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2020年6月19日 (金)

社会福祉に関する映画について③「シンプル・シモン」

社会福祉学科の佐々木です。

社会福祉に関する映画紹介の3回目です。

今回は北欧スウェーデンの映画です。

 

「シンプル・シモン」 アンドレアス・エーマン監督 2011年 スウェーデン

 

ストーリー

18歳のシモンは他人の感情を読むことができず、人に触れられるのを嫌っている。アスペルガー症候群であるシモンは、いやなことがあると、宇宙船に見立てたドラム缶にこもってしまう。その後、シモンは、兄が恋人と暮らす家で一緒に暮らすことになる。そこで、シモンの強いこだわりが原因で兄の恋人は家を出てしまう。自分のことが原因で兄が失恋したことを知ったシモンは兄のために、恋人さがしに奔走するのだが・・・。

 

映画の背景

スウェーデンは、人口約950万人の国です。決して大きな国ではありませんが、世界的に展開する企業が多くあります。ボルボ、イケア、H&M等の企業は特に有名です。そんなスウェーデンは社会福祉が進んだ国としても知られています。スウェーデンは税金や社会保険等が高いのですが、その代わり、手厚い年金給付、大学まで学費は無料等、社会保障も充実しています。ただ、残念ながら、スウェーデンでどんな社会福祉が展開しているかを、日本で知る機会はあまりありません。この映画を観ればスウェーデンの人達の社会福祉に対するあたたかい視点を感じることができます。「やっぱりスウェーデンは進んでいる!!」と映画を観て実感します。是非ご覧ください。

 

                              文責 佐々木