2020年12月25日 (金)

コロナ禍の一年を振り返って

今年、コロナ禍で私が時折思い出していたのは、私が中学校に入学したころの校長先生のお話でした。後に調べてみると、その話は、「旅人の話」という逸話をもとにした話であったことがわかりました。こういう話です。

 

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ある日、一人の旅人がある村を訪ねました。村の入口に一人の老人がいたので、旅人は「おじいさん、この村はどんな村かね?」と尋ねました。老人は「お前さんがこれまでいた村は、どんな村だったんだい?」と聞き返しました。「俺が前にいた村は村人が喧嘩ばかりして、嫌な村だったね。」と旅人は答えました。すると老人は、「そうかね、この村もお前さんが以前いた村と同じように、嫌な村だな。」と答えました。

 

またある日、別の旅人がその村にやってきて、村の入口にいた老人に、「おじいさん、この村はどんな村かね?」と尋ねました。老人はいつものように、「お前さんがこれまでいた村は、どんな村だったんだい?」と返しました。旅人は、「私が前にいた村は、村人は親切で働き者で、あんなに良い村はなかったよ。」と答えます。すると老人は、「そうかね、この村もお前さんが前にいた村と同じように良い村だな。」と答えました。

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この逸話は何を教えているのでしょう? 校長先生は、これから厳しい寮生活を始める私たちに、生活や環境の良し悪しは、自分自身の考え方や心のあり様によって変わる、変えることができるということを教えたかったのだと思います。結局、その人自身が環境や状況を生み出し、創り上げるということなのでしょう。

 

私たちは今年一年、新型コロナウイルスに翻弄されました。しかし、そのような環境にあっても、私はことあるごとに教職員・学生皆さんの使命感と献身に支えられ助けられた感謝の一年でした。またいろいろな出来事に鍛えられ成長した一年でもありました。加えてコロナを契機に、新しい教育方法を学び、教育環境の整備もすすめることができた発展の年でもありました。総括して、学びの多い豊かな一年であったと振り返ることができます。

 

来年も新型コロナウイルスの影響は続き、忍耐を要すると思います。予測不可能で、判断の難しい一年になるとも思います。しかし、どのような環境や状況にあっても、私たち自分自身が環境のつくり手であることを大切にしていきましょう。

 

今年一年、学長ブログをお読みいただき、ありがとうございました。新型コロナウイルスの収束と、皆様の新年のご健勝を祈念いたします。

2020年11月24日 (火)

宇宙からの希望の光

野口聡一さんと3人の宇宙飛行士が搭乗した米スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン・レジリエンス号」が、日本時間11月16日午前9時57分、米フロリダ州から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられた。白煙を噴出しながら真っ直ぐ勢いよく打ち上がるロケットの機体を見ながら、鉄腕アトムに夢中であった小学生の頃を思い出した。

当時、宇宙開発は、米国とソ連の間で競争が激化していた。1961年にソ連がユーリイ・ガガーリンによる人類初の宇宙飛行に成功すると、米国はアポロ計画を打ち出して、1969年「アポロ11号」で人類初の月面着陸を成し遂げた。授業を休講にしてもらって、その歴史的瞬間にくぎづけになったことを思い出す。「これは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」、月面に立ったニール・アームストロング船長の言葉である。そして50年が経った。民間企業初のロケット打ち上げの成功で、「宇宙旅行時代」の幕開けとなった。スタイリッシュに劇的に進化した宇宙服が、技術の進歩を物語っていた。

日本時間17日午後1時すぎ、「クルードラゴン」は無事に国際宇宙ステーションに到着した。抱き合って喜びを分かち合うクルーの姿が微笑ましかった。野口さんを含む4人のクルーは男性と女性、白人・黒人・アジア人と、多様性に富んだ構成である。「違いを理解することがクルーの結束の原動力である。」「多様性こそが強靭性につながる。困難な状況を打ち勝つキーになる。」と野口さんは言う。

新型コロナウイルスへの感染が拡大し、自国主義や人種主義、排外主義、悲寛容に向かい混迷を深める地球へ、宇宙から希望の光が届けられているように思えた。

2020年10月30日 (金)

コロナ禍におけるパラダイムシフト

冬場に入り、新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあるようです。また感染予防と経済の両立を図るため、人の動きも活発化しています。少し油断をすると、その隙間に忍び寄るのが感染症の恐ろしさです。大学においても、心の緩みに注意しながら教育との両立を図っているところです。

 

新型コロナウイルスが顕在化し、10か月が経ちます。感染予防策、行動の自粛、活動の制限が日常となってきました。大学でも、授業の約2割がオンラインで、学会やセミナー、学外の諸会議も全てがオンラインとなっています。私もコロナ前は週1度ほど出張していましたが、2月以降は一度も出張なし(控える)の状況です。とは言え、それで何か困ったことはあるかと自問しても、特に大きな事態は生じていませんし、却って仕事のゆとりが生まれているようにも感じます。これも、身近なポジティブなパラダイムシフトでもあるように思います。パラダイムシフトは、今回のような突然の環境変化の影響によって、それに適応することを強いられるが故に生じる現象でもあると実感しました。巨視的にも、産業界では運輸業や飲食サービス業、宿泊業は業績悪化の大打撃を受け、情報通信業や通販サービス業が発展するといった構造変化が起こっています。

 

人類進化も、今私たちが経験しているような外部圧力で生じてきたようです。急激な変化に適応し、創造性を発揮することが、人間の力です。そのためには、感性と情緒、理性や知性といった人間性を失わないようにしなければなりません。それには、身体性を伴った心の交流、対面での対話、体感(体験)を通した学びが不可欠であると思います。

2020年9月28日 (月)

2020年度秋セメスターに向けて

当地で、国内最高気温41.1℃を記録した酷暑も過ぎ去り、秋分を迎え、これから次第に秋が深まってきます。大学では先週(9月24日)のガイダンスから秋セメスターが始まりました。大学にも活気が戻り、学生皆さんの表情から、秋セメスターに向けてのモチベーションの高まりを感じます。とは言え、新型コロナウィルス感染症の不安も頭をよぎります。この秋セメスターも、学生・教職員の安全・安心と、教育・学修の質保証が目標です。また秋セメスターには、各種の行事(聖灯祭、ホームカミングデー、卒業・修了式など)が予定されています。通常開催を基本とし、活動指針の危機管理レベルを参照しながら、代替案を準備して臨機応変な対応が求められます。

 

全国の国公私立大や短大、高等専門学校(回答数1060校)のこの秋以降の授業形態は、文部科学省の調査結果では、全面的に対面とするのは2割弱、オンラインによる遠隔と対面を併用とするのは8割ということです。感染リスクを恐れ過ぎて、学生の学びを放棄したり、教育の質が低下してはいけません。ある程度のリスクを想定しつつ、教育を推進していきます。本学では、対面授業を基本にして一部は遠隔授業も活用し、その教育成果や授業評価、満足度調査を行って、次年度以降の教育改革に活かしていきます。

 

学長ブログ2020年6月」でも執筆したように、教育の本質は、学生と教員が対面授業を通して学び合うことにあると思います。特に本学のように、保健医療福祉教育の専門職業人を育成する大学では、知識の伝達だけではなく知識の共創、共感による人間性の涵養、専門的な技能の修得のためのハンドリングが重要です。私は、大学の本質的価値はオンラインでは提供できないと思っています。大学の価値の一つは、共に出会い、共に学び合うことです。コロナ禍においても、それを実現できるよう創意工夫をしていきたいと思います。

2020年7月31日 (金)

ポストコロナに向けて:忘れずつなぐこと

7月に入って、右肩上がりに新型コロナウイルス感染症が再び首都圏から全国に拡大し、第2派の様相を呈しています。浜松市においてもクラスターが発生し、日々感染者が報道され予断を許さない状況です。本学学生も罹患し、危機管理体制を厳重警戒レベルとし、感染予防と抑制に向けた周知徹底を告知しています。学生・教職員の安全安心と、学習の質保証、学ぶ権利と自由などとの両立を模索することがまだまだ続きます。

 

一方、今年は過去になく梅雨前線が列島に長く停滞し、7月初旬には記録的な豪雨に見舞われ、熊本県など広域で甚大な被害をもたらしました。新型コロナウイルス感染症の影響で苦境にあえいでいた観光地にも壊滅的な打撃を与え、「ようやく客足の回復の兆しが見え始めた矢先に・・・」「またこんな仕打ちを受けるとは・・・」という悲痛の声が聞かれます。

 

近年の度重なる甚大な自然災害や新興感染症の出現は、地球温暖化と深く関係しています。自然破壊、地球温暖化、野生動物と人間の境界の消失、新興感染症の発生、そしてこれらと人間の生命と生活は密接に連鎖し、その代償が今顕在化しています。私たちに与えられている大きな恩恵は、失ってはじめて気づかされます。しかし残念ながら、これからも自然災害や新興感染症の発生、それらによる生命と日常生活の危機は繰り返されるでしょう。それを防ぐには、まさに今、私たちがその渦中にいて経験した(している)ことや逡巡する思索を忘れずに未来につなぐことでしょう。そのことが今を生きている私たちの責任と使命でもあると思います。

2020年6月30日 (火)

ポストコロナに向けて:利他の心

6月15日、通学による授業を再開しました。大学では、感染予防と「新しい生活様式」を取り入れながら、次第に明るさとアカデミックな活気が戻ってきています。教育の本質は、心身の共感と共創を通して学び合う“面授”にあると実感しています。

 

6月19日には、全国の移動自粛要請が解除されました。報道では感染拡大前と変わらない状況に戻りつつあり、首都圏では感染者も一時より増加傾向にあります。1918年に始まったスペイン風邪は第2波の被害が大きかったという過去の教訓を覚えると、油断なく備えが必要です。

 

4月16日に放送されたNHK「緊急対談 パンデミックが変える世界 ~海外の知性が語る展望~」でインタビューを受けたジャック・アタリ氏(フランスの経済学者・思想家)の、「利他主義への転換。『他者のために生きる』という人間の本質に立ち返らねばならない。」という言葉が印象的でした。利他の心は、他者への思いやりや配慮ある行動です。コロナ禍ではマスクをつける、手洗い・手指衛生を励行する、3密を避ける、控えめに話すなどのエチケット(マナー)が、他者の健康を守り、ひいては自分を含む私たちの日常の生活を守ることになります。利他の心は、強制や監視、管理独裁主義ではなく、一人一人が他者との信頼関係(共感)を築き、責任ある行動を主体的に示すことで涵養されるものでしょう。それには、教育こそが重要です。

 

ポストコロナの時代(21世紀)は、命と健康、生活と福祉を守る保健医療福祉・教育の時代であると改めて感じています(アタリ氏は「命の産業」と表現しています)。本学では、「生命の尊厳と隣人愛」を実践し、他者を思いやる利他の心をもった専門職業人の育成を目指します。

2020年5月28日 (木)

ポストコロナに向けて:レジリエンスと教育のパラダイムシフト

学生の皆さんが段階的に大学に戻ってきています。学内の雰囲気も、明るく活気に満ちてきたように思います。本学では、いち早くオンライン体制を整え、4月15日よりオリエンテーション、4月20日より遠隔授業、そして5月18日から分散登校を開始しました。また、6月15日からは通常の教育及び大学運営を再開する予定です。この間、学生皆さんの学修の歩みを止めることなく学修が継続できました。学生皆さんの学修への取り組みと、それを献身的に支えてきた教職員一人ひとりの力と協働に対し、感謝と敬意を表します。

 

一方、これでCOVID-19が終息したわけではなく、しばらくはウイルスとの共生が求められます。感染第2波や第3波も考慮して、気の緩みを防ぎ、危機管理を高いレベルで維持したまま、「新しい生活様式」を取り入れた教育及び大学運営を継続しなければなりません。またコロナ前の教育方法に戻すのではなく、教育と人材育成の質保証をさらに推進するためにも、コロナ禍において修得したオンライン等の教育手法も活用した「新たな教育・大学運営」を推進し、教育のパラダイムシフトをめざします。

 

最近、「レジリエンスresilience」という概念が各分野で言われます。「回復力、適応力」などと訳される言葉ですが、元の状態(ベースライン)に戻る力ではなく、変化する環境や課題に対し、自ら(個人・組織などの在り様)を変化させて、ベースラインを越えてより良い状態に飛躍(パラダイムシフト)する力、すなわち弱さを強さに変える力であるといえます。人類の誕生以来、私たちは幾多の致命的な困難を乗り越えて、レジリエンスを身につけてきました。このことが人類進化の推進力にもなっています。私たちは今、このレジリエンスが問われています。組織のレジリエンスを高めるには、多様な一人ひとりの尊重、共感と信頼と寛容な結びつき(絆)、そして変化を受け入れる組織風土が必要と思います。ポストコロナにおいて、私たちがどのように進化しているのか楽しみにでもあります。

2020年4月20日 (月)

新型コロナウイルスの感染拡大から学ぶ

桜の花びらが美しく舞っています。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、学生の皆さんと満開の桜並木を楽しむことができませんでした。来年は、若葉が萌え、若さ輝く清明のときを共に迎えたいと願います。

 

本学では状況分析と学生・教職員の安全安心、感染拡大の防止のため、授業開始を遅らせるとともに、開講後もオンライン授業を行います。本学ではここ数年、ICTを活用した教育に力を注いできたことが幸いでした。全面オンライン授業は新たなチャレンジですが、「災い転じて福となす」「万事塞翁が馬」の故事のように、これを契機に各教員の授業のスキルアップと、教育の進化が期待されます。私たちは今、新たな歴史の転換期にいるようにも感じています。

 

一方、通学による対面授業のタイミングも見計らい、準備を進めています。本学は保健医療福祉教育の専門職業人を養成する大学ですので、演習・実習の授業形態が重要な位置づけです。感染拡大・収束の状況を見極めつつ、どの程度管理を強化し教育の自由を統制し得るか、リスクをある程度受け入れつつ教育を遂行し得るか、分析力、決断力、そして私たちのチーム力(one team)が問われます。一人の学生も教職員も取り残すことなく、感染リスクヘッジと教育の責任、教育水準と人材育成の質保証の両立を図る模索を続けています。当面は、オンライン授業を併用しながら、段階的・分散化による対面授業を計画しています。

 

私たちは今、経験したことのない、先の見えない状況であります。しかし、このようなときこそ、大学の真価が問われると思います。教職員が一丸となって、教育(者)の責任を果たさなければなりません。コロナウイルスが収束するとき、私たちがこの課題にどのように対峙してきたか、その経験が大きな強みとなっていると信じます。

2020年3月23日 (月)

2019年度卒業式・修了式:人々の安寧と幸福を導く 現代のクリストファーへ

今年度の卒業式・修了式は、新型コロナウイルスの感染予防策を講じ、規模を縮小しての開催でしたが、関係皆様のご理解と協力によって、伝統を守り、厳粛に執り行うことができ、心より感謝いたします。卒業生・修了生の皆さんも、この人生の大切な節目を通して、保健医療福祉教育の専門職業人としての使命と責任の自覚が深まったように感じます。今も、皆さんの喜びと誇らしい笑顔が目に浮かびます。一方、ご家族の皆様の出席がかなわなかったことは、断腸の思いです。卒業生・修了生がこの良き日を迎えることができましたのも、ご家族の支えがあったからです。心より感謝申し上げます。

 

新型コロナウイルス感染症の終息の兆しが見えません。社会は、あらゆる面で深刻な状況に直面しています。社会の封鎖、分断と差別、感染者への攻撃や排除さえも生じています。恐れるべきは、不安や恐怖心によって、人間の理性が失われることです。このような時にこそ、目に見えない恐怖に惑わされず、冷静さを保ち、良心に従って行動することが必要です。

本学の建学の精神は、キリスト教精神に基づく「生命の尊厳と隣人愛」です。それは、聖隷の創立者たちの生き方に表されています。私たちの先人は、当時まだ不治の病で、感染の恐怖から忌み嫌われた結核病患者と共に生き、迫害と困窮に耐えながら、自らの命をも犠牲にして、隣人に愛を尽くされました。この先人が身をもって示した、自己犠牲に基づく「生命の尊厳と隣人愛」の実践が、私たちが遵守すべき信条であり、行動規範です。この信条を受け継ぐ卒業生・修了生の皆さんが、「生命の尊厳と隣人愛」の精神を実践し、社会の安寧と発展に尽くされることを期待しています。

 

新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息し、世界の安寧と平安が回復することを祈ります。

2020年2月 4日 (火)

グローバリゼーションの教訓

昨年12月末、中国湖北省武漢市当局が原因不明の肺炎患者の確認を発表しました。その後、新型コロナウイルス「2019-nCoV」関連肺炎であるとされ、感染拡大が懸念されましたが、1月15日には日本国内でも初の感染者が、28日には渡航歴がないバス運転手にも感染が確認されました。ひと月足らずの速さで、人から人への感染が国内にも及んだことになります。その背景には、グローバリゼーションによる人の活発な流れによる影響が大きいとの有識者の指摘です。WHO(世界保健機関)も、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました(1月31日)。しかし、本日(2月4日)時点でもなお、中国では感染拡大が続き、患者の数が2万人を超え、死亡した人も425人に上り、日本でもウイルス検査の強化と感染症対策を促しています。

 

本学でも、この2~3月はアメリカ(本土、ハワイ)、中国、シンガポール、インドの大学や病院・施設での交流事業や研修・実習の国際教育プログラムの期間です(グローバル教育推進センター)。しかし残念ながら、今回の交流活動はすべて中止を決定しました。学生も楽しみにしながら熱心に事前準備に取り組んできましたが、学生及び引率教職員の安全第一のためにはやむを得ない適正な判断であったと認識しています。

 

本学は、この地域とともに世界の保健医療福祉・教育にも貢献し得る人材の育成を教育目標に掲げ、国際教育プログラムを推進しています。そのような中、今回の事態は、グローバリゼーションと瞬く間に世界中に拡がる新興感染症の脅威を再認識させ、危機管理のあり方に大きな示唆を与えた事態でもありました。新興感染症をはじめ、学生・教職員の安全安心に対する危機管理意識をさらに高め、学内及び交流協定校との連携協力体制の強化整備に向けた教訓にします。

 

感染拡大が続く中国へ、各地から支援の輪が広がっています。国境を超えたグローバリゼーションの正の側面です。罹患された方々のご回復、困難な生活を強いられている方々の安寧、そしてこの感染が一日も早く終息し世界の平安を祈ります。