【No.010】4年生の臨床実習と3年生の分野別口頭試問
こんにちは。
理学療法学科教員の大町です。
現在、4年生はひとつ目の総合臨床実習の最中で、
3年生は分野別の口頭試問の最初の試験時期です。
4年生の総合臨床実習は2回あり、それぞれ期間は7週間行われ、
4月9日から始まった今回の実習は、今週で5週目となります。
今の時期は、教員がそれぞれお世話になっている実習地に伺って、
学内とは一味違う頼もしい表情の学生さん(この場合、実習生)やご指導をいただいている先生方にお会いし、
実習の進み具合を確認します。
患者様や利用者様に見せる学生さんたちの顔は大学で仲間たちと楽しそうにしている顔とは違います。
現場の厳しさも少しずつ身にしみてきて、
責任感も感じられる、いつもと違う、大人な顔です。
緊張しているのかな。
と思いつつ、
でもそれを乗り越えてきた学生さんたちは、
とても頼もしく、ちょっとたくましくなって大学に帰って来ます。
どのような経験をして、どれくらい成長してきてくれるのか…。
いつも楽しみに待っています。
わたしも、先週の金曜日で、自分が担当している4つの実習地の訪問を終えました。
どの実習地も、学生の状況に合わせて、手厚く指導していただいていました。
学生からの視点と、指導者からの視点。
実習の中間時期には、指導者と学生が、それぞれに現在の実習の状況を評価します。
緊張しながら、このままでよいのか不安でいる学生に、
「これはできているよ」「ここは今後の課題だね」と指導者の評価を重ね合わせていただくのです。
「できているよ」といわれてほっとしたり、「ここはこれからだね」といわれて現実の厳しさに直面したり。
実習はあと10日ほどです。
体調を整えて、
いろいろなことを経験させていただけるという感謝とともにぜひ臨床現場の醍醐味を味わってきてください。
そんな中、3年生は、これまでの授業の総復習ともいえる分野別口頭試問の試験の第1回目が5月9日に行われました。
まだ今は、知識の詰め込み作業中。
来年の今頃は、4年生と同じように治療も含めた総合臨床実習に出ています。
今は必死に詰め込んでいる知識。
患者様や利用者様に活かされる日が来ます。
基礎はしっかり着実に。
試験はあと2分野残っています。
楽しみながら学べるといいですね。