« 2019年5月 | メイン | 2019年7月 »

2019年6月

2019年6月19日 (水)

6/15(土)に社会福祉学科特別講座を実施しました。

これからの社会で期待されている5つのSW(ソーシャルワーカー)とは

-社会福祉の専門職をめざす先輩の話を聞いてみよう-

社会福祉の専門職であるソーシャルワーカーには、今日、社会のさまざまな領域から大きな期待を寄せられています。

この講座は、本学や社会福祉に興味のある高校生や父兄を対象に、なぜ、ソーシャルワーカーが期待されているか、ソーシャルワーカーが社会的に要請される背景と、専門職としての機能と役割を理解いただくことを企図しています。

当日は、将来ソーシャルワーカーとなる社会福祉学科の4人の4年次生が、それぞれがめざす支援領域の仕事の魅力、大学4年間の学び、実習体験等を、担当教員との対談形式でお話しくださいました。

参加された皆さんは彼らのしっかりぶりに感心された様子でしたが、教員も彼らの成長ぶりに驚かされました。

それぞれの学生に対して沢山の質問をいただきありがとうございました。

後半は、2つのグループで、高校生と父兄、大学生、教員で、社会福祉の学びや学生生活などに関する話題を共有しました。

「障害者事業所ライム」特製のお弁当を食べながら、和やかに終了することができました。

高校生の皆さんが社会福祉への理解と関心を高めていただくことを期待しています。

Dscn0181

Dscn0184

Dscn0191

Dscn0193

Dscn0194

2019年6月 7日 (金)

「日本多機能型精神科診療所研究会」主催 第5回多機能型精神科診療所研究会 ―浜松大会―

日本多機能型精神科診療所研究会. 主催. 第5回. 多機能型精神科診療所研究会 浜松大会が、「地域の中での多機能のすすむべき道. ~現状からの発展を目指して~」の大会テーマのもと、2019年5月26日に浜松市内で行われました。

精神科病棟に日本の精神科医療が偏っていることはご存知の通りですが、医療構図が診療所にシフトし、かつ地域のメンタルヘルスの課題に対応していく仕組みとしての「多機能型精神科診療所」の研究が始まっています。

全国の「多機能型精神科診療所」を推進している、精神科医師や精神保健福祉士、作業療法士、看護師、公認心理師等約170人の参加者があり、大変盛り上がりました。

また、当日の運営には、本学卒業生(精神保健福祉士、作業療法士、看護師)も多数運営に携わっており、教員としても誇らしい気持ちになりました。

Photo(懇親会の様子)

Photo_2

Photo_3

(就労B型事業所製品の「ガチャガチャ」 我を忘れて2個、3個と・・・)

以下に、当日参加者として参加した今年3月に卒業した卒業生の感想を紹介します。

「懇親会と研修会では、県外の各地域の方々とお会いして話しを聞くことのできるまたとない貴重な機会でした。

研修会では、多機能型精神科診療所の現状や取り組んでいる活動について知りました。

そのなかで多機能型精神科診療所は、多職種連携での円滑な支援が出来るという強みを生かし、今後、精神科診療所や就労支援施設などの事業所がどのように効果的に多職種同士で連携していくべきかを考えていくことが必要ではないかと感じました。

そのために、事業所ひいては法人内で役割や理念など共通した目標を明確に持つことが重要だと学びました。」

Photo_4(大会では真剣な話し合いが・・・。)

写真は「大会シンポジウム パラメディカルからみた地域での多機能型診療所の意義・展開」の様子です。

少子高齢化、地域社会のつながりの喪失、核家族化や家族関係の希薄化、児童虐待、ストレス社会、精神疾患の増加、ひきこもりの増加・長期化・高齢化等、日本社会は大きな課題を抱えています。

精神医療と福祉の間はもっと連携が必要であり、支援から予防へという発想も必要になります。

課題は多い領域ですが、このような機会を活かしながら、更に多機能型による実践が推進していくように関わりたいと思います。

浜松地区の活動を知りたい方は、2017年度に出版されました「「地域における多機能型精神科診療所実践マニュアルー乳幼児から成人までの地域包括ケアシステムを目指して」をご覧下さい。

⇒ http://kongoshuppan.co.jp/dm/1535.html

(社会福祉学科 教員)

2019年6月 3日 (月)

卒業生も実習生も、地域包括支援センターで頑張っています

5月29日、大学の地元の「生活支援体制づくり協議体」に出席しました。

これは、地域の住民組織、NPO、施設、大学、行政、地域包括支援センター、

社会福祉協議会等が一堂に会し、地域課題を話し合ったり、地域で必要な活動、

実践は何かを検討したりすることを目的に開催されています。

 

Photo_2

この中で、地域包括支援センターMで社会福祉士として活躍している卒業生A君、

Bさん、5月末からソーシャルワーク実習をしているC君に会いました。

 

A君は本学卒業後数年間、別の社会福祉法人で介護を中心とする仕事に従事した後、

昨年度、転職してきたそうです。現在は社会福祉士として高齢者に関する総合相談と

権利擁護事業を担当しており、「とてもやりがいがある」と生き生きと語ってくれました。

Bさんは今年の4月に新卒者として入職したばかりです。

今は先輩職員に付いて介護予防のケースを回ったり、地域の関係者を訪ね、

連携・協働を探ったり、今回のように会議に参加したりと「修行」を積んでいるようです。

 

会議では、二人ともグループワーク報告を立派に務めていました。

 

Photo_3

Photo_4

一方実習生C君もスタッフの方々に交じってすっかりなじんでいる様子。

実習先に先輩がいてくれることも心強いですね。

会議では求められて意見を述べ、司会の人から褒められていました。

 

Photo_5

最後に三人で記念撮影をしました。

 

Photo_6