
災害拠点病院、東葛北部地域難病相談・支援センター、地域がん診療連携拠点病院、救命救急センターに指定されている東葛北部地域の中核病院であり、主に急性期のリハビリテーションに携わり、ここには書ききれない多様な疾患の患者さんを担当しました。
私が臨床経験から学んだことは、患者さんを第一に考えた医療の実践とチーム医療の重要性と素晴らしさです。
理学療法士の視点では身体機能や運動機能、動作能力に主眼が向きがちですが、総合的に診てくださる医師や、高次脳機能や精神機能、日常生活により密接して評価できる作業療法士、言語機能や摂食・嚥下機能の専門である言語聴覚士のそれぞれの視点で捉えた患者さんの症状や状態、性格などの情報を共有することで、自分だけでは捉えきれない患者像を把握することができ、的確なアプローチ方法を選択または工夫することができるようになりました。
また、リハビリテーションの円滑な進行には病棟看護師やソーシャルワーカーさんとの情報共有も必要不可欠であり、褥瘡対策委員や栄養サポートチーム(NST)委員など他職種との関わりによって、理学療法士としての役割を認識し、成長することができたと考えています。
5号館の前の桜 新たなスタートに気持ちが引き締まりました(2014.4吉日)
聖隷クリストファー大学は保健医療福祉の総合大学であり、チーム医療の基盤となる専門職を養成するにふさわしい環境が整った大学と認識しています。他学部・他学科の学生が共に学び、交流を深めることにより、お互いの専門性を理解し、それを活かすコミュニケーション力と行動力を兼ね備え、社会に求められる医療人へと成長できると考えます。
新米教員の私の夢(目標)は、だれもが安心・安全に暮らせる社会を作るため、共に成長できる仲間(理学療法士)を育てることです。家族や友人、恩師や先輩、同僚、後輩、様々な方々に支えられ、この夢を叶えるスタート地点に立たせて頂けたことに感謝し、ゴールに到着できるよう日々精進して参ります。
マラソンも走り続ければ必ずゴールテープを切ることができるので、学生と一緒に目標達成に向けて走り続けたいと思います。
柏病院目の前の手賀沼周辺を走る手賀沼マラソン(ハーフマラソン)完走
先輩、後輩と一緒に記念撮影(2013.10.27)
最後まで読んで下さりありがとうございました。
これからよろしくお願いします。
コメント