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2019年9月

2019年9月24日 (火)

「地域ケア連携の基礎」が開講されました

「地域ケア連携の基礎」は本学の1年次生を対象とした演習科目です。

全2日間の日程で行います。

聖隷クリストファー大学は、看護学部・社会福祉学部・リハビリテーション学部の3学部の学生が共に学んでいます。

将来、ほぼすべての学生が医療保健福祉・教育の領域で対人支援職として働くことになりますが、その際、対人支援の方法として前提となるのが、専門職連携を土台とした実践です。 

この演習では、専門領域を超えて互いに学び合うことから、相互理解を深め、それぞれの専門領域の役割や専門性を尊重する姿勢を身につけることを目的としています。

また、グループ活動を通して、対人支援における多職種の連携・協働の必要性の理解に近づくことを目的としています。

 

全体授業の様子

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グループワークの様子

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グループごとの全体発表の様子

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2019年9月13日 (金)

学生のシンガポール研修だより~番外編~

今回は、番外編として、学生がシンガポールで撮影した写真をご紹介します。

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最終日は文化交流でよさこいを踊りました!

そして修了書をみんな貰いました!

土曜日は国立博物館に行き、その途中にあるLOVEのオブジェのところで記念撮影しました!

博物館の後はシンガポールといえばのマーライオンを1年生の子たちと見に行きました!

(2年生 A.I.)
 

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学生のシンガポール研修だより③

シンガポールでの海外研修を終えた学生が8日、無事に帰国いたしました。

併せて最終レポートが届きましたので、抜粋して掲載いたします。

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今回の研修で、シンガポールでは日本より急速に高齢化が進んでいるが、「中央積立金」というものがあり、給料から17%が引かれて年々積み立てていくという制度がある、ということを知った。

これは障害を負ったときなどに使えるお金となる。

しかしサービスを受けるにしても、治療を受けるにしても無料ではないので、仕事をして稼がなければ将来困ることから、シンガポールでは「働く」ということを人々に強調していた。

また前回も伝えたとおり、シンガポールでは糖尿病が多く、2025年には糖尿病患者が100万人になると言われているほどである。

糖尿病を改善するために政府は1日に1万歩歩くように万歩計を無料で配っており、このやり方は成功していることを知ったが、その他にも、みんなで運動してから仕事に就くような取り組みがあったり、飲み物を頼むときに砂糖を少なめに注文できるようになっていたりした。

少しでも糖尿病にならないための工夫がなされていること、また早期発見により失明を防ぐことができるため、早めに検診を受けるよう勧められていることがわかった。

一方、研修中訪問したあるデイサービスは8人のスタッフのほか、200人ものボランティアで運営されていた。

ボランティアは31%が50歳以上であり、この方達は「長年働いた社会に恩返しをしたい」と思っている方や、「人々のために活動したい」と思っている方たちであり、こうした人が率先して施設運営に協力していることを理解した。

私が一番驚いたことは、シンガポールには精神病院が1つしかないことである。

大規模病院の中の精神科病棟はあるが、精神科だけの病院が1つというのは日本と大きく異なる点であると思った。

また患者さんが制度の利用を断ったような場合、制度を優先させるのか、患者の意見を尊重するのかという選択が迫られるが、日本と同様に患者さんの意思を尊重していることがわかった。

また、「障がいのある人に社会が仕事を与えないのは、周りの人たちがその人たちをどのように扱っていいのかわからないから」という説明を受けた。

これに関しては「わかるようになることを期待している」と聞いたので、具体的にどのようなことをしてわかってもらおうとしているのか、さらに興味を持つこともできた。

3月に今度はシンガポールナンヤン理工学院の人たちが来学する予定とのことなので、その時に質問したい。

またそれまでにもう少し視野を広げてさらに調べ学習していきたいと思う。

(2年生 A.I)

2019年9月10日 (火)

インターンシップ入門が始まりました ~その2~

社会福祉学科の独自科目である「インターンシップ入門」は、1年次生を対象とした体験型の実習です。

夏休み期間を利用しての4日間の実習で、複数の学生で実習を共にします。

前半グループが終了し、後半グループの実習が始まりました。

ご紹介する実習風景は、前回に引き続き、視覚障害者通所施設と知的障害者通所施設での様子です。

視覚障害者通所施設では、S施設長から視覚障害がある人の誘導支援の方法を学びました。

視覚障害の疑似体験と誘導支援で実際に近所を歩いてみます。

ご近所のお宅の庭先にお連れしてラベンダーを感じてもらいました。

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知的障害者通所施設では、実際に作業を体験します。

綿で糸を紡ぐ準備に綿から種を外します。

外した種は打ち上げ花火の火薬に混ぜて活用されるとのことです。

S君は利用者に指示してもらいながらチラシの袋詰め作業を手伝っています。

 

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初めて社会福祉施設を体験する学生も多く、これから4年間で経験する数々の実習の入門的な位置づけになります。

さまざまな対象者とのかかわりを通して、関係形成のあり方や自分自身の理解、社会福祉への関心を広げていくきっかけになることを目的としています。

学生のシンガポール研修だより②

シンガポール研修中の社会福祉学科学生より、2回目の報告が9月4日に届きました。

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ナンヤン理工学院での研修1日目は、シンガポールの人口や高齢化、病院の種類や医療スタッフの現状などについて学びました。

高齢者が住んでいる家を再現した場所やオペ室の見学に行きました。

夜はホームステイ先の友達と一緒にマリーナベイサンズとガーデンズバイザベイに行きその近くの屋台でご飯を食べました。

お肉の料理が多くてとても美味しかったです!

2日目は社会福祉について講義を受けました。

シンガポールでは働くことを強調しており、政府は人々に仕事のスキルを高めるよう促していることがわかりました。

またシンガポールでは住居、教育、ヘルスケアの3つを重視した政策が行われていることを知りました。

その中で、糖尿病患者が多いシンガポールでは万歩計を配ることで国民が歩くことを積極的に行い、歩くことで5ドルの商品券をもらえる仕組みを行なっており、1日に1万歩を目指していることを学びました。

また精神障害者の医療や福祉に関心があったので精神病棟の数について質問してみたところ、日本と異なり国に1つしか無いと聞き驚きました。

3日目はKYDZという高品質な教育玩具などを取り扱っている会社に行き、高齢者が遊べる道具を使い、ロールプレイや、実際に体験をしました。

日本には無いものが多くあったので、日本でも取り入れるといいな、と思いました。

毎日美味しいものをたくさん食べていたのでホテルにあるジムに行き体重を測ってみたら3キロも太ってました。

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(2年生 A.I.)

2019年9月 9日 (月)

ソーシャルワーク実習を終えました ~その2~

こども教育福祉学科の3年生Nさんが、浜松市内にある知的障害者の就労支援事業所での実習を終了します。

写真は施設長であり実習指導者のM氏とNさんです。

この就労支援事業所を運営する社会福祉法人では、ジュース製造や菓子製造や、封筒印刷作業、工場部品等の下請け作業、畑仕事、また、市内の店舗での仕事などを通して、知的障がいがある人への多様な就労支援を展開しています。

こども教育福祉学科の学生の多くは保育等のこども領域へ就職をしますが、この事業所には保育を学んできた職員が大勢いらっしゃるそうです。

Nさんもこの実習を通して、将来の就職進路として、こども支援の領域とともに障害者支援の領域への関心を強めたようです。

秋学期からは実習の事後学習(スーパービジョン)が始まります。

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2019年9月 6日 (金)

ソーシャルワーク実習を終えました ~その1~

社会福祉学科の学生Hさんが、菊川市の身体障害者施設での実習を無事に終了します。

24日間の泊まり込みの実習を頑張りました。

写真は、施設長、実習指導者、学生での最後のスーパービジョンの一コマです。

沢山の学びがありましたが、課題も見つかりました。

夏休みが終わると秋学期の授業が始まります。

実習終了後の事後学習(スーパービジョン)では、実習を終えた学生がそれぞれの成果や課題を持ち寄り、仲間の振り返りを自分自身の実習体験に結び付けてさらに学びを深めます。

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インターンシップ入門が始まりました

社会福祉学科の独自科目である「インターンシップ入門」は、1年次生を対象とした体験型の実習です。

初めて社会福祉施設を体験する学生も多く、これから4年間で経験する数々の実習の入門的な位置づけになります。

さまざまな対象者とのかかわりを通して、関係形成のあり方や自分自身の理解、社会福祉への関心を広げていくきっかけになることを目的としています。

夏休み期間を利用しての4日間の実習で、複数の学生が実習を共にします。

今回は、視覚障害者の通所施設と知的障害者通所施設で実習中の学生を訪ねてみました。

その一場面を紹介します。

所内作業と「アートの時間」の実習生の様子です。

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(社会福祉学科 川向)

裁判所の見学に行ってきました。

先日、ゼミ生7名と、裁判所の役割や裁判の過程を学ぶため静岡地方裁判所浜松市支部に行って参りました。

詳しい案件はお伝えできませんが、ある刑事事件を傍聴させていただきました。

ゼミのみんなは、被告と弁護士、検察、そして裁判官のやり取りを真剣に聞いていました。

傍聴後は館内を見学させていただきました。

社会福祉士、精神保健福祉士は、医療・福祉系の仕事で裁判等の司法分野にかかわりがなさそうに思われるかも知れませんが、意外にも裁判に関わることがあります。

DVを受け配偶者から逃げてきた方が離婚するための裁判や、長年、親族から虐待を受けた方の裁判など様々です。

司法書士、弁護士の方と協働して対象者の方の支援をすることもあります。

また、ソーシャルワーカーの中には、少年院、刑務所、保護観察所等の司法分野での仕事をしているリーガル・ソーシャルワーカーも増えています。

主には再犯防止のためのプログラム支援などをしています。

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(文責 社会福祉学科 佐々木)

2019年9月 4日 (水)

2019年8月21日(水)社会福祉学科 公開セミナー『児童虐待 予防と早期対応のポイント』~スクールソーシャルワーカーの役割と関係機関との連携~ を開催

近年、社会的課題となっている児童虐待の予防と早期対応を目指すためには、それぞれのフィールドで活動する専門職者の理解が欠かせません。

聖隷クリストファー大学社会福祉学部社会福祉学科では、スクールソーシャルワークの理解促進及び卒業生や保健医療福祉・教育等のこども若者に関わる専門職者のリカレント教育(学び直し)を目的と講演会を開催しました。

 

 <プログラム>

 ■レクチャーセッション

「子ども・家庭をめぐる現状と今後の課題~連続する子ども虐待事例をめぐって~」

 村瀬 修 氏(NPO法人しずおか・子ども家庭プラットフォーム代表理事)

■シンポジウムセッション 

 1)児童相談所ソーシャルワーカー(浜松市児童相談所職員)

 2)乙部邦子 氏(児童養護施設すみれ寮 施設長)

 3)平川悦子 氏(浜松市教育委員会スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー)

 

当日は、医療・保健・福祉・教育現場のソーシャルワーカー、教育関係者、民生委員・主任児童委員、大学生、高校生・保護者、一般の方などが参加しました。

 

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当日の会場の様子

 

また、中日新聞、静岡新聞でも当日の様子がとりあげられました。

⇒静岡新聞掲載記事はこちら

 

アンケートからは、「スクールソーシャルワーカーの認知度を広めて欲しい」、「児童虐待予防について、もっと社会に発信していって欲しい」、等のご意見を頂きました。

 

今後も継続して、スクールソーシャルワーカーの取り組みや必要性について、社会福祉学科としても発信していきたいと思います。

「スクールソーシャルワーク教育課程」の詳細は、日本ソーシャルワーク教育学校連盟のHPから確認できます。

9月21日のオープンキャンパスでは、『子ども・若者のクライシス ~増え続ける、不登校・発達障害・ひきこもり・自殺等の現状とソーシャルワーカーに期待される役割~』を予定しています。

関心のある高校生の方は是非参加してみて下さい。

 ⇒ ブログの紹介記事はこちら

 

(社会福祉学科教員)