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2019年8月

2019年8月29日 (木)

卒業生との再会

私は、医療系、福祉系団体のイベントや行政の会議に参加させていただく機会が多くあるため、日々様々な方々とお会いしています。

そんな時、本校の卒業生と出会えるととてもうれしくなります。

卒業生が、大学時代の面影も残しながら、社会人として立派に働いている姿をみるとまぶしくさえ感じます。

一方で、「卒業生にもっとこの法制度のことを丁寧に伝えていればよかった」とか、「実習先で〇〇体験ができるよう配慮すればよかった」と、反省します。

医療、福祉分野では様々な困難や課題に直面します。

よりよい医療や福祉を実現するためには、既存の知識だけではなく新たな知識を日々吸収していく必要があります。

教員として、実践に結びつけていける教育ができるよう頑張っていきたいと思います。 

(文責 佐々木)

2019年8月28日 (水)

9月21日オープンキャンパス(ソーシャルワークコース) 『子ども・若者のクライシス ~増え続ける、不登校・発達障害・ひきこもり・ 自殺等の現状とソーシャルワーカーに期待される役割~』

WHOは、今世紀の保健上の最大の課題はメンタルヘルスの保持増進であると述べています。

我が国でも、いじめ・不登校や発達障害、若者の自殺やひきこもり、ゲーム依存等が増加しています。

昨年のオープンキャンパスの様子①

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昨年のオープンキャンパスの様子②

Img_7908

当日は、子どもや若者の抱える精神的な課題や社会的な問題及び2022年度から高校保健体育に40年ぶりに復活する「精神保健」について解説します。

また、ライフステージに応じた「子ども・若者支援」におけるソーシャルワーカーに期待される役割についても解説します。

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★昨年度、オープンキャンパスに参加した高校生の感想

 ・より一層、社会福祉の道に進みたいと思いました。

・先生の話を聞いて、とても興味をもちました。

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申し込みはこちらから

⇒ https://www.seirei.ac.jp/opencampus/oc/form.php?CN=264981

 

(社会福祉学科教員)

2019年8月20日 (火)

インクルーシブ教育実践推進校見学報告会に参加

7月某日、浜松市内のNPOアクティブさんの研修会「神奈川県立高校見学報告会&ディスカッション」があり、参加してきました。

 

以下、アクティブさんのHPから一部抜粋・・・

「スチューデント・ファースト」を合言葉に、他県に先駆け県立高校改革に取り組む神奈川県の高校へ見学に行ってきました。

神奈川県で高校改革している様々なタイプの高校の中より、学び直しに対して意欲のある生徒を積極的受け入れ、入学選抜では調査書の認定を用いず観点別学習状況を活用して学力検査を実施しない「クリエイティブスクール」と知的障がいのある生徒も通常の生徒と共に同じ教室で学ぶ「インクルーシブ教育実践推進校」に行ってきました。

抜粋ここまで・・・

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報告された内容は模造紙に書き込まれ、視覚的にも理解が深まります。

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終了後も、模造紙の前で熱心に話し合いが行われました。

 

不登校や発達障害等を背景として、「適応指導教室」や「特別支援」を受ける児童生徒が増加しています。

しかし、その後の高校進学となると情報は少なく、また選択肢は限られてきてしまい、本人やご家族は、大きな壁を感じることが多いようです。

 

若者が将来の自立的、主体的な生活を営んでいくためには、適切な学習環境の整備は優先順位の高い教育的な政策だと思います。

社会福祉学科では、スクールソーシャルワーカー教育課程を設置していますが、今後は浜松市内や静岡県内の「インクルーシブ教育推進」にも協力・連携をしていきたいと思います。

                                  

(社会福祉学科教員)

精神保健福祉士養成課程(精神保健福祉ボランティアの実際)

4年生の精神保健福祉士養成課程の学生さん達は、6月末まで実習を行っており、7月から授業再開。

精神保健福祉士養成課程の某科目で、「精神保健福祉ボランティアの実際」として、浜松市内で活動している方にゲストスピーカーとしてお越しいただきました。

ご報告頂きました活動は、当事者も家族も市民も一緒になって、交流活動を行ったり、バザーなどを行っているとのことです。

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日本では様々な歴史的背景を理由として、精神障害者への地域支援体制の推進がOECD諸国の中で特に遅れています。

これからの精神保健福祉士には地域の中で主体的に活動をしている市民活動やボランティアの方々との連携をどのように推進していくかも求められます。

今後の精神保健福祉活動には、「インフォーマルなコミュニテイケア」の推進は必要不可欠です。

これからも、地域で活躍する専門職や当事者・ボランティアの方々をゲストスピーカーとしてお招きし、実践から学ぶ環境を整えていきたいと思います。

                                 

(社会福祉学科教員)

「聖隷社協会(仮称)」発足!!!

主に静岡県内の社会福祉協議会で「社協マン・社協ウーマン」として頑張っている卒業生による勉強会、仮称「聖隷社協会」がこの夏、発足いたしました。

発起人となってくれたのは2012年度卒業の菊川市社協Gさん。Gさん(とわたくし)の呼びかけに応え、この日8名の卒業生が集まりました。

一番経験が長いのは1期生(2005年度卒業)掛川市社協のKさん、最も短いのは今年の3月に卒業したばかりの同じく掛川市社協のMさん。

経験年数はさまざまですが、それぞれが担当する業務について語り、悩みを共有し、お互いにアドバイスをし合う良い機会になりました。

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社会福祉協議会は全国の各都道府県、各市町村に1か所設置されている地域福祉推進の中核的な役割を担う民間組織で、「地域共生社会」構築が叫ばれるなか、ますますその活躍が期待されています。

今後2,3ヶ月に1回この勉強会を開催し、同窓生だからこそ気軽に仕事のことを相談し合えるような「より所」になれば、と願っています。