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2020年2月

2020年2月12日 (水)

1/24(金)「浜松市若者支援シンポジウム」において講話を行いました。

1月24日(金)、社会福祉学部社会福祉学科の大場義貴准教授が、「浜松市若者支援シンポジウム」において講話を行いました。

このシンポジウムは浜松市の青少年育成センターが主催したもので、若者支援地域協議会研修会とひきこもり支援研修会との合同開催です。約80名の方が参加しました。

テーマは『早期支援とは~若者の孤立を防ぐために~』。

大場准教授はシンポジウムの冒頭で、長期化する「ひきこもり」の現状や8050問題、早期支援の重要性等について講話しました。

その後行われた関連機関等の4名のパネリストによるパネルディスカッションでは、若者代表として本学学生が参加し、「福祉教育を小中学校時代から他の教科科目と同様に取り入れ、多様性等について学ぶことで、児童生徒の不登校やひきこもりに対しての理解が深まるのではないか」と、自身の経験を踏まえて意見を述べました。

パネルディスカッションの後半には参加者との質疑応答や活発な意見交換が行われました。

総括では大場准教授が「専門家は前後のライフステージを見据え、支援者側もつながることで孤立や疲弊から脱することができる、また成功事例で得た知を予防に生かすこと等が必要である」「困難な状態の子どもや若者が、支援を受けるだけでなく、自助(ピアサポート)活動が推進できる体制整備等も必要である」とまとめました。

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子どもと社会の未来のために

グローバリゼーションの進展やバブル経済崩壊後の低成長を背景として、特に1990年代後半以降、いわゆる日本型雇用の見直しが進められるなかで雇用は著しく不安定化しています。

同時に、所得税や相続税の最高税率の引き下げなど所得再分配機能が後退するなかで、勤労者世帯を含めた経済的格差は拡大し、「子どもの貧困」に象徴される若年勤労者世帯の格差・貧困問題が深刻な事態にあります。

このような世帯の経済的格差がそのまま教育格差になるのが今日の日本社会であり、明治以来、私たちが追求してきた教育の機会均等という理念はほころびを見せて、社会の亀裂が深まってきているといえるでしょう。

本学においても経済的困窮を理由として退学を余儀なくされる学生がありますが、創始者の歴史的偉業に学び「隣人愛と生命の尊厳」を基本理念とする本学において、このような事態を看過すべきではないと考えて活動しているところです。

2020年4月より国としての「高等教育の修学支援新制度」(授業料等減免・給付型奨学金)が実施される予定ではありますが、その対象は限定的で保障の漏れが生じることは明らかです。

そこで、本学において新たな奨学金を創設すべく努力しているところでありますが、その原資が問題です。

金は天下の回り物?でも僕のところには回ってこないな~。

貧富が固定して金が回らないのが世界的な傾向なんですよね。

将来を背負って立つ若者のために余剰資金を活用したいなどという奇特な方がいらっしゃいましたら、お声かけいただきたいものですね。

子どもは社会が育てないとね。

(社会福祉学科 村上)

2020年2月 5日 (水)

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験が行われました。

先日、社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験の会場に応援に名古屋の吹上ホールまで行ってきました。

例年、雪が降らないか心配なところですが、今年は暖冬ということもあり、快晴の中、試験を迎えることができました。

精神保健福祉士は2月1日(土)、2日(日)の両日、社会福祉士は2月2日(日)に国家試験が行われました。

両日とも、本校教員で、試験会場に入る学生に声かけしました。

それぞれが、緊張した面持ちではありましたが、試験に向かう意気込みを感じました。

学生の中には最後まで、他の友人たちと問題を出し合いながら会場に入っていく学生もいました。

これまでの学生みんなの頑張りが結果に結びつくといいなと願っています。

Photo 2月2日(日)試験が終わったあとの夕暮れ時の吹上ホール&中小企業振興会館の全景

(文責 佐々木)