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2017年6月15日 (木)

来年度のソーシャルワーク実習に向けて ―社会福祉学部2年次生 ソーシャルワーク実習指導Ⅰの風景―

ソーシャルワーク実習指導Ⅰは、社会福祉学部2年次生を対象にして、来年度の実習に向かう事前学習を実施します。春学期は、さまざまな社会福祉領域で活動する実践者にお越しいただき、その領域や機関の特徴、現場実践の実際についてお話いただいています。さまざまな実践現場の様子を学びながら、学生は自分の希望実習領域を選択します。

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今回は、特別養護老人ホームと社会福祉協議会の現場を紹介していただきました。
社会福祉法人七恵会が運営する特別養護老人ホーム「第二長上苑」の社会福祉士にお話しいただきました。長上苑では、その人らしい当たり前の生活を、さらに、地域の一員として暮らすことをテーマに、利用者の暮らしを支援しています。施設生活の中で「当たり前の暮らし」を実現しようと試みることは容易いことではありませんが、長上苑では利用者を中心に据えた利用者主体の支援を目指していることがよくわかりました。近年は施設での「看取り」の実践例も増えているとのことです。

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 社会福祉協議会の実習領域紹介では、浜松市社協の実習担当者からお話を伺いました。社協とは、「社会福祉を推進する民間組織であり、住民が主体となって地域の福祉を実践していくための作戦を練り、応援したり、動いたりするところで、さらに、地域にある福祉課題を解決するためにあの手この手を使うところ」と、とても分かりやすい説明をいただきました。学生にとっては普段なじみのない社会福祉機関ですが、その活動は多岐にわたり、役割や機能、事業の多さに多くの学生が関心を強くしたようです。

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社会福祉学科 川向