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2014年6月

2014年6月30日 (月)

はや6月も半ばを過ぎ、1年の半分が終わろうと。。。その⑤

前回は「発達障害」をテーマとした外部講師による講義についてお伝えしました。
今回は、それを踏まえたグループによる発表を取り上げます。

2グループに分かれた発表内容は多岐にわたり、
その一部をここに紹介します。

・知的障がい者(児)のサポート(子ども発達障害、大人の発達障害、親への支援)
・自閉症の支援方法
・学校と関係機関との連携
・自閉症にかかわる周囲の理解
と、なります。

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障害そのものに理解からはじまり、こどもからおとなへ、
本人をとりまく学校や社会にまで視野を広げ、自分たちで
探索しようとする姿勢に、担当教員も感動してしまいました。

さらに、今回はパワーポイントを使った発表だけでなく、
聞き手がわかりやすいように、実際にカードを作成してみたり、
ロールプレイなどが取り入れられたり、発表の形式にも
非常に工夫が凝らされていました。

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2014年6月27日 (金)

はや6月も半ばを過ぎ、1年の半分が終わろうと。。。その④

今回は、3つめのテーマである「発達障害・いじめ」の授業を取り上げます。

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今回は学内教員だけではなく、クリニックで発達障害があるお子さんと
かかわっている臨床心理士の方を外部講師としてお招きし、お話を伺いました。

外部講師の方が、『レインマン』という自閉症をテーマとした映画が、
アメリカで1980年代に製作されていたことに触れてくださったことで、
学生たちは、日本における障害にかかわる認知度の低さや対応策の
遅れを痛感したようです。

2014年6月26日 (木)

はや6月も半ばを過ぎ、1年の半分が終わろうと。。。その③

「社会福祉特論Ⅰ」では、2つのテーマが終了し、
授業回数で言うとちょうど半分が終了したところで、
担当教員による「中間のまとめ」を行いました。

1つは、「学び方」に関するまとめです。

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この本は、科学者の松井孝典氏が哲学や宗教の専門家と対談した
内容がまとめられています。
本書には「学ぶこと」について、非常に面白いことが書かれています。

「わかること」と「納得すること」との違いについて説明がなされた後、
本来は「わかること」を追求すべきなのに、私たちは「納得」で
済ましてしまっているというのです。
偉い誰かが言ったことだから鵜呑みにして「納得する」のではダメなのだと。

大学で学ぶ上で、この姿勢は大変重要だと考え、紹介させていただきました。

もう1つのまとめは「理論」の紹介です。

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この科目は、ライフサイクルやライフステージ上に生じるさまざまな
「こども・若者」の問題を取り上げます。

学生には、「人の一生」を捉える視点をきちんもってもらうために、
「理論」にもふれ、今回は「エリクソンの発達課題」と精神保健の
問題を重ねて説明しました。

2014年6月25日 (水)

はや6月も半ばを過ぎ、1年の半分が終わろうと。。。その②

表題のとおり、早いものです。
もう1年の半分が終わろうとしています。
大学の春セメスター(学期)は、全15回の授業回数の約3分の2が終了したところです。
そろそろ試験やレポート課題などへ、意識的に取り組む必要がある時期となってきました。

「社会福祉特論Ⅰ」も、残すところあと4回の授業となりました。

前回のブログでも紹介しましたが、この授業は、1コマの講義をきいた後に、
講義内容を踏まえてグループディスカッションを1コマ実施します。
それから2週間の時間をおいて、各グループが自分たちの興味あることがらについて調べ、
発表する。そんなサイクルで授業は進行しています。

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これまで取り上げてきたテーマは、
・若者の社会的自立、若者の自殺
・不登校、ひきこもり
・発達障害、いじめ
 でした。

今週からは「母子保健・子育て」をテーマに授業は進みます。

2014年6月24日 (火)

はや6月も半ばを過ぎ、1年の半分が終わろうと。。。その①

1カ月ぶりのブログへの投稿です。
満開の桜が、つつじへと変わり

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緑が色濃くなり、あじさいが自生していました。

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そんな写真を撮りに駐車場へ降りて行ったら、どこからか私を呼ぶ声が。。。
なんと、車の中でランチ中の学生たちでした。

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さて、今回は5月のブログで紹介した1年次科目の「社会福祉特論Ⅰ」の
その後について、シリーズでレポートします。お楽しみに。;

2014年6月23日 (月)

~精神科利用当事者の世界観、生きづらさを「聞いて」「語る」会~ じゃんだらにぃ2014(続報)


本学教員や学生も、企画・運営に協力している
~精神科利用当事者の世界観、生きづらさを「聞いて」「語る」会~ 
じゃんだらにぃ2014が、6月7日に「なゆた浜北」で行われました。

当日は、約200名の方が参加し、第1部では統合失調症を持つ当事者、
発達障害を持つ当事者、就労支援事業所で訓練を受けている利用者の
みなさんの発表に耳を傾けました。

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第2部では発表者の方たちと意見交換を行い、学びを深めました。
当日の様子は、NHKのニュースでも取り上げて頂きました。
本学からも学生さん達がボランティアとして協力し、とても充実した
イベントでした。

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心配でしたくす玉も無事に割れて、めでたし、めでたし…。

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2014年6月17日 (火)

6月14日オープンキャンパス


村田学科長から、社会福祉学科の教育、特に保健・医療・福祉の
関連施設が周辺にあり、環境に恵まれているということや少人数制教育、
就職率100%実績などについて説明がありました。

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体験授業は、佐々木助教の「ことばでふくし」。
学生さんとのロールプレイを通して、「ことば」の
大切さを学びました。

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学生ホールでは、参加者と教員・学生スタッフの懇談が行われました。
今回の学生スタッフさん達は全員1年生でしたので、自分たちの
受験の時の様子も話をしていました。

参加された皆さんには、有意義な内容だったと思います。

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先輩が社会福祉入門のゲストスピーカーとして登場(児童福祉領域)


社会福祉学科1年次の「社会福祉入門」では、地域や病院で活躍している
社会福祉士・精神保健福祉士の方々をゲストスピーカーお願いし、
現場でのお話を伺っています。

今回は、A児童養護施設で、社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持ち、
児童指導員として働く、本学科卒業生の清水さんがゲストスピーカー
として来てくださり、現場での様々な経験を話してくれました。

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多くの学生さんたちは、年々増え続ける児童虐待の実態や養護施設での
様子を知り、社会における取組の必要性や、児童福祉領域における
社会福祉士・精神保健福祉士の役割を学びました。

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2014年6月 6日 (金)

~精神科利用当事者の世界観、生きづらさを「聞いて」「語る」会~ じゃんだらにぃ2014

本学教員や学生も、企画・運営に協力している、~精神科利用当事者の世界観、
生きづらさを「聞いて」「語る」会~じゃんだらにぃ2014が以下の通り開催されます。
(聖隷クリストファー大学後援)

2014年6月7日(SAT)
13:30~16:30(1部:講演 2部:意見交換)

場所:なゆた浜北3F なゆたホール(浜松市浜北区貴布祢300)
対象:一般市民、精神科利用当事者やその家族 精神保健、医療福祉に携わる方
参加費無料、事前お申し込み不要

今年で6回目です!精神障がいをもった当事者が、病気と付き合いながら生き、
回復していくまでの苦悩や苦労、希望やこれからについて語る会です。

今回は統合失調症を持つ当事者、発達障害を持つ当事者、就労支援事業所で
訓練を受けている利用者のみなさんの発表になります。

第2部では意見交換の他に、WRAP(元気回復行動プラン)の交流会を行います。
多くの皆様の参加をお待ちしております

一方、くすだま班は発表を盛り上げるために着々と準備中。

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企画の詳細はこちら(主催団体NPOE-JANのHPに飛びます)
http://www.npo-e-jan.com/modules/bulletin/index.php?storytopic=17

2014年6月 2日 (月)

教員の研究活動(思春期メンタルヘルスリテラシー)

2010年度から、浜松市精神保健福祉センター・浜松市教育委員会と共に
取り組んでいます、思春期メンタルヘルスリテラシーについて紹介します。

2010年度の生徒調査・2011年度の教員調査・2012年度の思春期こころの
ケアガイドブック(暫定版)・2013年度の思春期こころのケアガイドブック(普及版)を
経て、スクールカウンセラーの中の有志の方を対象とした「メンタルヘルスサポーター」
養成講座を開始しました。今年度も、思春期メンタルヘルス啓発教材を使用した研修の
実施及び評価等の立場で、お手伝いしています。

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関係者が集まって会議を行っています

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スクールカウンセラーの中の有志の方を対象とした
「メンタルヘルスサポーター」養成講座の様子

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思春期こころのケアガイドブックテキスト

聖隷クリストファー大学の教員として、浜松市精神保健福祉センター、
浜松市教育委員会、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの
皆さんと協力して、引き続き子どもたちのメンタルヘルスの維持、
増進に対応できればと思います。

また、これらの研究や実践から得られた知見は、授業の中で順次紹介し、
社会福祉学科の「こども・若者ソーシャルワーカー教育」に反映させていく予定です。