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2016年7月22日 (金)

授業風景⑤-臨床原論

今年度から新たに開講されることになった本科目は、
社会福祉学科の学生たちがこれまでの学びを総括することを目的とし、
学科所属教員が自分の専門とする分野のテーマを取り上げて講義し、
学生は講義ごとにレポートを提出するという形式の授業です。

私のテーマは、「社会福祉の専門家であること」でした。
講義に先立ち、あらかじめ2本の論文を読んできてもらった上で講義をしました。

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授業では、ほとんどの学生が論文を通読してきている様子を見て、
大変嬉しかったし、授業後に提出されたレポートの内容も素晴らしかったです。

以下に、ある学生のレポートの一部を紹介してみたいと思います。

「現在は、現場で働いていないからこそ理想や在るべき姿を
レポートに記すことができるだけかもしれない。
しかし、対人援助において重要な『その人にとって
最良の支援を目指す』ことや『人として当たり前の付き合いをする』
という根底にある思いは変わらないと思うし、変えてはいけないことであると思う。
専門家としての知識と技術を磨いていくことももちろん重要であるが、
専門家としての価値観を忘れずに育んでいかなければならないと改めて感じた。」