浜松市の障がい者福祉と卒業生の活躍
先日、2007年度卒業生Hさんと、2010年度卒業生Oさんが研究室を尋ねてきてくれました。二人の共通点は、浜松市障がい者相談支援事業所の相談員であるということです。
「障がい者相談支援事業所」とは、「障がいのある人・障がいのある子ども・保護者・介助者等の相談に応じ、必要な情報提供や各種機関の紹介、障害福祉サービスの利用援助、社会資源の活用や社会生活力を高めるための支援、権利擁護のための必要な援助等を総合的に行う[i]」ことを目的とした公的機関で、浜松市から15の医療法人や社会福祉法人、NPO法人が委託を受けて運営しています。
二人はそれぞれ別の医療法人、社会福祉法人に所属し、それぞれが運営する障がい者相談支援事業所で相談員として活躍してきましたが、4月1日から事業所が区ごとに再編されるのに伴い、A区の事業所で共に働くことになりました。
また他の区でも再編後の事業所で数名の卒業生が相談員として従事することになっているようで、本学卒業生が浜松市の障がい者福祉の一翼を担っていることをとても誇らしく感じました。
今までも本学教員が市からの依頼により相談員研修を担っていますが、「卒後教育」としても独自の研修を開催し、相談員の資質向上に寄与することが本学の使命であると考えます。
そのことがひいては浜松市の障がい者福祉の向上につながるものと認識し、学科として検討したいと思います。
[i]浜松市HPよりhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/syoghuku/welfare/obstacle/kyougikai/itiran_17.html