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2012年5月30日 (水)

【No.012】4年生の臨床実習の経過報告

こんにちは、理学療法学科の前野です。


暑い寒いと気温差の激しい三寒四温を繰り返しながら、
春も漫ろに夏に近づいているこの頃ですが、
PT学科の4年生も先日無事にⅢ期目の実習を終えて、
大学に戻ってまいりました。


今回は、4年生の臨床実習の報告をお届けします。
4年生の春セメスターは、7週間の学外臨床実習(静岡県を中心とした実習施設)を2回行います。


4月の第2週から開始した実習も7週間が経過し、今週1週間は学内フォローアップ期間となります。


4年生は、どの顔も達成感や安堵感一杯の表情を浮かべながらも、
まだまだ先に続くⅣ期目の仕上げの実習に向け、
気を引き締めなおしている様子でした。


昨日(5/29)行われた臨床実習報告会でも、
われわれ教員の予想を上回るような知識の進歩と理解度の高さがみられ、
どの学生もそれぞれ担当した患者様について、
評価から治療まで実践を通して得られた生の経験知を余すところなく報告していました。


それだけでなく、「重度な構音障害の患者様とどのようにコミュニケーションをとればよいか?」や、
「脳卒中片麻痺の患者様の麻痺側の感覚入力は、どのように行うと適切なのか」など、
闊達なだけでなくより具体的な議論や高度な質問が盛んに飛び交い、
まとめる教員も圧倒されるくらいの充実した内容となりました。


Ⅲ期目の実習ともなると、治療や評価を通して、
患者様の身体に直に触れる意味を悟る学生も増えてきたようです。


圧倒的な知識量だけでなく、患者様の身体に触らせていただき、
(臨床実習指導者の指導の下でという限定がつきますが)
評価治療していかなければならないという責任感も経験知のひとつとして加えられていき、
単に治療できていればよいだけではない臨床実習のダイナミズムが、
学生達の身体に染み込んでいくのが見て取れるようでした。


6/4から始まるⅣ期目の実習でさらなる飛躍を期待しています。