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2016年7月

2016年7月28日 (木)

緊急告知!

8月6日の社会福祉学科オープンキャンパス模擬授業は、
今、話題の スクール・ソーシャルワーカーの仕事についてです。


いじめ、不登校、こどもの貧困など、こどもを取り巻く問題がより深刻になる中、
スクール・ソーシャルワーカー」の活躍が大いに期待されており、
政府は、現状約1,500名程度のスクール・ソーシャルワーカーを
数年後には1万人にすることを計画しています。
(「子どもの貧困対策大綱」を踏まえた内閣府・文部科学省・厚生労働省による
平成27年度概算要求より)

聖隷クリストファー大学社会福祉学科では、こうした社会の要請にこたえるため、
スクールソーシャルワーク教育課程を新設することとし、
日本社会福祉士養成校協会から認定を受けることができました
(認定校は全国で41大学・専門学校、東海地方では3大学)。

8月6日のオープンキャンパスでは、
この「スクール・ソーシャルワーカーの仕事」について、模擬授業で取り上げます。

スクール・ソーシャルワーカーって、何をするのだろう、
スクール・カウンセラーとは何がちがうのだろう、・・・
などの疑問にお答えします。

ご来場をお待ちしています。

2016年7月25日 (月)

オープンキャンパス学生実行委員のみなさん

年間をとおして開催される「オープンキャンパス」の運営は、
学生実行委員の力に支えられています。

ウェルカムイベントの企画運営にはじまり、
様々なプログラムを下ざさえしてくれています。
特に、「学生との懇談」では、各学科ごとの教室に参加する高校生と父兄に、
入試対策、授業のこと、アルバイトのこと、一人暮らしのこと・・・
入試から学生生活までのさまざまな体験をお話しいただいています。
学生の語りは何よりのPRです。

秋以降から来年度の実行委員として、1年次生の新規メンバーに加わりました。
8月のオープンキャンパスをもって、
2年次生からバトンタッチされることになっています。

2年次生学生スタッフDsc_98462
1年次生学生スタッフ

Dsc_98471_2


どうか、これからもよろしくお願いいたします。

社会福祉学科 川向

2016年7月22日 (金)

授業風景⑤-臨床原論

今年度から新たに開講されることになった本科目は、
社会福祉学科の学生たちがこれまでの学びを総括することを目的とし、
学科所属教員が自分の専門とする分野のテーマを取り上げて講義し、
学生は講義ごとにレポートを提出するという形式の授業です。

私のテーマは、「社会福祉の専門家であること」でした。
講義に先立ち、あらかじめ2本の論文を読んできてもらった上で講義をしました。

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授業では、ほとんどの学生が論文を通読してきている様子を見て、
大変嬉しかったし、授業後に提出されたレポートの内容も素晴らしかったです。

以下に、ある学生のレポートの一部を紹介してみたいと思います。

「現在は、現場で働いていないからこそ理想や在るべき姿を
レポートに記すことができるだけかもしれない。
しかし、対人援助において重要な『その人にとって
最良の支援を目指す』ことや『人として当たり前の付き合いをする』
という根底にある思いは変わらないと思うし、変えてはいけないことであると思う。
専門家としての知識と技術を磨いていくことももちろん重要であるが、
専門家としての価値観を忘れずに育んでいかなければならないと改めて感じた。」

2016年7月21日 (木)

授業風景④-インターンシップ入門

4月に入学した1年次生も、大学にはだいぶ慣れてきた様子です。
そのような中、夏休みに4日間の実習をするプログラムが含まれる
「インターンシップ入門」の授業が6月末から開始されました。
数回のオリエンテーションなどをへて、今週は実習先が発表されました。

そして昨日、昨年実習をした先輩からさまざまな
アドバイスを受ける機会が、実習先ごとに設けられました。
多少の緊張感をはらみつつ、2年生からのアドバイスがはじまりました。

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しかし、徐々に「髪の毛の色ってどうしたらいいのですか?」といった
1年次生らしい質問も出されるようになり、穏やかな雰囲気で話し合いがなされていきました。

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そして、時には男子学生同士で熱い会話が展開され。。。
1年生のみなさん、定期試験が乗り越えて、楽しい実習を体験しましょう。

2016年7月20日 (水)

授業風景③-ソーシャルワーク演習Ⅳ

前回は4年次の開講科目である「ソーシャルワーク演習Ⅵ」を掲載しました。
今回は3年次の社会福祉士を取得する上で必修科目となっている
「ソーシャルワーク演習Ⅳ」を紹介します。

本科目も小グループに分かれてディスカッションをしながら、
教員が提示した事例に基づいて初回面接を実施し、必要な情報を収集しながら
支援計画をたてることまで、前半の到達目標となっています。
後半は、その支援計画にそった援助をするも、
その援助が立ち行かなくなるプロセスを含めた物語を、作成していきます。

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ディスカッションは、順調に進むこともあれば、時には物語の展開に行き詰まって
メンバー同士が頭をかかえてしまうこともあります。
それでも今年の3年次生はチームワークがとてもよくとれていて、
ほぼ時間内に話し合いを終えることができているようです。
再来週に行われる各グループの発表を、心から楽しみしています。

2016年7月19日 (火)

授業風景②-ソーシャルワーク演習Ⅵ

4年次生は、卒業研究、就職活動、国家試験という3本柱を、
各自が自分のペースを守っていかに乗り越えていくかが最大の課題となります。

ほとんどの大学は3年生次社会福祉士の受験資格を取得するために
必要な科目の履修を終了させることが多いのですが、
本学はあえて4年次に残している科目があります。それが本科目です。
本科目の目的は、1年次から積み上げてきた社会福祉士の学びを総括することとなります。

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小グループに分かれ、学生同士がディスカッションを積み上げ、
学生同士のソーシャルワーカーとして働くうえでは避けて通ることができない
「ジレンマ」の架空の事例を創り上げていきます。

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利用者の生活史をいかに考えて、事例を創作していくか。
重要なポイントになります。

中間発表では、こどもから高齢者まで、
多様な事例が創作されつつあることが確認されました。

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次週は、各グループの発表会が開かれます。
どのような物語となって発表がなされるか、とても楽しみです。

2016年7月18日 (月)

授業風景①-社会福祉演習Ⅰ

残すところ、春セメスターの授業はあと2回。
その後の定期試験が終われば夏休みです。
今セメスターの授業等を振り返り、
印象に残る出来事をシリーズで紹介していきます。

今回は2年次の必修科目である「社会福祉演習Ⅰ」です。
私が担当するグループは、1人2回の発表が義務づけられていて、
前半1回は「差別・偏見」にかかわるテーマで各自がまとめます。

「風俗産業に従事する人に対する差別」「人種差別」「部落差別と食文化」
「女性差別」「性的少数派への差別」「嫉妬と差別の関係性」「スクールカーストと差別」
「ニューエコノミーと差別」「妊婦差別」「人種差別と格差教育」など、
非常に多様なテーマでの発表となりました。
そして、それぞれのテーマごとになかなか意味深い議論が展開されました。

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後半は各自が好きなテーマで発表しました。
「老老介護」「児童虐待」「アルコール依存症」「人間の欲求」
「生活保護」「ネットいじめ」「乳幼児の早期療育」「ストレス」など、
これもまた多様なテーマが取り上げられました。

1週早く授業が終了したので、
来週はみんなで「かき氷」を食べに行く予定です。