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2014年7月

2014年7月31日 (木)

はや7月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏休みになろうと。。。その④

今年は、発表会が始まる前から、学生たちの様子が違いました。
何も言われなくとも、物品調達や司会者役などを主体的に担ってくれ。。。
何かよいことが起きそうな予感が。。。

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さて、発表会がはじまりました。

トップバッターは、グループA。
障がい児入所施設における、家族からの率直な意見を取り上げ、
施設全体を改革していくというストーリーでした。
自宅へ戻った子どもの様子に異変を感じる母親。

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母親の意見を吸い上げて、施設を変革すべく、会議で議論を重ねるソーシャルワーカー。

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次は、グループB。
このチームは、児童養護施設で暮らすAくんの訴えを
単なる「わがまま」で片づけることなく、
それを施設全体の支援のあり方を見直すきっかけにした事例でした。

さあ、いよいよはじまります。名札をつけて、セリフの準備。。。

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ここでも、話し合い、話し合いの連続です。

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続いて、Cグループ。
このグループは、母子生活支援施設における事例を創作しました。

主人公Aさんの生活史をきちんと物語として作成していたのが特徴的でした。

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そして、職員間の話し合いや本人を交えた面談の場面もしっかりと描かれていました。

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以上、前半の発表会の報告でした。
次回は後半をお伝えします。

2014年7月30日 (水)

はや7月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏休みになろうと。。。その③

今日からシリーズで紹介する授業は、
4年次生を対象とした「ソーシャルワーク演習Ⅶ」です。

これは、社会福祉士の受験資格を得るために修得が必要となる授業科目です。
「ソーシャルワーク演習」という授業科目は、本来150時間学べばよいのですが、
本学は学生の力をさらに伸ばすためには授業時間をさらに増やした方がよいと判断し、
従来の時間数に15時間上乗せし、合計165時間で授業を構成することにしました。
その上乗せ分の授業が、この「ソーシャルワーク演習Ⅶ」になります。

本授業の特色は、独特な進め方にあります。
ソーシャルワーク演習は、既存の事例を読み、分析し、
結論を導き出すという方法が一般的なのですが、
本授業は、学生たちがこれまでの実習体験などを活かして、
自分たちで事例を創り、それをロールプレイで発表します。

次回から、その発表の様子をシリーズでお伝えしていきます。

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2014年7月29日 (火)

はや7月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏休みになろうと。。。その②


4年生にとって、この春セメスターはいろいろな意味で試練の時期でした。
本学科の学生のうち、精神保健福祉士の受験資格を得ようとする学生は、
4週間の実習がありました。
こども教育福祉学科の学生も、幼稚園で4週間の実習をこなしてきました。
両者は、ともに学生生活最後の実習になることから、学生たちが自分自身の
課題と向き合い、中身の濃い実習を体験してきました。

また、実習はなくとも、就職活動を通して、悲喜こもごもの体験を
してきた学生もたくさんいます。

そんなこんなの試練を、各自がよく乗り越えたので、本日のゼミは、
中華料理を食しながら行いました。
女子だけのゼミなので、全部は食べきれないかと思いきや。。。
みんなよく食べました。。
完食です(笑)。

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さあ、これからもうひと頑張り。
就職、国試、卒業研究と、あせらず一つずつ取り組んでいきましょう。

2014年7月28日 (月)

はや7月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏休みになろうと。。。その①


またまた、1カ月ぶりのご無沙汰です。
前回は満開だったあじさいも終わり、
今はすっかりと緑が色濃くなりました。
セミも一斉に鳴きはじめ、まさに蝉時雨です。

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夏は鑑賞できる草花の種類が減る季節ですが、
本学はリハビリテーション学部の学生が、
中庭にたくさんの花を育ててくれています。

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今はこんなに暑いですが、数か月後には中庭の樹木も、
美しく紅葉するはずです。

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今週から、本学は試験期間に突入します。学生、教員ともに
つらい日々ですが、お互いに乗り切って、楽しい夏休みを
迎えたいものです。
さて今回は、学生たちが自分たちの学びを発表形式で
まとめた最終週の授業を中心に紹介します。
お楽しみに。

2014年7月11日 (金)

2年生の社会福祉演習Ⅰ

社会福祉学科では、2年生春セメスターに「社会福祉演習Ⅰ」という
研究系演習科目を設定しています。

これは1年次の基礎演習と、
3年次秋からの総合演習―卒業研究の間に位置づくもので、

「社会福祉の専門的な学修を進めるうえで必要となる能力や知識を修得しながら、
各自が社会福祉のどのような領域や課題について専門的に学んでいきたいのかを考え、
自らの専門性を培うための足がかりとする」

ことを目的にしています。

社会福祉学科に所属する3人の教員が、それぞれ12名程度の学生を受け持ち、
授業を進めています。
今回はその中の一つ、教員Sのグループの、ある日の授業について紹介します。

まずは授業開始前に記念撮影。

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Sグループでは、まず、全員同じ文献を読み、理解したこと、考えたことを発表することから始め、
その次に、1冊の文献を手がかりに、共通するテーマを選択したメンバー同士で
グループを形成し、それぞれのグループで研究を深め、発表を行いました。

そして最後は個人で関心のあるテーマを選び、自力で研究を進め、
1回の授業で2人ずつ発表します。

今までに発表されたテーマは、在日外国人、ひとり親家庭、自殺、アルコール依存、
スクールソーシャルワーク、がん患者の終末期医療、認知症、ホームレス、摂食障害、
出生前診断など、多岐にわたります。

そしてこの日発表してくれたのは…

前半はSさん。テーマは「うつ病」。2年生で学んでいる「精神保健学」から着想を得、
これから福祉の現場で出会うこともあると考え、調べたそうです。

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後半はTさん。「対人援助職のストレス」をテーマに、看護師、医師、
そして福祉関係者のストレスや、それが身体に与える影響、
予防・対処法について報告がありました。

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毎回発表の後は、発表者がテーマに即して考えてきた
「皆で話し合いたいこと」について討論します。

こうした学びを通して、福祉問題の所在やそれぞれのテーマに潜む福祉的視点、
福祉専門職の役割などについて理解を深めていくと同時に、
「研究する」方法について学んでいきます。

ここで培った力が4年生の卒業研究や、卒業後の探索的な実践につながっていくことでしょう。